3月10日(日) パナソニックアリーナで行われた パナソニックトライアンズ vs 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの試合は、試合序盤に中務敏宏、木下博之のシュートなどでゲームの主導権を握ったパナソニックがそのまま一度のリードも奪われることなく逃げ切った。パナソニックは、1ゲーム差で追いかける日立とは直接対決で上回っており、勝率で上回るか並べばプレーオフ進出が決まる。今節のゲームではどちらも上位チームとの対戦が控えるだけに連勝は難しいところだが、連勝したチームがかなり有利になると予想される。上位チームとの対戦とはいえ連敗は避けたいところ。パナソニックは、昨シーズンのプレーオフ、そして記憶に新しいオールジャパン決勝でも熱戦を繰り広げたアイシンとの2連戦がホームゲーム最終戦となる。連勝してファンへ最高のラストゲームをプレゼントが出来るかどうか注目が集まる。
(写真/文・金澤朱志)
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スコアボード
3月10日(日)15:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
パナソニックトライアンズ | 30 | 15 | 14 | 23 | 82 |
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ | 17 | 7 | 17 | 20 | 61 |
【スタート】
パナソニックトライアンズ:#1木下博之、#18中務敏宏、#21根来新之助、#24広瀬健太、#40ジャミール・ワトキンス
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ:#1ロン・ヘール、#10中川和之、#11鵜澤潤、#27田代拓也、#31上江田勇樹
【レフリー】
片寄達 / 山田巧 / 野口浩正
【主な個人スタッツ】
パナソニックトライアンズ:木下28点(3P 8/11)、広瀬17点5リバウンド2スティール、ワトキンス15点15リバウンド4ブロック
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ:ヘール12点7リバウンド、佐藤12点6リバウンド
【スタッツ】
ターンオーバーからのポイント:パナソニック14点/三菱電機12点
ペイント内ポイント:パナソニック28点/三菱電機20点
セカンドチャンスポイント:パナソニック6点/三菱電機9点
ファーストブレイクポイント:パナソニック4点/三菱電機4点
最大リード:パナソニック24点/三菱電機0点
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パナソニックトライアンズ
中務敏宏選手
―昨日の痛い敗戦からどういう気持で試合に入りましたか?
立ち上がりはやっぱり不安でしたけど、僕に出来ることは走ってリバウンドに飛び込んで、ディフェンスを頑張りたいというのがありました。その気持が上手いことカチッとハマって出だしに2本取れたので気持ちが楽になりました。残り試合も少ないですし、プレーオフどうこうじゃなくて自分たちのバスケットがどこまで出来るかっていう、それだけを考えてやってました。
―今日の日立の結果は気になりますか?
日立が勝ったのは知ってるんですけど全然意識しなかったですね。(試合後も)その話題すら出なかったので。自分たちのバスケットをしようと。それだけです。
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木下博之選手
―昨日の敗戦をうけての今日の試合、どういう気持で試合に入りましたか?
連敗が続いててプレーオフ圏内もギリギリの絶対負けられない状態だったんですけどプレッシャーを感じずに思い切ってやろうという話でした。全員思い切りよくシュート撃ったのが上手くいったと思います。
―大野アシスタンコートのもとでもチームとしてはやることは変わりませんでしたか?
今までの練習通りやろうっていうこととディフェンスから展開の早いうちのバスケが出来たら、負けは無いと思っててその通りに行けたので良かったと思います。
―このアリーナでプレーするのもあと2試合になりましたけど、どういう心境ですか?
勝たないとプレーオフが無いと思ってるので全勝するつもりで1戦1戦頑張りたいと思います。
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三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
アントニオ・ラングHC
―今日の試合を振り返って
パナソニックがハードにプレーしてプレーオフに行きたいという気持ちが出た試合でした。大野も良いコーチでちゃんと指揮をとっていたというのが向こうの勝ちに繋がったんじゃないでしょうか。
―ヘッドコーチから見て大野アシスタントコーチの采配はどうでしたか?
いずれはすごく良いコーチになると思います。なぜなら僕がアシスタンコーチの時に(大野アシスタンコーチが現役時代に)三菱電機でプレーしていたから(笑)