10月8日(土) JBLリンク栃木ブレックスvs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ

10月8日ブレックスアリーナ宇都宮で行われたリンク栃木ブレックスvs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズのBOXスコア、試合後会見。

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スコアボード

10月8日(土)19:15

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
三菱電機 22 10 23 19 74
リンク栃木ブレックス 20 16 18 29 83

【スタート】
三菱電機:#1ロン・ヘール、#7五十嵐圭、#10中川和之、#11鵜澤潤、#23湊谷安玲久司朱
リンク栃木:#0田臥勇太、#1川村卓也、#22網野友雄、#35タイラー・スミス、#91片岡大晴

【レフリー】
藤垣 庸二 / 北沢 岳夫/ 清水 幹治

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川村卓也

今日は白星スタートということで、チームとして接戦のゲームができたので、すごく良いシーズンの入り方ができたんじゃないかなと思います。個人的には40点を取ったというスタッツは残りましたけど、シュートのパーセンテージは自分の納得いくのもではないし、まだまだこういうところの数字をあげていけると思っています。トータルよりも良いセレクションで良いシュートを打って、チームの手助けをしたいなと思います。個人的に自分がチームのなかで一番リバウンドを取ったというのは、逆にチームとして改善しなければいけない点ですし、10本負けて勝つというのもそうないと思うので、良いゲームなかでも、良い収穫があったと思います。

-今日は途中で田臥選手と片岡選手が抜けて、半ばポイントガードのようなポジションでプレーしていたと思います。それについて、どういう考えでゲームを組み立てていたのか。また、HC(ヘッドコーチ)からはどんな指示があったのか。

ポイントガードというポジションは不慣れですけど、チームのけが人だったりとか、事情を考えるとやらざるを得ない状況にいるので。コーチから言われているのは、自分がポイントガードとしてというよりかは、形だけでもボールを運んだりとか、無理に全部ポイントガードとしてやるのではなくて、フォーメーションの入りだけとか。そういうところをやって欲しいと言われているので、がっつり1番だけという気持ちは自分のなかにはないし、コーチにもそれは言われていません。その中でも点数を取ってほしいということで、やってほしいと。ゲームの中でもポイントガードとして何かをやろうと思ってないですし、
自分がガードとしてチームをまとめようと思っていないので。点数を取ることでチームに勢いを与えられると自分は思って、ポイントガードの役割をやっています。

-アジア選手権でベスト5を獲られて、注目度が高いなかでの開幕だったと思うのですが、今シーズンを迎えるにあたってのテーマ、アジア選手権を経験してこういうことをやっていきたいというのを教えてください。

アジア大会が終わってから、自分のなかで大会を振り返って、ベスト5という賞を頂いて帰ってきましたけど、個人のパフォーマンスではもっとできると思って帰ってきてしまった部分がありました。そういう意味では、その大会でできなかったプレーを開幕でやろうと思っていましたし、その大会でベスト5という賞を頂いたことによって、さらに恥ずかしいプレーはできないなと思いましたし。個人的にツイッターとかでも書いたのですが、綺麗なバスケットはないと思うんですよ。アジア大会を経験して汚いこともすごくあったし、そのなかで本気の勝負をやってきたということは、かなり自分のなかではプラスになる点だなと思いました。逆にそれは自分が日本を背負って立とうと思って、選手として育っていこうと思っているので。そういうところは汚いながらも、そのなかでハードなプレーを開幕からやっていこうと思ったので。今日はそういう意味でも、ゲームのなかで出たんじゃないかなと思います。

-今もメンタル的にタフな、しかもポイントガードをやりながら、第4クォーターも攻めながらというとうことでしたけど、勝負どころのシュートを決めたり、フリースローを決めたりとしていました。それについての自己評価は?

スタッツにあるように、フリースローは17/18ということで、昨シーズン7割5分しかなかったパーセンテージを、今日のゲームでひっぱれたというのは良かったと思うし。ただ、
トータルポイントで40点のなかでも、2点のアテンプトとかを見ると4/18というのは、こんなに打ったつもりはなかったんですけど、でも、数字で残るということは、もっともっとそういうシュートのなかでも決めなければいけないと思うので。点数的にいえば、開幕を白星でスタートできたということで、80点くらいにしておきます。残りの2割に関しては、そういうシュートであったりとか、ゲームでは必要のないテクニカルファールであったりとか、ハードなところでも必要のないところは削れると思うので、そういうところは反省すべき点だと思い、今日のゲームを振りかえりたいと思います。

-昨シーズンまでは、インサイドのほうをがっちり固めるスコット・メリット選手がいたと思うんですけど、先ほどのコメントでもありましたがチーム内でのリバウンド数というのが川村選手が特出していましたが、今後はどのようなかたちでリバウンドのほうを強化していく考えですか?

シーズンを通して、今いる選手でしか対応ができないと思うので、その中でも自分たちは帰ってきて一週間のなかで作りあげられなかったものは、ディフェンスのコミュニケーションから動くの中でスクリーンアウトであったりとか。そういうのはポジション関係なく、ガードからセンターまでやらなければいけないと思いますし、今日はたまたま勝ちましたけど、リバウンド10本負けているゲームはだいだい負けゲームになると思うので、
やっぱりそういうのは各選手が意識しないといけないし。(山田)大治さんとかが加わったとしても他のチームのサイズはかなり大きいので、そのなかでボックスアウトをして取れないならルーズボールにする。そういうふうな工夫が今後は必要になると思います。

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ブルース・パーマーHC

オフェンスがあまりシャープではなかった。やはり、昨日まで田臥選手がプレーできるかわかならいとうこともありましたし、山田選手のけがというのも練習は一緒にしていたんですけど、そのなかで試合でどこまでできるかどうかというのは本番でやってみないとわからない部分もありました。代表選手の3人、川村選手、網野選手、竹田選手も今週のみ、練習に合流しているかたちになっているので、オフェンスというのはみてかないといけないし、時間をかけてつくっていかないといけないと思います。

-HCが当初おっしゃていましたけど、今日は相手の五十嵐選手をしっかり抑えないという話をしていましたが、守備面で若干、五十嵐選手にかき回されるような場面もありましたが、そのあたりについていががでしょうか?

ゲーム全体を通してやられていた時間というのはあります。五十嵐選手はリングに対してクイックにアタックできるタイプの選手ですし、クロスオーバーをして逆の方向に攻めていったときにデイフェンスがそれに対してシフトして、ヘルプするという状況というのも、練習のなかでも彼みたいにクイックな選手はそうそういないので。練習のなかでそれをやり切るというのは、彼と同じ選手がいないとできないことなので。しかし、ひとつ良かったこととしては、トランジションのディフェンスに関してはやられなかったと思っています。サイドオンボールに関しての守りというのは、そこからスリーポイントをノーマークで打たれてしまったというのがありましたので、そこに関しては明日修正をしていかなければいけないと思います。

-川村選手のポイントガードの起用をどれくらいから練習していたのか。あとは、安齋選手とけがをされたタイラー選手の状況を教えていただけますか?

川村選手のポイントガードの起用というのは、彼がけがでドイツ遠征にいけなかった頃くらいからです。その時に安齋選手がけがをしてしまい、そこから1番の起用をどうしていくのかを考えなければいけない状況になりました。そのあたりから、練習で川村選手にポインドガードをやらせるような状況をつくっていって、準備をしてきました。彼は今日40点、5アシスト。そして、フリースローの回数も18本。彼は1番をやってもできないことはないと思いますし、このようなスタッツを残していますが、やはり彼の良いところはボールを持っていないところでの影響力が大きいと思っているので、自分たちとして彼に1番をやらせることが最善の選択だと思っていません。ポイントガードが怪我している状況のなかで、これはサバイバルと認識していますので、どう生き残っていくかを考えたときに、川村選手の1番の起用は考えざるを得ないと思っています。そこは彼に対して、少し負担が掛かってしまっている部分があると思っています。このようなときに、得点の約半分を川村選手が取っている状況になってしまっているので、そこは他の選手がしっかりしてカバーをしていかなければいけないですし、どういうふうにやっていくかを見ていかないといけないと思います。

タイラー選手のけがは脱臼というようなかたちで、もしかしたら約3ヶ月くらい必要かもしれません。安齋選手に関しては怪我もだいぶ良くなってきているので、来週あたりから練習に参加できる状況になっています。試合に出れるのかというのは練習を通して判断していきたいと思います。