信州ブレイブウォリアーズB2初優勝

5月4日、5日のB2 PLAYOFFS FINALが長野県で行われ、地元の信州ブレイブウォリアーズが群馬クレインサンダーズに82-63、84-77で勝利し、B2初優勝を決めた。
以下、群馬クレインサンダーズの平岡富士貴ヘッドコーチ、信州ブレイブウォリアーズの勝久マイケルヘッドコーチと片貝雅彦代表取締役のインタビュー。

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群馬クレインサンダーズ 平岡富士貴ヘッドコーチ

-今日の試合を振り返って
まずはわれわれを信じて応援してくれたブースターに感謝します。またレビュラーシーズンもプレーオフも最後で一番良いタフな試合をみせて選手たちも感謝している。
スタッフを含めクレインサンダーズに関わった皆さんに感謝します。結果的には残念でしたが、(今シーズンで)一番良い試合だったと思う。自分自身を含め力不足を感じ、またチャレンジしたいという思いと、この場(B2 PLAYOFFS FINAL)に来たいという思いにさせてもらった。今シーズン、ありがとうございました。

-負けはしたが、初の準優勝について
クラブに三年間在籍して二度の地区優勝。今年は三年目の集大成ではないが、タフなチームを作りたかった。B2で優勝してB1昇格したい目標は果たせていないが後悔のないシーズンだったと思う。

-序盤は思うような展開が出来ず、徐々に噛み合う場面もあったが、成長という部分でどう評価しているか
やはりベテランの力だと思う。自分自身は絶対に「このように(プレイ)しろ」というタイプではない。選手の判断(ジャッジ)というか、私が好きなこと嫌いなこと許せること許せないことを
ベテランが若手に練習や試合で示しながら戦ってくれた。少しずつチームの形になったのかなと思う。

-試合最後の石川海斗選手のスリーポイントはどう受け止めているか
信州はマイケルHCをはじめ素晴らしいスタッフと選手が居て、結束力のあるタフなチームだと思う。
今シーズン追いかけてきたので、どこまで対抗できるのかという楽しみもあり何かやってやろうという気持ちはあった。
『持っている選手』はBIG SHOT(ビッグショット)決めてくるが、我々も全くディフェンスしていないわけではない。石川選手は素晴らしい選手だと思う。
一気に流れをもってくる力を持った選手だ。それでも我々は熊本戦から含めてアウェイでよく戦ってくれたなと評価している。

-アーリーカップ含め今シーズンの信州についての評価
チームとしてやることとやらなければならないことが明確だ。プランを遂行する選手たちの遂行力が今シーズンになり一気に変化したし、コーチたちの信頼関係を感じた。マーシャル、マクヘンリー選手共に日本にも長くタフで、日本のバスケ、マイケルHCのバスケにも熟知している。信州以上のタフなチームを作りたいという思いはあったが、まだまだコーチの私自身がタフではないなと思う。

-チームに足りない部分は
シュート力含めてバスケットをクリエイトできる選手が信州に比べて少ない。バスケットのスタイル、作り方の違いかもしれないが信州は決められた(システム)中でのジャッジ(判断)が良く、反対に我々はまだ状況判断やシュート力がまだまだ足りていないなと感じた。(課題として掲げていた)リバウンドを取りきれなかった差だと思う。

-試合終わった直後ですが、これから何をしたいか
(笑いながら)健康診断。足首が毎日激痛に耐えてきたので手術したいと思っている。