Bリーグのスタッツを楽しもう(-第5回-スタッツが未だ分からず)
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今回は2017-18シーズンの総括なのですが、少し悩ましい話です。シーズンが終わりスタッツを見比べたりしているのですが、数字からチームや良さ、強さが見えてきそうで見えてこない。勿論強いチームの傾向や苦戦を強いられたチームの傾向もあります。
先ずはB1、B2の総括的なスタッツ、各クウォーターごとの得点、失点とその差です。
《B1》
《B2》
B1のチャンピオンシップに進出している8チームうち6チームは得失点にマイナスがない。外国籍のオンザコートが1になる第3クウォーターでも8チーム中7チームが得失点でプラスです。反対に残留プレイオフの4チームが得失点差でマイナスとなり、第3クウォーターの得点よりも失点が多くなる傾向です(2016-17シーズンも同じようなスタッツになっています)
B2もプレイオフ4チームも得失点差でプラスとなり、各クウォーターすべて得点が失点を上回ります。
次にB1,B2各チームのターンオーバーからの得点、インサイドでの得点、セカンドチャンスからの得点、速攻での得点です。
※PfT=ターンオーバーからの得点 PitP=インサイドでの得点 SCP=セカンドチャンスからの得点 FBP=速攻での得点
※自=自チーム 被=相手チーム
《B1》
《B2》
例えば、優勝したアルバルク東京は相手のターンオーバーからの失点されない、速攻されないチームです(Pft、FBPの被の部分で1位)。つまりオフェンスでは最後までシュートして終わる傾向が高いといえます。
B1最小失点の琉球ゴールデンキングスは相手にペイントから取られる得点も最少です。リムプロテクターとしてアームストロング、マーティン選手の存在感が大きいのだろうと想像出来ます。
B2では秋田がターンオーバーからの得点が1位(B1,2でもPftが20点以上は秋田のみ)となっていて、激しい守備からターンオーバーを誘発し得点に結びつけている結果が出ていますし、得点力のある愛媛オレンジバイキングスはインサイドでの得点が多いことがわかります。
シーズンを振り返って来シーズン(2018-19)の補強や強化するポイントが見えてくるかもしれませんし、より悩ましくなるかもしれません。
筆者はスタッツを収集すればするほど悩み始めています。
(文=定山 敬)