【プレミアム限定】大阪エヴェッサ、新潟アルビレックスBB、HCと選手へのインタビュー(4月7日)

4月7日(土) 東大阪アリーナで行われた大阪エヴェッサvs新潟アルビレックスBBの試合後インタビュー。大阪はライアン・ブラックウェルHC、竹田智史選手、新潟はマット・ギャリソンHC、クリス・ホルム選手です。
(写真/文=金澤 朱志)

大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェルHC
―今日の試合の総括
試合終了の残り2分弱ぐらいまで非常に競った展開で3点差ぐらいで推移していた中で、新潟が何本か立て続けにリバウンドを取って大きなプレーを決めてきたというところで残念ながら負けてしまった。もちろんサイズが無いということはやる前からわかっていたことなので、それを言い訳にせずに明日切り替えてやっていこうと思います。

―試合終盤に今日好調だった竹田選手を使わなかった理由は?
タケ(竹田智史)が好調だというのはわかっていたんですけどコーヘイ(青木康平)も3連続ぐらいでレイアップを決めていて良い流れでしたし、ケビン(タイナー)はディフェンス面で手と足を動かしてヘルプというところで役に立っていたので、どうしても替えづらかったというのが本音です。

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竹田智史選手
―まず今日のゲームを振り返って
勝てそうだったんですけど負けてしまって残念です。

―タイムアウト中の輪が小さかったりチームとしてまとまってきている感じが見えますが最近のチームの雰囲気はどう感じますか?
チームとしてまとまってきてるんで、そういう小さいことからというか小さいこともちゃんと(する)。集まって話しあうとか。ベンチから見てて気づいたこともコートに出てる選手に伝えたり、細かいことをやってるんで雰囲気も良いんじゃないかなと思います。

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新潟アルビレックスBB

マット・ギャリソンHC
―今日の試合の総括
出だしは私達が必ずしも望む形ではなかったんですけど、ゲームの締め方が望めた形だったので良かったと思います。今日の試合はリバウンドというのが大きなキーになったんですけど、リバウンドを取るというのが今週の練習で強調して取り組んできたことでもありました。リバウンドを取らない限り、ディフェンスで相手を止めない限りは得意な走る展開に持っていけないので、まずはリバウンドを取ることっていうのを強調していました。リバウンダーだけがやるんじゃなくてチームとしてリバウンドを取らないといけないということをずっと言っていた。今日はガード陣がよくリバウンドに入ってくれましたし、ルーズボール、ロングリバウンドをよく取ってくれたと思います。

ターンオーバーの少なさも今日の重要なキーのひとつだったと思います。特に大阪のような早くて手をよく出してくるようなチームに対してターンオーバーが6つというのは今日の勝因のひとつだったんじゃないかなとすごく思います。

どちらのチームも3Pに波があってなかなか入らない試合だったんですけど、継続してコンスタントに決めていたのは大阪の竹田選手ぐらいでした。明日は両チームの3Pの確率は上がるんじゃないかなと思います。全般的には明日もっとやらないといけないこと、向上しないといけないことがあるので、しっかり準備したいと思いますが、大阪さんもいろいろな状況がある中で最後まで戦ってクロスゲームにしたことに敬意を表したい。

―インサイドを中心に試合をしたことは意識して組み立てていたのでしょうか?
相手のキーになる選手にどんどんアタックしてファールトラブルにしたいという思惑があったのでインサイド中心に攻めました。4Qの中盤で少し狙いすぎてしまってボールが動かない時間帯が出来てしまったので課題にしたいと思います。

―プレーオフが決まった感想は?
嬉しく思いますけど試合が終わった後、ロッカーで「おめでとう、ようやくプレーオフを決めた。ただ明日、こういうことをしないといけないね」っていう話をした。特に大阪は先週、宮崎に20点差で敗れた翌日に勝ってますので決して油断はできない。試合が始まる前にもロッカーで話したんですけど、シーズンで我々がやってはいけないことは油断すること、満足すること、慢心することだと言いました。それはチームを崩壊させてしまうので絶対に満足しない。

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クリス・ホルム選手
―今日のご自身のパフォーマンスについて。
自分のパフォーマンスに関しては7リバウンドですから、ちょっとがっかりしてますけどこれは自分だけのことだけなんで。今日はマイク・ベル選手を外でマークして3Pに対してマークしないといけなかったりとかがあったのでなかなかリバウンドに入れない状況もありました。(自分のパフォーマンス)それ以上にチームが勝ったことが大事ですし、出だしはピリッとしない内容だったんですけど2Qからしっかりとリズムを作りだして勝つことが出来た。チームが勝ったことが大事なので自分のパフォーマンスは気にしてないです。

―4Qで13得点決めていることについては。
僅差でとにかくスコアしないといけない状況でチームメイトが良いところでパスをくれました。

―(得点を)決めないといけないという責任があったのでは?
自分の役割はスコアラーじゃないですからプレッシャーに感じることはないです。チャンスがあれば打ちますし攻める時は攻めます。ディフェンスが下がっている時があったのでそういう時はシューターに回す。自分がいつも考えているのはシューターが空いていればシューターにボールを供給するということですから、チャンスがあればもちろん攻めます。

―マイク・ベル選手につくということで、いつもと違ってアウトサイドも守らないといけない中でどういうところに気をつけて守ってましたか?
30点取らせないように守りました。昨年は同じチームで1年間、(練習などで)マッチアップしてたんですけど、本当に止めるのは難しい相手ですからあらゆる手段を使って何としても止める。30点は取らせないぞっていう気持ちでした。

―大阪の2-3ゾーンディフェンスはどうでしたか?
すごく効果的なゾーンだったと思います。インサイドを上手く守っていましたし、大阪のガード陣はすごく早いので広いエリアをカバーすることができますしマイク・ベル選手は大きくて手が長いのでインサイドを守ることができます。大阪のプレイヤーは2-3ゾーンで守るのにすごく適しているメンバーだと思います。