【プレミアム限定】信州・青木幹典HC 京都・浜口炎HC 信州・ラケット選手インタビュー(2月18日)

2月18日(土) 伊那市勤労者福祉センター体育館で行われた信州ブレイブウォリアーズ―京都ハンナリーズの試合後インタビュー。信州:青木幹典HC、カイル・ラケット選手。京都:浜口炎HC。
(文=宮川 紀元)

京都ハンナリーズ

浜口炎HC
―今日の試合の総括
ディフェンスのローテーションは非常によかったんですけど、要所でワイドオープンの3ポイントを、日本人プレイヤーを含めて決められてしまったという印象です。

―オーレット選手の欠場の理由は何でしょうか?
ちょっと腰を痛めているんで。

―向こうの日本人選手は、ある程度離して守ったのでしょうか?
いや、そんなことないです。普通です。今まで通り守っています。

―第3Qにかなり差をあけられてしまいました。
まあローテーション(のミス)から向こうのビックショット、3ポイントが決まったかな、という印象なんですけど。

―自分たちのオフェンスに関しては?
うちは80点取れれば何の問題もないので。うちは普通は失点が72点のチームで、得点は60点台でも問題ないので。別にオフェンスは気にしてないです。

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信州ブレイブウォリアーズ

青木幹典HC
―今日の試合の総括
先週の大阪戦から自分たちのバスケットができていたんですけど、なかなか勝ちに結び付けることができなかったので。そういった意味で、先週の大阪戦よりもチームのバスケットがしっかり実践できて、勝ちにつながったのでうれしく思います。

―日本人選手が結構決めてくれたかな、という印象ですが。
そうですね。今日、アシストが17なんですね。やっぱり、京都っていうのはボールをしっかりシェアして、ターンオーバーが少ないという緻密なバスケットをやるチームなので、そこにアシストも勝ってますし。ターンオーバーは15って多いですけど、まあ相手よりは少なく抑えたので、そやってボールを回して、決めるべきところで決めてくれました。

―92得点は過去最多ですが、これが理想的ですか?
そうですね。85から90は目指したいとずっと思っていたので。

―試合後の勝利インタビューに宇都宮選手を指名したのはなぜでしょう?
いいところでね、決めてくれたんで。プレータイムもたぶん、今シーズン一番長いんじゃないかと思います。その中で外国人選手ともマッチアップして、しっかりシュートを決めてくれたので、彼の活躍は大きかったかな、と思います。

―インサイド陣について。
今日は全体を通して、京都がひとり怪我しているというのもあったんですけど、高さ的に負けたくなかったし、負けていなかったと思うし。外国人選手は本当に一生懸命、自分の役割というか仕事をやってくれて。
前半は特に日本人選手にやられていたというのがあったので、「外国人選手はこんなに体を張ってインサイドで頑張っているのに、アウトサイドの日本人がちょっとだらしない」と、ディフェンスの部分に関して檄を飛ばして、それが効いたかどうかわかりませんが、まあしっかりやってくれて、それが勝ちにつながりました。

―カイルがリバウンドを頑張りましたね。
そうですね。ぶっちゃけ京都は7フッター3本いますんで。カイルが復帰して高さ的にも負けないと言うのがあって、タイラーがちょっと足を怪我したときとか、ファウルトラブルになった時を含めて、そういう時にもう一本、ということでカイルの獲得を決めたので、いい仕事してくれたと思います。

―戦力的にも戦術的にも準備は整ったという感じですか?
そうですね。もうここから新しく取り組むとか、修正しなきゃいけないと言うのはないので。自分たちがやらなきゃいけないこと、やってはいけないこと、すべて整理されてますので。それをいかに選手たちが40分間、徹底してやっていけるかというところなので。ちょっと遅い感もありますが(笑)、まあ若いチームなので、この時期に全員が整理できて、理解してくれているので、ここからやっぱり勝ちにこだわって、1つでも借金返していけるように。まだプレーオフの6位圏内は諦めてませんので、1試合1試合大事にやっていきたいと思います。

―西のチームに勝つのは初だと思うのですが。
そうですね(笑)。大敗ということはなくて、勝負になるなという手ごたえはあったんですけど、そこから得た経験とかもあって。それを最終的に整理して、大阪戦に臨んで、大阪戦からチームとしてはいい形になってきているので。まだ西のチーム(との対戦が)あるので、あまり西高東低って言われないように(笑)、がんばりたいと思います。

―6位圏内に滑り込むためには。
連勝しないと借金は減っていきませんので。25勝ラインを目指して、一生懸命頑張りたいと思います。

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カイル・ラケット選手
―途中タイラーが怪我をしてしまいました。
チームの中でとても仲のいい選手だったので、彼のことがすごく心配でした。
それと同時に、ゲームに集中しようと心がけました。

―京都のインサイド陣はかなり強力ですが。
タイラーがこのリーグで一番強いインサイドプレイヤーだと思っています。彼とはいつも練習で対峙しているので、彼に対していいプレーができればこのリーグのどんなでかいやつにも劣ることなくプレーできると思うので、全然問題にはなりませんでした。

―ホームは初出場ですが。
チームにもフィットしていたと思いますし、それと同時にブースターの皆さんの声援がすごくうれしかったです。今までのプロのキャリア、もしくは大学のキャリアの中で、一番いい応援の中でプレーできたと思います。それに関してはすごく感謝しています。

―リバウンドとブロックショット、どちらにこだわりがありますか?
両方です。とにかくコートの中で存在感を表すために、どちらにも気を入れてやっています。