仙台89ERS-新潟アルビレックスBB戦 記者会見

4月10日、11日の仙台89ERS-新潟アルビレックスBB@鳥屋野総合体育館 試合後の記者会見のレポート。


4月11日
仙台89ERS:浜口ヘッドコーチ

(今日の試合について)
「いつも負ける時はしんどいんですが・・・。今日はインサイドをアタックしてFTをたくさんもらえたことはチームとして非常に良かったという事と、オフェンスリバウンドが22本と、リバウンドをしっかり支配していたので、この2つをしっかりやっていれば、そんなに大崩れすることはないと思います。今日はなかなかシュートが入らなくて、フラストレーションの溜まる試合でしたけど、また切り替えて、次に進みたいと思います。以上です。」

(今日は負傷欠場の高橋選手に替えて大石選手がスタートとなりましたが、この意図は?)
「彼は非常に若いプレイヤーで、フレッシュですしエネルギーのあるプレイヤーですので、経験を積んでいけばチームとしてもステップアップしていける駒の1つと考えています。その意味で彼を最初(スタート)に使いました。」

(大石選手と日下選手という組み合わせでは、サイズの点でどうでしたか?)
「その通りで、練習でも基本的には2ガードをやってないですし、その意味ではローテーションに関しても、普段練習でもやってないメンバー同士でやってましたんで・・・まぁ選手にとっては、タイミング的にもタフな状況だったかなと思います。いくつか試したい事があって、外国人選手をビッグマン3人使ったり(ホルム、ポマーレ、ダヴィッツ)、スモールラインナップにしたり、ゾーンディフェンスをしたりとか。前半の最後にはトラップ(ディフェンス)をやったんですが、基本的にはああいったギャンブルはしないんで。そういった意味でも、選手達にはタフな試合だったと思います。」

(高橋選手を欠いた事のチームへの影響は?)
「非常にいい経験になったと思います。」

(それはプレイオフを見据えてという意味ですか?)
「先というか、まだ8ゲームありますので、他のプレイヤーにもチャンスですし、誰かがステップアップしていかなければいけないと捉えています。」

(高橋選手の状況については?)
「ん~、ちょっと来週は厳しいかな、と。」

(前半のチームアシストが2つということで、昨日、浜口HCが仰ったのと同じように、個で戦ってしまった部分があったのでしょうか?)
「逆に今日は、前半が終わったところで僕は選手達に『非常によくやってる』と言ったんです。というのは、ターンオーバーが3だけだったんです。(オフェンスが)シュートで終わってますんで。ただミスショットが多かったので。前半はそんなに悪くなくて、ファウルももらってましたからね。前半でFTが18本だったかな。ただ結果的にFTも落としてたんで、なかなかリズムに乗れなかったですね。そこはなんとかなったかな、と思いますね。あとはディフェンスをもう少しすれば良かったかな、と。」

(この週末で2連勝すればイースト2位確定のチャンスがあったのですが、逃してしまいました。改めて、この結果について)
「頭を切り換えて、次に向かいたいと思います。」

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新潟アルビレックスBB:廣瀬ヘッドコーチ

(今日の試合について)
「インサイドがすごくいい感じに頑張ってくれて、良かったんじゃないかなと思いますね。あとは今日は仙台さん(のシュート)が落ちて、そこでちょっと救われたんだと思います。チームリバウンドが負けているんで(46-50)、そこを一生懸命取って、ファストブレイクに繋いでいくようにしていかないと、しんどいなと思います。昨日の修正点の中で、みんなが駄目な時に、どうやってコミュニケーション取って、エネルギーを出すか、というのがキーだったんですけど、そんな中、選手達が継続してしゃべってくれて。これから一段一段、プレイオフに向けて進みたいです。以上です。」

(後半、追い上げられる場面がありましたが)
「向こうが2ガードとかスモールラインナップとか、いろいろ試されてたと思うんですよね。そこでちょっとプレッシャーをかけられてしまって、グダグダになってしまって。ウチも2ガードにして切り抜けられたんですけど、そういった事もあり得ると思うんで、そういった部分も練習で今後準備していきたいと思います。」

(プレイオフを見据えて、残り8試合での課題は?)
「個々が乗ると凄くいいチームなんですけど、個々が乗らない時は駄目になってしまう。駄目な時に、いかにチームとして戦うか。5人が(コートに)出ていて、1+1+・・・が5ではなくて、10にも20にもなるように科学反応を起こしていって、チームパワーというものが生まれてくると思うので、そういった事は選手達もミーティングしながら確認しあってます。でもそういった中でも、最後まで表現しきれていない。そういった所が、ウチの弱さでもあるんです。だから、言ったんです。『今日は、しゃべらない奴は使わない』と。今までやってきて、散々同じ事を言ってきたでしょ?と。そこの所でしっかりと集中を切らさずに、いかにチームとしての力を高めて戦うか、という部分がウチにとっては凄く大事な事なので。そういった所で細かい事をあげるなら、まだまだたくさんあると思うんですけど、そういった所を1つ1つですね。大きな変化は見られないんで、とにかく残り8試合、今修正できる所を1つ1つ、階段を昇っていきたいと思います。」

(今日の試合の収穫について)
「今日の試合の収穫・・・。う~ん、水町がファウルトラブルになっているんだけれども、プッシュをするという事、そしてチームディフェンスでローテーションが凄くよく頑張ってくれたんで、この2日間は今まで以上にタイミングで見せてくれたこと。それと、長谷川誠がね。今日は5ファウルになったんですけど、『らしさ』がね、少しずつ、少しずつ。今日は出たね。今日はバァーっと行って、自分でレイアップまで行けたし。そこは1つ収穫かな、と。」

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新潟アルビレックスBB:長谷川選手

(今日の試合について)
「勝って良かったです。」

(仙台戦としては久しぶりの勝利でした)
「昨日はね、ボロボロにやられちゃったんで。気持ちを入れて最初からやったのが良かったと思います。」

(気持ちを入れるという点で、長谷川選手からチームメイトに声を掛けたりは?)
「いや、特に声を掛けることもなく、もうみんな分かっている事なんで。」

(今日のゲームの収穫は?)
「昨日もそうだったんですけど、スムーズにゲームに入れたというのがあって。それが自分にとっては収穫ですし、自分らしさを出すことが、チームにはプラスになると思うんで。」

(プレイオフにむけて、チームとして意識していくことは?)
「やはり波が大きいんで。昨日20点で負けて、今日は20点で勝ってるんで、そこら辺の部分ですね。精神的な部分をもっと上げていけば、もっともっといいチームになって行くと思うんで、そこが課題だと思います。」

(その意味では、今日の1勝は大きいでしょうか?)
「そうですね、今日の1勝はかなり大きいと思います。」

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新潟アルビレックスBB:水町選手

(今シーズンの仙台戦、初の勝利となりました)
「昨日はあんな負け方したんで、なんとか一矢報いたいなという思いでゲームに入りました。ディフェンスからチームのリズムが出来たので、それが良かったと思います。」

(スタートが続いていますが、水町選手が意識している事は?)
「ディフェンスからアグレッシブに行くことです。で、オープンになったら思い切って打って、という事ですね。」

(今日の試合の収穫は?)
「これで(仙台に)勝てるという自信になったし、(セミファイナルで)戦う可能性も高いんで、今日みたいな試合を2試合続けて、なんとか有明に繋げないなと思います。」

(リーグ戦残り8試合の意識について)
「1試合1試合、自分たちのバスケットを続けていくことです。最近は土曜が悪くて日曜がいいっていうのが多いんですが、強いチームはそういった波が少ないんで。やはり自分たちのいいバスケットを2試合続けて、それをプレイオフに繋げたいです。」

(ポイントガードとして、意識していることは?)
「まず、オフェンスではプッシュすること。どんどん(ボールを)前に出して、みんなが気持ちよくプレーできるようにすることですね。自分がミスしないこともそうですけど、なるべくチームメイトにもミスさせないようにいいスペースを取ったり、逆サイドに動いたり。そういった事を心がけています。」

(自分自身の持ち味は?そして、それをどうチームに生かしていきたいですか?)
「まずはディフェンスですね。オフェンスでは、パスを飛ばせることだと思ってます。もっともっといい(オフェンスの)組み立てをして、いいチョイスでチームのシュートを導き出すのが、今後の課題ですね。あとは、今日みたいにオープンになったら思い切って打てたら、と思います。そうすればディフェンスはインサイド、アウトサイドと守らなければいけなくなるので、そこはもっと精度を上げていきたいです。」

(今日の勝利でまだ2位の可能性も残っています)
「アウェイとか関係なく、負けている相手にやりかえすという事だけです、はい。」

4月10日
仙台89ERS:浜口ヘッドコーチ

(今日の試合について)
「チームとしてやるべき事をしっかりと出来たと思います。以上です。」

(この2試合に連勝すれば、イースト2位圏内が確定する大事な試合でしたが、試合の入り方で気を付けた点はありますか?)
「新潟のインサイド、ビュートラックとエチェフの所をしっかり守りたかったんですけど、ビュートラックにはシュートが8/11とやられてしまったので、そこは明日修正したいと思います。もう一つは、新潟は3ポイントが入ってくるとやりにくいチームなので、特に竹野、バークス、池田の3人をしっかり押さえることですが、彼ら3人で(3ポイントを)0/9に押さえることができました。」

(試合の最初は、新潟のディフェンスがホルム、ポマーレ両選手にかなり厳しく当たっていましたが?)
「最初はなかなかボールが動かなくて、まぁシュートは入ってたんですけど、ちょっと修正しないと厳しいですね。唯一良かったのは、FTを28回打ったことですね。チームとしての目標は25本なんで、唯一そこだけは合格点をあげたいと思います。こんなに点数が入っているのに(89点)アシストが15本しかないというのは、全員の力じゃなくて個の力だけで勝ってるだけなんで。」

(新潟がかなり厳しいディフェンスを仕掛けてきましたが?)
「新潟が仕掛けてきたのに対して、一度ボールがサイドに行ってしまうと、なかなか逆サイドにリバースできないという場面がありましたね。」

(それに対して、後半はパスも回っていました)
「そうですね、特に佐藤真哉、大石慎之介といった、玉離れのいい選手達が出た時は、ボールが動いてましたね。」

(ペッパーズ選手は3ポイント6本を含む26得点と活躍しました)
「彼のいつも通りのプレーというだけですね。まぁシュートタッチが良かった、という感じでした。」

(ディフェンスでは、ここまでのチーム平均失点72点を下回る68点に押さえました)
「さっきのミーティングでも話したんですけど、第2クォーターの出だしを止められなかったのと、最後の残り1分台の終わり方で、もしかしたら50点台に押さえる事ができたかもしれないんですよね。」

(明日の試合について)
「今日はたまたまシュートが入っただけで、決していい内容では無かったので、明日はお互いにいい試合をして、出来れば50点台の我慢比べにしたいと思います。」

(明日勝てば、イーストの2位以内が確定します)
「そうですね。明日はまた、しっかりとチャレンジします。」

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新潟アルビレックスBB:廣瀬ヘッドコーチ

(今日の試合について)
「いや~、弱い弱い。弱いんで、明日もう一回仕切直して頑張ります。もう東京さんが下から来てるんでね。もう勝たなきゃいけないです。」

(試合後のミーティングにかなり長い時間がかかったようですが)
「僕は何も話してないんです。選手は、いつものメンバーが、いつもの通りの事を繰り返し言ってるだけで。『また同じミーティングやってるな、進歩がないな』と。そこで何かが起こるならいいんだけれど。ずっとやらせていて、いい感じにはなったんで。だけど、その1個上に行くのに・・・・・・だから、大変だよね。仙台さんは強いですよ。チームで勝てなくても個で勝てるんだから、これはやっぱり強い。総合的に、ウチより上ですね。それは真摯に受け止めて、でもこのままでは終わりたくないし。やらなきゃいけない事をしっかりと明確にして、また明日、頑張りたいと思います。」

(竹野選手の出場時間が短かったのは? ※出場時間4min)
「竹野、あいつは相性悪いんだよね、ミスはするしシュートは入らないし。全くいい所が出ない。こと仙台さんとか浜松さんになると、どうしても『蛇に睨まれた蛙』状態になってしまって、身動き取れない。だから後半使わなかったです。今日はダメ、と。」

(12月12日以来の復帰となった、長谷川選手について)
「前半は良かったですけど、後半がね。コンディショニングがまだまだなんで。まだ5対5をやりこんでないんで。でも、1つ彼らしいプレーも出たんで、プレイオフに向けては明るい材料かな、と。これからコンディショニングが上げていって、彼らしいプレーがでれば。それは何かと言えば、ボールを持っていって、ゴールに向かうというね。そんな長谷川誠らしいプレーが出てきた時が、ベストコンディションに戻ってきているときだと思うんで、そういった意味で、これからもっともっと(コンディショニングが)上がってくると思います。」

(チームがやるべき事は?)
「いや、それは一杯あるんですけど、その一杯なんて出来ないんで、ひとつひとつ整理してやらないといけないと思います。今日は、インサイドのディフェンスを頑張ろうというのがあったんですけど、ウチェがファウルトラブルになってしまったんでね。でもあそこでファウルしないように、まずインサイド(のディフェンス)を頑張りたいですね。ウチェはオフェンスに関しては凄くいい物を持ってるので、(ディフェンスに関しては)明日ちょっと修正したいと思います。そこをしっかりやれば、あんなにやられなかったんじゃないかな。それで(仙台のインサイドに)入れられてしまって、インサイドアウトでまたインサイド攻められて。そこだけは明日、もう一回修正したいです。」

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新潟アルビレックスBB:長谷川誠選手

(復帰後、初の試合でしたが)
「今日一番のものすごい歓声だったので、すごくやりやすかったですね。」

(久しぶりの試合で、疲れは感じましたか?)
「ん~、疲れたって感覚は無かったですね。ただ、点数差が縮まらなかったんで、そういった部分で後半は心の焦りが多少あったのと、前半は出た時にリズムが作れなくて、最終的にはある程度リズムは出来てきて、点差が一桁、7点差くらいまで詰めた時があったんですが、そういった部分をもっと最初から出したいですね。やはりもっと周りを生かさなきゃいけない部分もあるし、そういった部分を意識しながら、もっと自分を点数に絡めるようにしていきたいと思います。」

(自身のコンディションについて)
「まだまだ上げないと。これからリカバリーしていかないとですね。今日は(出場時間が)16分ですか。久々の16分だったので、明日までに疲労が全部取れるようにしたいですね。」

(シュートタッチについては)
「シュートタッチはいつもと変わってないですね。」

(今日の負け方を受けて、明日の試合について)
「そこら辺はあまり・・・。最終的に勝てればいいなと思っているので、あまり意識しないようにはしてます。