兵庫ストークス、鹿屋体育大戦に勝利(8月9日)

8月9日(木) 履正社医療スポーツ専門学校 体育館で開催された兵庫ストークスvs鹿屋体育大学の試合は、JBL2兵庫が92-49で鹿屋体育大学をくだして勝利しプレシーズンゲーム、2勝目を飾った。


(写真・新加入のマイケル・リファーズ選手)
第1Qから新加入のマイケル・リファーズ選手を中心にインサイドを支配すると一気に差をつけ55-16と39点リードで前半を折り返す。後半、ベンチメンバー中心の構成になると鹿屋体育大学のオールコートのプレッシャーディフェンスにやや苦戦を強いられる場面も見られた。

兵庫はこのあと、8月31日(金)にパナソニック・トライアンズ、9月14日(金)にリンク栃木ブレックスとプレシーズンゲームを行う予定となっている。
(写真/文=金澤 朱志)

スコアボード

8月9日(木)13:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
兵庫ストークス 33 22 19 18 92
鹿屋体育大学 8 8 14 19 49

【スタート】
兵庫ストークス:#3松崎 賢人、#7中村 大輔、#9谷 直樹、#10マイケル・リファーズ、#31松山晃士

試合後コメント


BTテーブスHC

―どういうところにポイントを絞って試合に臨みましたか?
今日の相手は大学生ということで実力的にJBL2と同じではありません。練習だけだと選手たちも退屈してしまう部分があるので、今日はゲームをするということがポイントでした。

前半はスターティングメンバーを使ったことで相手を16失点に抑えました。後半、控えの選手達を中心に使い始めたら鹿屋(体育大学)も良いゲームをしてくるようになりました。後半に起用した選手達は、ゲームの経験が少ない選手達なので、そういった意味で今日は良い機会になったと思います。

この試合だけではなく全てのプレシーズンゲームにおいてのポイントは、どの選手がどういうプレーを出来るのか、出来ないのかを見極めるためのゲームです。そういった位置づけで、今回は戦いました。

今日はディフェンスで神原(裕司)がいい働きをしてくれたのが大きかったです。先週の大塚商会との試合に比べると道原(紀晃)は活躍できなかったですけど、それはルーキーであるがゆえに波がある部分です。これからボールハンドリングを教えていかないといけないです。

今のうちの選手8人に関しては自信を持ってるし、昨シーズンには無かったインサイドの強さも誇れるところではあります。昨季は全員でリバウンドを獲りにいくというような、インサイドを全員が気にしながらプレーしないといけなかったのですが、今年はすごく安心しています。今季はガードはガードの役割に集中できるから。パナソニックとの試合が本当に楽しみです。

―今季ヘッドコーチはGMも兼ねられますがどういった点を主な補強ポイントにされたのですか?
リバウンドに強い選手。そういった中でもマイケル・リファーズを獲得しました。彼は若い選手ですが、カナダの全ての大学の中でリバウンド2位の実力を持っている選手です。これからの成長がすごく楽しみな選手です。自分の役割がわかっていて全然波がない選手だと思います。ポストオフェンスはまだまだですが、JBL2のレベルなら充分に通用すると思います。

―今シーズンもチームの軸がディフェンスであることは継続ですか?
もちろんです。

―昨シーズンより上積みできている部分はどんなところですか?
やっぱりインサイドプレーヤーがいることで(相手チームに)簡単に失点を許さないと思います。そのおかげでガード・フォワード陣がもっとボールにプレッシャーをかけられます。ディフェンスにとっては一番理想的な形です。

―シーズンを戦うにはベンチプレーヤーのレベルアップが不可欠ですが。
もともとそれがうちの目標です。最後のプレーオフまで出来れば9人は使いたい。1シーズンは長いです。昨シーズンは松崎や谷をずーっと出したから体がボロボロになった。(今シーズンは)そうならないように若い選手を練習させます。

―昨シーズンから在籍する選手達はプロらしくなりましたか?
1年目を経験していることが大きいですね。私から言わなくても(プロとして)意識しているようです。

―これから開幕まで、どんなところに重点を置いてトレーニングしていきますか?
良い選手が揃っている中で重点を置いてやっていかないといけない事は、(シーズンを)一緒にプレーしていくということ。すぐに出来ることじゃなくて時間がかかることです。今から開幕するまでにしっかりと「チーム」を作っていきたいと思います。

昨年やったパナソニック戦よりは良い試合を見せられると思っています。けれど8月31日にチームとして出来ているかとういうと、まだそうじゃない。パナソニックとの試合までは使える選手をどんどん使って、試合で戦える準備をさせます。パナソニック戦のあとはシーズン開幕まで残り1ヶ月となります。シーズンに照準を合わせてチームを作っていきたい。

昨年(のパナソニック戦)は緊張していて、僕達はイージーなシュートも全然入らなくて、相手に簡単にシュートを決められるような状況を作ってしまいました。今年は違う展開ができるんじゃないかと思います。