5月8日(土曜) 埼玉ブロンコス-新潟アルビレックスBB@新潟市東総合体育館 試合後の記者会見
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埼玉ブロンコス:福島ヘッドコーチ
(今日の試合について)
「シュートが入らなすぎて、そこが凄く残念ですね。マリオとカービーの所でFG率が15%とか15%で(マリオ・ジョインターFG2/15:13.3%、カービー・レモンズFG2/14:14.3%)、(チーム)全体のFGも30%と、非常に残念でならないです。
オフェンスがコンヒューズ(混乱)してしまったというイメージは無くやっている中で、ショットの精度が非常に低かったのが残念です。そのショットの精度が悪いにも関わらず、(ディフェンスの)ピックアップが悪くなったりとか、ディフェンスが少し我慢しきれずにギャンブル的になったりとか。ウチとしては非常に残念ですね。
プレイオフが無くなっていてもなんとかチームを1つに持っていこうとしている中で、今日のゲームは残念で、僕自身がっかりしています。明日、彼らがどういうつもりでやるのか分からないですけど、このシュートの確率ではベンチも何も出来ないので、しっかりとシュートを入れて欲しいな、というところですね」
(リバウンドに関しては埼玉らしさが出ていたと思うのですが、そこからシュートに繋げられなかったのでしょうか?)
※チームリバウンド埼玉63-47新潟、オフェンスリバウンドは埼玉30-10新潟
「単純にゴール下のシュートが落ちているのもあるし、そこじゃないですかね。新潟さんが小さかったけどインサイドをフィジカルに、ペイントの中で体を寄せていたんだと思います。
新潟さんが開き直って、前半に外国人を休ませて日本人でしのいでいた時にその辺のフィジカルさが出て、ファウルになるかならないかというジャッジメントの部分を含めて、レフリーも一緒に引き込んだかな、と。そこに対してウチが我慢しきれなかったんじゃないかと思います。
それにしてもゴール下のシュート、2ポイントFGの確率がこれだけ悪くて(2ptFG16/52:30:8%)、FTが5割行かない(8/17:47.1%)、リバウンドが15個くらい勝っていて、ターンオーバーが一緒(両チーム13個)、と。非常に残念でならないですね。明日集中力をちょっと出して、埼玉のブースターさんもたくさん来てくれていたし、新潟のお客さんも最後だし、いい試合をして、レギュラーシーズンを終えたいなと思いますんで、明日は切り替えて頑張りたいと思います」
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新潟アルビレックスBB:廣瀬ヘッドコーチ
(今日の試合について)
「また明日があるんですが、今日はリバウンドを散々取られているんで、リバウンドのところをしっかり修正しなければいけないんですけど、まぁ何本か後ろから取られているのはサイズの問題もあるので、(中に)入れさせないようにボックスアウトのところをしっかりと確認していきたいなと思います。
いずれにせよ、プレイオフに向けていい形で、明日も自分たちのバスケットをやれればと思っています」
(ウチェ・エチェフとタイロン・レヴェットが欠場する中、日本人の頑張りについて)
「そうですね、体を張ってくれていたし、池田は前半(ファウルが)ゼロだったので、後半は、リバウンドを取られたらファウルしなさい、と。そういった地味な部分も決してサボれないんですけど、そういった所も非常に頑張ってくれました。ボックスアウトに関しても、ファウルを1つ取られたんですけど、あそこも凄く戦ってくれました。
水町、池田、齋藤にしろ、みんなフィジカルに頑張ってくれたと思います」
(竹野選手でのオフェンス面での評価について)
「明日どういう風に(埼玉が)対応してくるか、という事だと思います。
今日は第3Qでピックアンドロールで入る時に、(埼玉は)ピックを使わせない方向での守り方をしてるんですね。
それによくアジャストして攻めてたということ、その後はピックを使う方向に簡単に行けていたので、そのディフェンスを明日どう修正してくるかで、本当の対応能力が問われるんじゃないかなと思います。
1つ良かったのは、アジャストして、向こうのやりたいディフェンスをやらせなかった、そこで糸口を見つけて、自分の持ち味を出せたというのが今日で、明日むこうがどういったディフェンスをしてくるか、それに対して彼がどう対応するか、という事だと思いますね」
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新潟アルビレックスBB:竹野選手
(今日はオフェンス面で積極的な姿勢が見られましたが)
「オフェンスは良かったですが、意識していたのはディフェンスです。廣瀬さんに言わせればまだまだなんでしょうけど、今週1週間ずっと言われていたことは、それなりに出来たかな、と思います。それがオフェンスに繋がったと思います」
(ディフェンスで意識していた事とは?)
「予測ですね。誰かがドライブしてきた時に、次にここに来るだろうという事を予測して、それに反応する。
その反応の早さとか。もっともっと出来ると思うんですけど、これからもっと練習して行くところです。今日はまぁ良かったと思います」
(ディフェンスのリズムがオフェンスに繋がるという事ですか?)
「そうですね、しっかりと足を動かすので、それが自然とオフェンスに繋がるのかと」
(オフェンスのプレーはイメージ通り?)
「イメージ通りというか、ハイピック(ハイポスト近辺でのピックアンドロール)からのプレーというのは、練習でも、(ディフェンスが)どういう風に対応してきたらこうしようとやっているし、ここ最近ハイピックを使っていて、今日のディフェンスのように片側のサイドに完全に寄ったディフェンスをしてくるって予想が付いていたので、そこの対応もイメージ通りに出来たと思います」
(しばらくベンチスタートが続き、またスタートに戻っていますが、プレイオフに向けての調子は?)
「そうですね、もう3位というのは決まって、(残り試合を)消化試合にしようと思えばいくらでも出来るんですけど、ヘッドコーチからは「プレイオフに出ている気持ちでやれ」とミーティングで言われているので、その辺は順調に来ていると思います」
(今日の試合は日本人選手の出場時間が多くなりましたが)
「そうですね、池田さんが、いつもは(ゾーンの)上のディフェンスだけど(今日は)下でやっていてめちゃくちゃ体力を消耗したと言ってたんですが、でもそれくらやったおかげで相手も嫌だったろうし、しっかり押さえられたところもあったので、みんなの気持ちが全面に出た試合だったと思います」
(来週セミファイナルで対戦する仙台には、ここまで悔しい結果が続いていますが、その仙台戦にむけて)
「しっかりと準備すれば試合の時もいいプレーが出来るので、しっかりと練習で準備して試合に臨むという、それだけです」
(今日の試合はリバウンドを多く奪われましたが、明日に向けての対応は)
「当然そこは修正しなきゃいけないと思うし・・・30くらい取られてますよね。それを簡単に(シュートに)決められていたら、今日の試合のような展開にはならないので、1回でリバウンドを押さえるようにしたいです」
(明日の試合への意気込みは)
「プレイオフで戦うような気持ちで戦えば、いい締めくくりが出来ると思うので、その気持ちだけでプレーします」
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5月9日(日曜) 埼玉ブロンコス-新潟アルビレックスBB@新潟市東総合体育館 試合後の記者会見
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(今日の試合について)
「前半、昨日よりしっかりフィジカルにディフェンスしてくれて、相手のリズムを崩してくれました。
昨日はソフトで、特に外国人の集中力が無かったんですが、今日は上手く集中力を出してくれて、前半を自分たちのリズムでディフェンスを戦う事ができたと思います。昨日はインサイドのフィニッシュが凄く甘かったのですが、外国人の集中力が全く無かったんですね。その辺を最後の試合でしっかりやりなさいという事で、FG率も50パーセントを保ってくれました。
リバウンドは昨日と同じようにアドバンテージがあるという事で、ゾーンオフェンスの時に、必ずペイントの中に2人いるようにウチのビックマンに指示しました。オフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンドは昨日より取ってるし、当然新潟さんより取ってますんで、その辺が勝因かと思います。」
※リバウンド:埼玉71-42新潟、オフェンスリバウンド埼玉32-17新潟
(シーズンの総括について)
「そうですね・・・。年明け、沖縄と1勝1敗で、京都に1勝1敗。借金2つでずっと我慢していた所で、チームもいろいろあって、テレンス・ロバーツが帰国したりとか、チームが1つにまとまらなければいけないところで、それが出来なかった、と。
やはりこのチームは我慢しなければいけないと思うんです。今年の埼玉を見る限り、(オフェンスの)ファーストオプションが無い。インサイドにファーストオプションがあって、アウトサイドにシューターがいるとか。インサイドとアウトサイドに、20点取れる外国人が2人いるとか。
それだったら何とかできるんですけど、やはり(埼玉は)我慢しながら戦うという事は、ディフェンスでリズムを作って、ボールと得点をシェアしながら・・・と。こういったチームのケミストリーを練り上げなければいけないというのが、やはり僕の力不足で、短期間でそこを我慢出来なかった、と。
今日のゲームはいい所がたくさん出ていると思うんです。ボールが回りながらシェアして、得点をシェアする。その中で、当たっている人にボールを集める。こういったシンプルな事を積み上げたかったんですが、その部分が(シーズンを通じて)出来なかったですね。
途中、特にディフェンスで集中できない期間があって、バタバタと負け出した時に、そこで踏ん張りきれる力がなかった、そこまで(チームを)作れなかったというのが僕の反省点です。
やはり途中で10連敗くらいしたのが痛かったですね。あそこでトントンくらいなら良かったんですけど。
プレイオフに行くチームもあれば行かないチームもあるので、埼玉として何かを積み上げていかないとですね。(埼玉は)毎年同じような所にいるので、そこの積み上げ算を、チームとしてキチッとやっていくのが、埼玉の課題だと思います。
今年出来なかったこと、出来たことを来シーズンに積み上げていけばもっといいチームになると思うので、出来れば来年もまた頑張りたいと思います。」
(この1年は、福島ヘッドコーチにとっても新天地での再出発であり、ブースターにとっても期待の高まるシーズンだったと思いますが、ヘッドコーチとして苦労したところは何でしょうか?)
「そうですね、力入りすぎたんかな。
富山の時は参考に出来るか分からないですが、埼玉に来て、新しい選手がいろんな所から集まって、外国人も新しい選手が入って。
その辺で、チームのケミストリーの難しさというか。選手の中で、誰がリーダーシップを取るのか。そういった所で、難しさを感じたシーズンでした。
バスケットがどうのこうのと言うよりは、チームを1つにまとめるメンタル的要素と言うか。例えば得点で引っ張る選手がいたりとか、ディフェンスで引っ張る選手であるとか、リバウンドで引っ張る選手であるとか、もしそういった選手がいれば、そこがリーダーシップになるんでしょうけど、そこを見つけるのが大変だったので、みんなでどう我慢していくか、というのが非常に難しいシーズンでした。
ただ、僕自身はずっと負けているからどうとか、それは自分のプライドとして思わないです。ただ結果として負けているのは凄く責任を感じています。
たった9ヶ月で何ができるか?という事を求められているんでしょうけど、長いシーズンで、ずっと積み上げていく事の難しさを感じました。でも、積み上げていけばキチッとそのプレーが出来るようになると思うし、それでいつもプレイオフのラインにいれるチームを作れると思います。
僕は何も新しい事はやってないし、僕のバスケットはオフェンスもディフェンスもシンプルだと思ってます。そこで(コートに)外国人が3人入りますから、そこで上手くオプションが見つかれば、という事ですね。例えばディフェンスなら身体能力の高いロバーツであるとか、マリオ・ジョインターを上手く使うであるとか。
日本人のところではよく頑張ってくれたと思います。いろんな試合に出てたくさんチャンスがあったと思うので。その意味で、今まで他のチームで試合に出られなかった人達がウチに来て、何をしなければいけないのか?というのは、今年1年で学んだと思います。その辺は(チームに)残せた部分かなと思います。
埼玉というチームに関しては、僕だけのリーダシップではなくて・・・ブロンコスというのは、絆(きずな)がテーマなんですけど、その絆をどうやって見つけるか。今までの埼玉が積み上げてきてないというのではなくて、その絆というのをもう1回見直したいですね。新潟なら「響心」であったりとか、そういったテーマがあると思うんですが、そこの部分を見直して来シーズン戦えば、他のチームと戦える力があるんじゃないかと思います。」
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埼玉ブロンコス:寺下選手
(今日の試合について)
「自分はシューターではないので、周りを生かすプレーを心がけてます。昨日はボールが外ばっかり回って、外のシュートばっかりという悪循環で全然ゾーンディフェンスを攻められなかったので、今日は自分が起点を作ってゾーンを崩そうと思ってプレーした結果が、うまく行った感じだと思います。」
(アウトサイドのシュートより、アシストを決めた方が自分的に満足する感じはありますか?)
「(ディフェンスが)2人、3人と来てくれたから、たまたまかもしれないですけど、ゴールにアタックすることでディフェンスも寄ってきてくれるんで。ウチの選手は合わせ(のプレー)も上手いんです。プレーする前から、外国人選手達には、毎回僕がアタックするから、ゴール下で合わせる用意しといて、と伝えてあるんです。下手な英語で(笑)。」
(自分自身のプレーについて、シーズンを総括すると?)
「いや~、全然満足してないですね。今からシーズンスタートしてもいいくらいの感じです。(シーズンを)ダメな感じでず~っと来て、最後ちょっと尻上がりになったくらいで。いい時もあったけど単発で、ダメな時はダメなままで。
(試合に)スポットで出されて、結果を出さなかあかんというのは、新潟の時から慣れてたんですけど、52試合ずっとスポットで使われてたから、なかなか波に乗れずに、よし、これから!という所で交代とか。でも、どんな起用方法でも結果を残すのがプロなんだと思います。
今日はまだ引っ張って(使って)くれたので、体も暖まったし、いろんな事を試してみようかなと思いました。」
(このチームでの1年を振り返ると?)
「まず、ダメな時はディフェンスが本当にダメなんです。ディフェンスを頑張れば勝てるという意識が、チーム全体、特に外国人選手に低かったですね。いつでもブロックしてやるよとか、そんな感じなんで。勝っている時は今日みたいにフィジカルにチームディフェンスが出来て、ノーミドル(相手にミドルショットのチャンスを与えない)で、ベースラインに追い込んでヘルプという感じで、チームディフェンスが機能するんですけどね。
ディフェンスがダメな時はミドル、ミドル、そして抜かれて。パスは回されて、オフェンスリバウンド取られて。ディフェンスがその調子だと、オフェンスも全然リズム悪いし。そんな感じですね。」
(ディフェンスを頑張るのはどのチームでも基本になると思いますが、今年の埼玉に関しては、去年の埼玉よりディフェンスで頑張れなかったのでしょうか?)
「そうですね。去年のほうがディフェンスを強調してました。今のチームは気分なんですよ。みんな波があって。毎試合のように、試合前にヘッドコーチがホワイトボードにディフェンスの指示を書くんですけど、それを見ていても、実行出来ないんですよ。それは(コート上の)3人が出来てもダメで、4人でもダメで、5人が出来ないとなんですよ。それが5人で出来ていた時は勝てたんですよ。沖縄にも勝てたし。みんなが出来ていたから、沖縄にも勝てたんですよね。)
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(今日の試合について)
「リバウンド。リバウンド71です。以上です」
※チームリバウンド数:埼玉71-42新潟
(ファウルの多い試合となりましたが)
「ファウル30は凄いですね。(※チームファウル数:新潟30-23埼玉)
フィジカルな部分の線引きというのは、凄く難しいと思うんですよね。怪我人を出したくないというレフリーの配慮もあるだろうし。レフリーも人によってその基準もだんだん統一化されてきていると思うんですけど。
ウチとしては戦わないと。小さいんでね。今日も、ボックスアウトでファウルしてでも、という指示は出しているんで。それをしっかりと吹かれてしまったというのはあると思います。」
(選手にフラストレーションはあったのでしょうか?)
「それはあると思いますよ。このFG%(FG率28/76:36.8%)じゃ当然、仙台さんに勝つチャンスは薄くなってくるし。ファウルも含めて、自分たちにフラストレーションが凄くあると思います。
ただ、大切なのは(試合は)終わってしまったので、今一番やらなければいけない事は、自分たちの自信を取り戻すこと。自分自身の事をしっかり信じること。チームをしっかり信じること。そういった意味で、心身ともにしっかりリフレッシュすることが必要だと思います。」
(今日はタイロン・レヴェット選手が出場しました)
「タイロンは金曜の時点で、土曜は(プレーが)出来なくはないと言ってたんです。もしコーチが必要ならば言ってくれ、短い時間なら出来る、と。
ただ、状態は悪くないので、日曜はブースターの為にもというのもあって、今日どうだ?と言ったら出来る、と言ってたので。試合勘というのもあるので、あまり長い時間は使わないという事で、それでも19分出てしまったんでね。そんな意味合いで使っていました。」
(来週からのプレイオフ、仙台戦に向けて)
「勝ちたいですね。仙台さんとは1勝5敗なんで、3勝5敗にしたいと思います。
仙台は凄く強い、いいチームだと思いますね。大きいし、インサイドは間違いなくイニシアチブを取られるでしょう。でも取られっぱなしじゃバスケットにならないので、そこをなんとか平面的な部分で、逆にイニシアチブを取って行ければ、という事。あと長距離砲がウチに分があると思ってますんで。ただ、仙台さんはその長距離砲をここ4試合上手く押さえてきました。それを上手く外していくという事が、1つのキーになってくるかなと思います。
それと、テンポの早いバスケット。そこを上手く竹野を押さえて、プッシュさせないというのが仙台さん、この4試合のうち3試合で上手くやってきたんで、そこのところでウチのゲームが出来るようにしていきたいと思います。
(仙台は)いいチームです。強いチームだけれども、完璧なチームだとは思っていません。我々に勝つチャンスは十分あると思ってますし、自分たちが、選手1人1人のリスペクトとチームパワー、そこが来週の土日にグッとはまれば、これは間違いなく、我々は仙台さんより力があると思ってますので。そう持っていけるように、今週1週間練習して、マスメディアの皆さんも含めて、有明に行けるように頑張りたいと思ってます。」
(今シーズンの総括について)
「今年も、終わってみれば早いんですけどね。6ヶ月、半年以上、長い長いシーズン。
やはりアウトサイド中心のゲームなので、どうしても浮き沈みが出てしまう。リバウンドが生命線なので、そこが良ければいいゲームが出来るし、悪ければ自分たちの流れが来ない。そこを修正しきれずに来てしまったというのは、これは僕自身の責任だと思います。
ウチェが加入するまでは、我慢だと思ってました。ウチェも、いろんな要因であの時期に入れるというのは、あらかじめ計算していた事なんですけど、そこから、怪我が治って選手が揃ってというのがこの4月からなんで。
その意味では、東京戦(@小千谷)では敗れはしましたね。で、先週の富山戦(@黒部)。メンバーのローテーションも、プレイオフに向けて固まっています。この4月というのは、自分たちにとって決して成績は良くないですが、チームが最後に1つにまとまるという意味では、みんなが帰ってきてくれて、勝敗云々というのはあるんですけど、まあ良かったなあと思います。これからプレイオフに向けていいイメージで行けるな、というのはあると思います。
あと長谷川がね。今シーズンの出だしちょっと試合に出て、長期離脱を余儀なくされて。これは手術なんでどうする事もできない。足首の腫瘍ですね。12月からだから、4ヶ月間くらい。ずっと(チームから)離れてしまって。
ただその間、竹野にもの凄く成長を期待したんですけど、それ以上に齋藤、小松、この辺が、まぁ長谷川の穴を埋めるというのは誰にも出来ないんですけど。長谷川の持っているものは全く違いますから。その穴を埋めることは出来ないにしろ、でもチームに凄く貢献してくれて。若手が伸びてきてくれたな、という事は感じています。
それと、今シーズン始まる前から、キープレイヤーはカルバン・チットウッド。これがどこまで伸びるかというのが自分の中で凄く楽しみでもありました。良い時悪い時、すぐファウルトラブルになってしまったり、彼自身にとっても、極端な大波、小波のあるシーズンだったんじゃないかと思います。それは、チームにも凄く影響が出ていたと感じています。
今日も、3ポイント2/2の19点、彼の良さであるアグレッシブにゴールに向かっていってダンクという部分が出てきてくれているので、いろんな経験を経た中で、プレイオフで今までの経験を全て出してくれればと思います。
最後は笑って終わりたいと思っています。今日も、あのドアを出た瞬間から、気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。」