秋田との死闘を制した横浜、有明への一番乗りを決める(5月11日)

5月11日(金)横浜市文化体育館で行われたプレーオフのカンファレンスセミファイナル、横浜ビー・コルセアーズが先勝して迎えた第2戦は気迫のこもったプレーで得意の3ポイントを次々と沈めた秋田ノーザンハピネッツがリベンジ。
有明コロシアムへの切符をかけた第3戦は最後の1秒まで勝負がわからない大激戦となったが、ホームのバックアップを背に奮闘した横浜が勝利。参入1年目でのファイナルズ進出を達成した。

第2戦

前半は秋田が1点をリードして迎えた第3Q、秋田は得意の3ポイント攻勢で完全にペースを掴む。不振が続いていたスワンストンが2本ヒットさせると、ルーキー田口が怒涛のスコアリングショー。持ち味の3ポイントを3本決めたのを皮切りにドライブでも次々に加点し、秋田に流れを呼び寄せる。横浜はバーレルの3本の3ポイントで食らいつくが自慢のディフェンスで秋田を抑えられず、10点差で追う展開となる。

第4Qは水町の3ポイントと田口のミドルシュートで秋田が上々の立ち上がり。横浜も蒲谷の3ポイントなどで徐々に反撃に入る。しかしムードが良くなり始めた残り4:13に、ディフェンスのいない場所でのごく普通のパス交換で手痛い連係ミス。直後に秋田はウッズからスワンストンへの豪快なアリウープが飛び出し、アウェーの地に駆け付けた大勢のブースターを沸かせる。そのまま残り58.1秒にウッズのドライブで勝負あり。ファウルゲームをなんなく凌ぎ、レギュラーシーズンと併せて5試合目にして横浜戦の初白星を挙げるとともに、勝負を第3戦に持ち込んだ。

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(文・写真=宮川 紀元)

スコアボード

5月11日(金)19:30

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
横浜ビー・コルセアーズ 16 19 19 15 69
秋田ノーザンハピネッツ 18 18 28 18 82

【スタート】
横浜ビー・コルセアーズ:#1チェイス・マクファーランド、#2ドゥレイロン・バーンズ、#3蒲谷正之、#13山田謙治、#24ジャスティン・バーレル
秋田ノーザンハピネッツ:#0カイル・スワンストン、#1イージェイ・ドレイトン、#10庄司和広、#11マイカル・キアース、#23信平優希

【レフリー】
平出 剛(ひらいで たけし)/Gonzo(ごんぞー)/ジェラルド・シャーバー(Gerald Sharber)

【観客者数】
2120人

【主な個人スタッツ】
横浜ビー・コルセアーズ:バーレル21点17リバウンド、
秋田ノーザンハピネッツ:田口20点、ウッズ18点9リバウンド

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