2018年2月10日11日、島根スサノオマジック鈴木裕紀ヘッドコーチ会見インタビュー

2月11日 鈴木裕紀ヘッドコーチ

-今日の試合を振り返って
アウェイで勝利するには試合の出だしが重要。ひとつのパスでボールラインを下げたくない(リングの近くでプレーさせたくない)ので、45度の位置でのディフェンスのディナイとペイントエリアに簡単にボールを入れさせない。
この2点を試合前に選手に伝えましたが、徹底できず簡単にペイント内でシュートされていました。
ディフェンスで相手(のオフェンスを)ストップすることができなかったので速い展開もっていけなかった。
第2クウォーターは「線」として攻めることができず、個々の「点」で攻めてしまい連動性が感じられなかった。
自信を持って攻める部分とセルフィッシュ(自意識過剰)になって攻める部分が噛み合わず状況判断できていなかったのかと思います。
後半は今日始めて後藤選手をポイントガードに使ってテンポアップをするために試しました。またディフェンスのプレッシャーを継続するために彼を使い第3クウォーター23点、第4クウォーター21点スコアをあげることができました。
彼のポイントガードでのプレイタイムを伸ばしながらシーズン後半戦にチャレンジシていきたいと思います。

-アウトサイドにしてもインサイドにしても個の力(インディビジュアル)の問題ではないのか?
個の能力というのもありますが、チームでしっかり作り上げたりチームの総意で打ったシュートはストレスを感じることなくディフェンスに移行できています。第3クウォーターはできていましたが、第2クウォーターは「個」で攻めていました。オフェンスの終わり方が悪いので、トランジション・オフェンス(切り替えの速い展開)をされてしまっている。
それはコーチである私がしっかり作り上げなければならないのかなと思います。

-後藤選手のポイントガード起用で渡邊、岡本選手のプレーについてどう感じているか?
チームの良さでもあるインサイドを経由したドライブであったりキックアウト(外に出してのシュート)を二人は悩んでいる時期なのかと思う。
彼らの良さを無くしたくないので、リングにアタックするプレーを先ずはメンタルのところからしっかりと支えてあげたいと思います。

-二人(渡邊、岡本選手)のメンタルが良くない?
そうですね。勝利に結びついていないことと自分たちの良さであるドライブが相手に研究されていて、ピックアンドロールのピックの部分もアンダー(引いて)で守られていることもあります。その部分も彼らにはツラいことだと思います。