2月13日(日) 大阪エヴェッサ vs 新潟アルビレックスBB 試合後インタビュー

2月13日(日) 池田市五月山体育館で行われた 大阪エヴェッサ vs 新潟アルビレックスBB 試合後インタビューです。

********************

2月12日(土)の試合はこちら | フォトギャラリーはこちら

スコアボード

2月13日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
大阪エヴェッサ 18 13 23 16 70
新潟アルビレックスBB 18 21 13 8 60

【スタート】
大阪エヴェッサ:#1ブラックレッジ、#3ナイト、#22田村、#33高田、#50マーシャル
新潟アルビレックスBB:#1澤岻、#16ダウィッツ、#25アシュビー、#30ヴィーズリー、#32池田

【レフリー】
石榑、平出、Gonzo

【観客者数】
1431人

【主な個人スタッツ】
大阪エヴェッサ:ブラックレッジ16得点7リバウンド2ブロック、ナイト12得点11リバウンド4アシスト、高田10得点6リバウンド
新潟アルビレックスBB:アシュビー13得点12リバウンド3ブロック、池田12得点、ダウィッツ11得点5リバウンド

********************

大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェル HC
―今日の試合の総括について
全体的には良いゲームだったと思います。第2Q、ターンオーバーがたくさん出て自分達が苦しんだのはあるんですけども、集中しなおして立て直したところと、やはりプレスが効果的に効いたのかなと思います。多分向こうのオフェンスを混乱させることが出来ましたし、そっからターンオーバーを誘ってイージーなシュートを決めるタイミングがあったので、その辺が効果的に活きたのかなと思います。非常に全体的に良いゲームでした。

―ジュリアス・アシュビー選手に対して必ずダブルチームに行くようにしたのは指示だったんですか?
そうですね。指示したのはダブルチームか、しっかり手を出して彼からとにかくボールを離させるようにしました。あのまま彼に持たれてストレートにバスケットに向かわれると苦しい展開だったので、彼にボールが渡った時はアクションしてボールが離れるように指示しました。

―後半にかけて修正した点は何かありますか?
特にターンオーバー(を気をつけた)。新潟のすごいアグレッシブなディフェンスで、多分向こうの意図としても僕らに慌てさせてターンオーバーを発生させようというところがあって、(前半)かかってしまったところもあったので、もう一回集中して冷静にボールサイドを強くプレーするっていうところと、慌てないで多分メンタルの部分だと思いますのでとにかくタフに挑戦していこうと指示しました。

―するとメンタル的なところが大きいですか?
精神的なところで非常にアグレッシブに出てきていたのが新潟だったので、恐らく僕らにスピードアップさせて、そこから慌てさせてターンオーバーを狙ってきてるところがありましたので、それに負けないようなメンタルをしっかり整えて挑もうというところで何とか修正出来ました。

―第4Qの最初のところでトラップを仕掛けたのは作戦ですか?
特にあそこまでずっとゾーンディフェンスで、同じパターンで来たので、彼らに違うところを見せるっていう意味でも、でかい選手が良いボールハンドリングしてましたので、プレスかけて一気に畳み掛けようってところで効果的に効いたのかなと思います。

―ケビン・タイナー選手が加入して、台湾代表の選手も加入します。特に第2Qにどういうふうに使う予定ですか?
台湾の選手はテープでしか見てないので、練習、チームに合流してから、ケミストリーを見ながらバランス取りながら、どのように使っていくか考えたいなと今思っています。ケビンは本当にスピードのある選手ですし、他の選手にプレーさせる良いビジョンとパスを持ってますので非常に大きなオプションになっていると思います。

―今日の田村選手に対しての評価は?
大輔には指示は特に無く、自由にプレーして良いってところなんで、他の選手も同様なんですけども特に大輔は自分に自信を持ってもらって、この数試合本当に大きなゲームをこなしてきて、試合試合ごとに非常に自信を高めてると思いますので、試合前にしっかり自分は出来るんだと心の準備を整えて、どんどん積極的にプレーしてもらいたいなと思います。

********************

ウィリアム・ナイト 選手
―今日の試合について
非常に良いゲームだったと思います。特にケビンはやっぱりもう一個、良いリズムとか良い影響をチームに与えてくれて、ディフェンスも非常に集中出来て良いゲームだったと思います。

―ケビン選手についてその影響というのは具体的には?
ポイントガードとしてチームを良くコントロール出来てますし、ディフェンスもアクティブに出来る良い選手だと思います。

―ケビン選手も加入し、台湾代表の選手も加入しチームが変わろうとしています。期待する面はありますか?
チームとしてファーストブレイクで、そして良いプレス、ディフェンスでプレッシャーをかけれるチームとしてまた生まれ変われたらなと思います。

―ナイト選手ご自身が1番ポジションでプレーする機会も今シーズン度々ありました。負担が軽くなるという面はありますか?
単純にそういうプレッシャーが無くなるっていうのはあると思うんですけど、僕は1番から4番まで全部プレー出来るつもりで準備してますので、その辺は問題ないと思います。

―試合とは全く関係ありませんが、マーチマッドネス(NCAAトーナメント)が近いです。母校の結果は気になりますか?
そうですね。でも、まずはPAC10トーナメントを勝ってもらいたいなと思います。

********************

新潟アルビレックスBB

廣瀬 昌也 HC
―今日の試合の総括について
いや、もう大事なとこターンオーバー続いてしまって、そこだと思います。第4Qの入りもそうだったし、第3(クォーター)の終わり方もね。うーん・・・ちょっと慌ててしまって、まだ力が無いっちゅうことなんで、はい、仕切り直して頑張りたいと思います。

―この2連戦オフェンスの軸が見えなかった気がするんですがいかがですか?
今日前半すごく良かったんですよね。修正して我慢強く戦えたと思うんだけども、後半やっぱ外が入らなくなった時にやっぱり我慢しきれなくなってしまう。そこんところをもっと我慢強く戦わなきゃいけないなとは思います。

―その我慢強くというのは具体的には?
やり続けることですよね。そうじゃなくて崩れてしまって慌ててしまってターンオーバーっていうパターンだったんで、我慢強く、我慢強くやるしか無いし、もう一度インサイドからアウトサイド、もう一回インサイド使っていくってことも覚えていかなきゃいけないし、今やってることをやり続けるってことがすごく大事だと思います。決して悪くは無かったと思う。前半はすごく良い形で出来てたし、後半それが続かなくなってしまう。で、慌ててターンオーバーなってしまう。だからそこを我慢強くやっていかないと、なんか小手先でなんかやろうと言ってもなかなか。そん時は良くてもやっぱ最終的にシーズンずっと通してゾーンに対してこういうふうな形って絶対見えてこないから、決して悪くは無かったと思うんで我慢強くやり続けられることってすごく大事だと思うし、ディフェンスがちょっとかぶってきたとこに、そん時の状況判断で、オプションとしてはこういうふうにやっていくんだっちゅうことを学んでいかなきゃいけないと思うし、それを我慢強くって思ってます。

―第4Qの最初の5分間で得点が2点しか取れなかった。澤岻選手を出さずで、他の選手でボールをプッシュアップ出来なかったように見えました。それについては?
プレスやられてガードがね、慌ててしまった。ガードといってもポイントガードは齋藤(崇人)だけじゃなくて、ウィリー(ビーズリー)もそうだし、根東(裕隆)もそうだし、やっぱプレスかけられて慌ててしまったっていう、そこはもう慌てるなしか言いようがないんでね、そういう意味では強い気持ちで行って欲しいと思う。プレッシャーに対して慌てるんじゃなくて、強い姿勢で自信を持ってやっぱりやって欲しいなと思いますね。

―ゾーンプレスにあんなに長く引っかかるのは頂けないなと思いますが。
だからウィリーもそうでしょ。で、ニックもそうだったし。タイムアウト取って「こうだよ」って言ってポジション修正したんだけども、それ以降引っかかっては無いんだよね。最初の2分間だけなんだよね、プレスにひっかかったのは、実際は。それ以降は引っかかってないんで、だからあそこのところプレスダウンって言った時に、ウィリーが慌てて最初根東への長いパスかな、もうあそこからちょっと慌ててる。全く(周りが)見えてない。配置は悪くなかった。落ち着いて(ボールを)捌けば良いだけなのに。慌ててしまって。だからその辺が技術的なことなのか、それともメンタリティーのことなのか、そこんところは改善していかなきゃいけないし、自信を深めるっていう意味では今あることで「ディフェンスがこう来たらこうだ」っていう対応をしっかりと学んでいかなきゃいけないと思います。

―2連戦を通してジュリアス・アシュビー選手のところを抑えられた?
最後もね、プレッシャーかけられて・・・。いや、前半すごく我慢してくれて悪く無かったんだけども、後半やっぱりもう入らなくなってしまって、で外だけになってしまった。あっこで一回ジュリアスを起点には作ってるんですよね。捌いてくれてるんだわ。我慢強くやってくれてるんだわ。それをリバースしてもう一回しなさいって言って、またダブルチーム来るから、それで打つしか無いよね。それが今日は入らなかった。それをニックとかアタックをかけてくれるんだけども、ウィリーもかけてくれたんだけども、スコアに結びついてない。だからこの辺の合わせの問題ちゅうのも、これから課題に出てくるだろうし、どうやってスコアしていくのかっちゅうのは、やっぱり学んでいかなきゃいけないですよね。ただその過程?過程は「今日はもう思い切って打ちなさい」って言ったんです。もう(シュートが)入んなきゃ勝てない。もう勝負なんだから、入るか入んないかしか無いんだから。チームとしてこういうシチュエーションで来たときには打ちなさい、こういうシチュエーションで行ったときにはジュリアス打ちなさい、今日は明確にそこに集めてっていうことをやってたんで、やったことに関してはそんなに悪くなかった。結果が伴わないだけでね。とは言っても結果伴って勝たないといけないんで。こういう状況でジュリアス入らなかったらどうすんの?ていうのは我々が修正していかなきゃいけないことだと思います。だから今やってることを自信持つところはしっかり持って、ダメなところはしっかり反省して、やっぱり得点するってことに対して修正はしていかなきゃいけないと思います。

―昨日から今日にかけての修正というのはシチュエーションごとに、この場合は行きなさい、こういう時はこうしなさいということですか?
そうそう。もうちょっとインサイド集めなさいってことを。インサイドでこうしたらこう、こうしたらこうって。それはお前らが判断しなさいと。それはゾーンだろうがなんだろうが出来てたんで。マンツーと一緒だと。あとはダブルチーム来るか来ないかだけなんで。それは先週もそうだし、ずっと我々がジュリアスに対してダブルチームされることは課題なんでね、だから彼自身が行きたいけれども辛抱強く。昨日は外も出来ないから彼が自滅してしまった。でも我慢強くはやってくれた。ただやっぱりフィニッシュだよね。30何パーセントだよね。フィニッシュ、まぁ、トラベリングもあったけど。あれはトラベリングじゃないと思うんだけど。残念なところもあったけれども。

―これでまた星が五分(ごぶ)に戻ってしまいました。残り22試合しか無いんでここでの五分っていうのちょっと痛いかなと思いますがいかがですか?
そうですね。非常に痛いです。非常に痛いし・・・とは言っても終わってしまったことなんで、もう一回仕切り直すしかないし。というか彼らが、一番怖いのは「これで良いのか?」って(思ってしまう)ことだと思うんですよね。いやいや、やってることは間違ってないんだから、次どう修正加えていくかってことをやっぱり見失わない、自分達を見失わないってことがすごく大事だと思う。そりゃ調子が良い時もあれば悪い時もあるし、バイオリズムだってあるんだろうから。ただゲームっていうのはすごく難しくて、それを自分達が自信を持って遂行してやりきれるかどうかだよね。その結果優勝出来ました、出来ませんっていうのは、それは僕自身の方法の仕方の責任なんで。ただ選手はそれはやっぱり信じてやるしかないし、やり通すしか無いと思う。それはもうこうやってやるんだっていうものに対して、若干の修正、いろんな枝葉は出てくるかもしれないけども、大きな幹っていうのは絶対変えたくないし、そこ変えてしまったら今まで何やってきたって話なんで。それはこれから少しずつ少しずつ修正を加えていかなきゃいけないなと思いますけどね。

********************

ニック・ダウィッツ 選手
―今日の試合について
今日だけじゃないんですけど昨日今日とちょっと我々の、新潟のバスケットっていうものがしっかり出来なかったと思います。恐らくは大阪のゾーンが効果的に効いたんだと思います。オープンのショットもたくさん打ってたんですけど、それをしっかりと決めることが出来なかったとうのがすごく大きかったので、この2試合よりももっと良いバスケットをしっかりしていかなきゃいけないなと思います。

―この2試合プレータイムが少なかったように感じましたが、コンディションが良くなかったのでしょうか?
別に健康面に怪我などがあるわけではなくて自分自身先週の試合と比べると良いプレー出来てなかったと思いますし、そういう中でコーチはもちろん一番相手に対して効果的なラインアップを探していくと思うので、その中で違う選手を入れていろんなラインアップでプレーしてたんですけど、正直なところチーム全体として残念ながら効果的なラインアップというのはなかなか機能しなかったと。全員チームとして上手くプレー出来なかった。自分自身はプレータイムが5分だろうが10分だろうが、チームが勝てばそれが一番だと思ってますし、プレータイムが少ないっていうのは別に問題ないんですけど、自分自身も先週と比べると良いプレーは出来なかったと思います。

―相手のゾーンディフェンスに対してどういうアタックをしようと思っていたのか?
今日は大阪のゾーンに対して特にたくさんいろんなことを試したんですけど、ハイローのプレー、インサイドアウトでボールを動かしてっていうオフェンス、そういうコンビネーション、いろんな組み合わせを変えながら試したんですけど、オープンでもシュートを打ててたんですけど、その作りは良かったと思うんですけど、しっかりとシュートを決めることが出来なかった。一般論としてバスケットボールで60点の得点で勝つというのは難しいので、オープンのシュートを打ってたけどしっかりとそれを決めきることが出来なかったというところだと思います。

―4Qの出だしの相手のプレスで攻撃の時間を減らされてリズムを乱された。そのプレスにはどういうふうに対抗しようとしてましたか?どこが上手くいかなかったのか?
大阪はあそこでプレスをしてきて、それまでと違う守備で我々のリズムを崩そうとしたんですけど、正直なところ我々があの時に急にプレスに対応することが出来なかったですし、しっかり準備出来たと言えなかったですし、ガードに対するプレッシャーでそこからターンオーバーしてしまったので、大阪の戦術が上手かったなと思います。やっぱりうちがターンオーバーすると大阪の流れになるし、自信も上昇するし、その中でしっかりとプレスに対応することが出来なかった、プレスに対するオフェンスをフィニッシュまで持っていくことが出来なかったのは我々の良くなかった点だと思います。そういうところも全部含めて今週の結果について我々のチーム全員誰も嬉しく思ってないですし、もちろん。今うちは(調子が)落ちてますけど、しっかりとそういう大阪のディフェンスに対応することが出来なかったと思います。

********************

澤岻 直人 選手
―今日の試合について
うーん・・・難しいね。

―難しいの一言ですか?
難しいね。

―具体的に言うと?
いろんなことかな。ディフェンスはまぁまぁにしても、やっぱりオフェンスが噛み合わないね、なかなか。やろうと言ってることをやってるんだけど、やっぱりスコア出来なかったら意味無いからね。惜しい部分やファール吹かれない部分もあったけど、でもやっぱり結果点を取ってないからね。やっぱり中もダメ、外もダメとなるとかなりキツイよね、うち。飛び道具出てこないとダメだし、(チームが)乗らないし、でインサイドで繋げないと苦しいし、もうはっかりしてるよね、うちは。入らなくてもそれで負けたら良いって言うけども負けたくないよね、そんなんで。じゃ、入らなかったらどうするんだよっていう、そういうところをね、もっと考えたいなとは思うんだけどなかなか上手くいかないかな。

―星がタイ(5割)です。残り22試合、厳しくなってきたかなと思いますがいかがですか?
今の新潟はプレーオフで戦うためにっていうことを言ってられないと思うんだよね。他の選手を伸ばすとか使っていって上手くアジャストしていくっていう、そういう余裕は何も無いと思うし、やっぱりこう選手をもっともっとこう勝つために選手を選んでいかないと。ちょっと疲れてるからこれやってみよう、あれやってみようっていうオプションはいっぱいあるのかもしれないけど、やっぱりチームのベストメンバーで戦わないとね、苦しいんじゃないかなと思うけどね、今はね。やっぱりこう勝てるチャンスのあるチームをね、落としてきてるでしょ、うち。宮崎にしても。

だから強いチームに当たるとやっぱり1勝1敗というのもなかなか難しいから、やっぱり2勝出来るところには2勝しにいかないといけないんだけども、やっぱり勝てないとね。弱いんだよね、きっとまだ。まだっていうか弱いんだよ、確実に。確実に弱いんだけどどうにかプレーオフに行ってどうにか自分達でチャンスを掴むっていうことをね、考えないと。今日の試合がどうだ、次の試合がどうだ、じゃなくて今日の試合が最後の試合なんだって思うぐらい本当は気持ちを入れていかないといけないし、そのために準備していかないといけないんだけど、ニック(ダウィッツ)が来たこともあっていろいろこうチームの中でも、いろいろね、難しい部分も出てきてるし。