1月15日(土) 新潟アルビレックスBB vs 大分ヒートデビルズ 試合後のインタビューとレポート

新潟の2011年最初のホームゲームは、3連勝中と好調の大分ヒートデビルズとの対戦。新潟出身の佐藤公威選手にとっても、3年ぶりの凱旋試合となりました。試合後のインタビューの様子はこちらです。

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大分ヒートデビルズ:エル・ジェイ・ヘップHC

-今日の試合の総括について
「まず、この新潟の環境が素晴らしく、ファンの皆さんのサポートも大きく、ちょっと飲まれてしまった部分もありました。ゲームのポイントとしては、新潟はフィジカルな力のあるチームで、大分としてはよくリバウンドを取ったと思うのですが、やはりインサイドから得点できず、そこでスコア出来なかったことが鍵となりました。明日はその点を修正して挑むことが大事になると思います。」

-パスがうまく回らないシーンが見られましたが
「シーズンを通じて私たちはよくパスを回すチームだったのですが、一番の要因としてPGの三友の体調が悪くホテルに残っており、彼が出場できなかった事でパス回しが上手く出来なかった部分があるいと思います。私たちはチームで約450のアシストに対し、ターンオーバーは350前後で、これは優秀な比率です。しかしPGが欠場という事が痛かったです。」

-第4Qにゾーンディフェンスに切り替えた事について
「点差が開いた所で、ディフェンスをミックスして状況を変えようとしました。もともとチームとしてあまりゾーンをやっていないのですが、変化を与える意味でゾーンディフェンスにしました。」

-新たにテイト選手が加入しますが、今後のチームについて
「大分は6シーズンで1度しかプレイオフに出場していません。チームはいまそのギリギリのラインにいますが、メンバーが揃えば必ずプレイオフに行けるチームになると思います。新しいHC、新しいチームという状況ですが、12月以降は徐々に勢いに乗ってますし、まとまりのあるチームになってきたので、この勢いでシーズンを戦っていきたいと思います。」

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#23佐藤公威選手

-今日の試合について
「いつものチームじゃないですね。ボールが動いてないです。ヒートデビルズのスタイルというのは、一人が長くボールを持っているチームじゃないんです。言い訳はしたくないですけど、全然ボールが回ってなかったです。結局、1対1のシチュエーションが凄く多いんです。1対5で戦っちゃうんで。その差が、この点差だと思います。やはり決めるべきイージージュートを決めていなかったので。後半の残り5分くらいかな、一回プッシュ出来たんですけど、その時にイージーレイアップを落として、波が相手に戻ってしまいました。(今日は)流れが悪かったので、とことん重いゲームになってしまいました。」

-自分自身のプレーについては?
「コーチはここが僕のホームだと知っているんで、「気負う必要はないから思い切ってやれ」と言われました。そのアドバイスが効いて、いつも通りのプレーが出来ました。得点は14点なんですけど、(シュートの)セレクションがとんでもなくて、ただ入っているだけです。こんなプレーをしていたら簡単に止められてしまうので。」

-三友選手が欠場したのは影響ありますか?
「はい、もちろん。」

-サイラス・テイト選手が新たに加入しますが、やはり現状のインサイドは苦しいでしょうか?
「ウチのインサイドは凄く頑張ってくれてるんですよ。紙一重の差で相手に押されちゃって、それでポジション取りが決まったりするので。でも、ルーズボールの時とかは周りがもっとボールに集中しなければいけないかと思います。彼ら(インサイド)の責任じゃなくて、ガードの責任でもあるので。そういった意味でも、ボールを取りに行かないといけないです。あとやはり、(インサイドの選手は)上で戦ってくれているから、(他の選手は)下でちょっかいを出さなければいけないと思います。」

-ウェストのプレイオフレースで、大分があと1歩上に行く為に必要な事は?
「ウチは一人が長くボールを持つチームじゃないんです。5人全員がボールをシェアしていかなければいけない。他のチームは何十点とか取る選手がいると思うんですけど、ウチはそういう選手がいないから・・・チームになる事ですね。もっとチームにならないと、ウェストで上位に入れないと思います。今日は30%くらいしかチームになってなかったと思います。HCはどうかは分からないですけど、僕自身の考えですけどね。全然チームになってなかったので、オーガナイズしていかないといけないですね。」

-新潟でのプレーについて意識は
「最初はちょっと気負いましたね。でも、気負うのは当然だと思うので。気持ちを入れ替えるだけです。」

-新潟の観客から拍手が起きたときはどう思いましたか?
「嬉しかったです。皆んな覚えてくれていたんだな、というのがあったんで。明日は勝って皆んなをぎゃふんと言わせたいですね。」

-新潟から離れて、その新潟を客観的に見るとどんな印象ですか?
「素晴らしいですね。やはりバスケットの聖地というか、ブースターの人も昔からの人もいるし、ある程度アルビの流れを知ってる人もいるので。いろんなアウェイとか回りますけど、やっぱり新潟が一番全体的にひとつになっているなという気はしますね。ただ、ここで勝つともっと気持ちいいんでしょうけど、負けると凄く悔しいので。多分明日は負けないです(笑)」

-途中、池田選手とやり合う場面がありました
「あれはもう、彼はああいうスタイルなんで(笑)。触ってないのにそのフリをしているから。多分皆さん分かってると思いますけど。」

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新潟アルビレックスBB:廣瀬昌也HC

-今日の試合の総括について
「基本的に、ディフェンスの1対1でよく守れたんじゃないかと思います。ちょっとヘルプに行き過ぎてオープンで打たれてしまっていたので、そこをあまり行き過ぎるなという事と、大分の#31と#34と#6のところ、ここが最後はやってくるだろうな、といのはあったんですけど、ここは上手く守れたと思います。そこが1番のポイントかなと思います。明日、また気を引き締めてもう1試合頑張りたいと思います。」

-スタメンに戻った澤岻選手のオフェンスが機能した点について
「澤岻は後半1回も替えられなかった。それが本音です。でもそこを上手くやってくれました。すごく上手くまとめてくれたと思います。彼も徐々にチームメイトの良さが分かって、それを引き出そう、引き出そうとしていて、それが今までずっと続いていて、自分の良さを引き出すことを忘れていた。最近は自分の良さも引き出しつつあると思います。今日もジャンプシュートは1本も躊躇なく打っていたし、ドライブも積極的に行っていたので、それは良かったんじゃないかと思います。」

-第2Qにバタバタする場面がありましたが、修正点は?
「シュートを入れろ。それ以外無い。(シュートが入っていれば)あれは20点差は行ってたと思うんですよ。入っていればね。だから、あれは入れるしかない。あれだけノーマーク作っておいて、3ポイントが入らない、ゴール下まで入らない。外が入らないならチャージングに行けと。前半の出来からすれば、20点離してもおかしくない。それは練習していくしかないし、入らないのは使えないですよね。その辺は彼らにも自覚してもらわないと困ります。ただ、まだまだ長いシーズンですからね。彼らの底上げというのは必要になってくるんだけれども、本当に、練習していくしかないですよね。あれ以上作りようがないと思います。」

-今日はbjリーグとWJBLの共同開催という事でしたが、何か意識した事はありますか?
「それは無かったですかね。僕らもちょっと早く(会場に)来て、(WJBLの)試合を見させてもらったんですけど、すごく雰囲気も良かったと思いますし、その後連続してという事で。お客さんの配置が違ってたので、そこはちょっと気になりました。女子の試合もすごく盛り上がってましたし、我々もいい雰囲気の中でゲームをやらせてもらったので、今日1日、バスケットデーとしてすごく良かったと思います。」

-チームのオフェンスでピックアンドロールの場面が増えてから、以前に比べてローポストからアタックする場面が減ったようですが
「そのように指示はしてないです。今は、プレッシャーをかけられた時に、自分達の動きのスペーシングでまた新しくトライしている事があるので、それを中心にやっていただけです。特にインサイドをやめなさいという指示は無いです。

ただ、ローポストでダブルチームに来ることは分かっていたので、ハイポストから展開しなさいという指示はしました。インサイドの入れ方も、ローポストからじゃなくてハイポストから、そこからローポストに、という感じだったので、そうなったのかもしれないですね。」

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#32池田雄一選手

-今日の試合について
「澤岻さんも言ってたんですが、(点差を)離せるところで、こっちのミスで離せない場面がたくさんあったので、個人成績どうのこうのより、チームとしてはそこを離して、もうちょっと楽なゲームにしたかったというのはあります。」

-具体的な修正点は?
「オープンでいいシュートを打っているんですけど、入ってないというだけなんで。後はつまらないターンオーバー、アウトレットパスからの、本当にしなくていいパスミスを何度かしていたので、ああいうところは改善できると思います。」

-今日から澤岻選手がスタートに戻りましたが
「そうですね、澤岻さんが出て、やってる時はすごくやりやすいというのが正直な意見なんですけど、誰が出ても同じバスケットが出来るような練習もしてますし、その辺は澤岻さんだけという事じゃなくて、タカトもいいプレーしたと思うし、チームとして、上手いパス回しができればと思います。」

-第4Qまで相手を突き放せませんでした
「ハーフタイムに廣瀬さんから「もうちょっとしっかりしないとダメだ」という話があって、それから選手が気持ちを切り替えて、3Qは流れが掴めませんでしたけど、4Qに繋がるプレーが出来たと思います。」

-明日以降の試合に向けて
「ホーム連勝がなかなか出来ていないので、しっかり明日のことを考えて、今日はゆっくり休みたいです。まずは今年最初の試合をブースターの方に見てもらったのは良かったので、是非明日も勝つ姿を見せられるように頑張ります。シーズンもまだ半分終わってないですが、できるだけ早い段階で貯金を作って、プレイオフに向けてのチームづくりが出来ればと思います。まずは目の前の試合に勝つことを考えてプレーしていきたいと思います。」

-試合中、公威選手とやり合う場面がありましたが
「楽しかったですね。あいつ、シュートを入れた後に俺を見たんですよ。なのでシュートを入れて、見てやりました(笑)。でも、勝てて良かったです。」

-公威選手のプレーは以前と変わりましたか?
「新潟にいたときより、思い切りがいいかなというのはありました。迷いが無く、(彼)本来の勢いでやるプレーだったと思います。」

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#1澤岻直人選手

-今日の試合について
「勝った事は良かったんですけど、リード出来る時に自分達のミスで点差を広げられない、最後も相手に詰められるゲーム内容なんですけど、今日は3Q、4Qと締めてやれましたけど、もっと点差を広げることが出来たと思います。そこが新潟がいまいち勝てない原因であると思います。そこをできるだけ早く克服して、仙台さんに追いついて、その後プレイオフに向けて頑張りたいと思います。」

-ハーフタイムでの修正点は?
「いつも10点とかリードしても、今日も3ポイント2本、3本と連続して決められて追いつかれて・・・。今日はそこで切れたから良かったですけど、そこで追いつかれて逆転されると気持ちも落ちていくんで、そんな事がないようにという話でした。でも、今日は気持ちも切れなかったし、良かったな・・・と思いますけど、やはりPGとして、(点差を)10点から20点、30点として、そこで走りあう展開にして試合を終わるというゲームプランが良かったと思います。それが出来れば、勝ちを確実に掴んでいけるチームになると思うので、そこを引き締めてまた明日やっていきたいと思います。」

-今日はシーズン最多の8アシストでした
「向こうのゾーンのハリーバックが遅かったのと、ゾーンオフェンスではテンポが遅くなってしまうので、重くならないように、走りながらプレーしたのが良かったと思います。」

-廣瀬HCから、「澤岻がまわりの良さを引き出している」というコメントがありましたが
「それはいつも意識しているのですが、今週はちょっとシステムを変えてやってみたらフィットしているというか、日本人が少しずつ生きてきているし、ジュリアスやウィリーのところは抑えられてくるんだけれども、やはり日本人がリズムを作るというか、そんな事もやっていきたいと池田と話していました。今日は池田も点を取っているし、僕もリズムをつくりながらクリエイトしていくというのが少し見えたので、良かったかなと思います。」

-明日の試合に向けて
「いつも貯金できずにいるので、負け癖というか、5割でいいという雰囲気が少しずつチームに出てきているので、勝ち続ける為には明日やはり勝ちたいし、貯金2とかじゃなくて、勝ち星を自分達で持ってくる、勝ち癖がチームに必要だと思うので、その1歩として、明日是非勝ちたいですね。」

-やはりホームでの試合で勢いをつけたいですね
「明日勝てば、オールスターで(1週)空いて、その次は宮崎。そこで4つ勝てたらチームもすごく乗ると思うし、どうしても明日の勝ちは欲しいので、自分達で勝ちを逃さないように、自滅しないように、気合をいれてやりたいと思います。」

-現状のコンディションは?
「そうですね、足がまだちょっとアレですけど。ここからは、疲労と付き合いながら、体のコンディション、メンタルとリフレッシュしながらやっていきたいと思ってます。」

-新たに加入したニック・ダヴィッツ選手について
「オプションはいろいろ考えてます。ニックで点を取ることもあるし、ニックを起点にジュリアスを使ったり、ウィリーを使ったり、池田を使ったり。今までに無いオプションが出てくると思います。サイズも大きくなるし、その分、ニックにディフェンスを頑張ってもらえたらと思います。ニックも頭のいい選手なので、早く試合に合流して、ローテーションにしっかり入ってもらって。すごく楽しみにしてます。」

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以下ゲームレポート

新潟アルビレックスBB vs 大分ヒートデビルズ@新潟市東総合体育館(2011.1.15)

新潟ー大分
第1Q 22-15
第2Q 10-10
第3Q 25-24
第4Q 22-9
最終スコア 79-58

【スタート】
新潟:#1澤岻、#30ヴィーズリー、#32池田、#21アンドリュース、#25アシュビー
大分:#0佐藤博紀(以下、佐藤)、#33ロティック、#23佐藤公威(以下、公威)、#31フィンガー、#6ハウエル
※大分は#1三友が欠場

【レフリー】
#13清水博、#37加納康平、#44デビッド・ロウ

【観客者数】
2,830人(WJBL・bj共通)

【主な個人スタッツ】
新潟:池田20pts、FG6/13(3pt4/10)、FT4/4、2stl、アシュビー20pts、FG10/14、4ast、アンドリュース15pts、FG7/8、19reb、2stl、澤岻12pts、3pt2/3、4reb、8ast、ヴィーズリー10pts、3pt2/3、5reb、コナーレ5reb
大分:公威14pts、FG6/18、4reb、ロティック11pts、3pt3/7、5TO、ジョンソン11pts、FG5/9、5reb、3ast。佐藤8pts、FG4/6、ハウエル5pts、FT1/6、9reb、3astフィンガーFG1/10、9reb

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第1Q 新潟22-15大分

試合は両チームともマンツーマンでスタート。いきなり新潟が突っ走る。澤岻と池田の3ポイントで流れにのると、澤岻から池田へ綺麗にバックドアのパスが通る。アンドリュースのスティールからアシュビーのダンク、大分のシュートミスからヴィーズリーが速攻を決めて12-2と飛び出し、大分がタイムアウトで試合を止める(6:32)。

その後は大分もペースを取り戻し、点差は詰まらないまでも得点が続く。

新潟は高い位置からのピックアンドロールをメインに中、外とボールを回し得点を狙う。

一方の大分は、こちらもよくパスを回してコートを広く使うオフェンスを展開するも、ポストを使わないので確率が上がらない。それでも中盤以降はハウエルがポストでボールを持つようになり、自らの得点やカットインへのアシストでリズムを掴む。Qの最後にロティックが3ポイントを沈めて22-15と新潟の7点リードで第1Qを終了。

※序盤の新潟のラッシュを除けば、比較的落ち着いた試合展開。新潟は5astとボールがよく回り、大分の4ターンオーバーもあって確実に得点。特に3ポイントが3/5と効果的に決まりました。

大分は序盤に躓いたもののチームプレーを取り戻し、佐藤のミドルショット(6pts)とハウエルのゴール下(4pts、3reb、1ast)でなんとかその点差を7点に押さえています。最後のロティックの3ポイントも大きく、これが無ければ10ptsの2桁差となっていました。

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第2Q 新潟10-10大分

お互い小型のラインナップとなる第2Q。メンバー的にもベンチが中心となるが、どちらのチームもバタバタしてしまい得点が動かない。

大分はディフェンスで高い位置からのダブルチーム、トラップを仕掛けて新潟に揺さぶりをかける。新潟は根東が積極的にリングを狙うもそのシュートは決まらない。

スタメンPGの三友が不在の大分も効果的なオフェンスを組み立てられない。なんとかチームで攻めようとするも、なかなかオープンのショットをクリエイトできない状態が続く。

交互にタイムアウトを取りながらゲームを組み立てようとするも、お互いにシュートの精度が低いだけでなく、ルーズボールなどでバタバタした展開のまま時間が過ぎる。

新潟は終盤にかけてアンドリュースとアシュビーのフロントラインの得点が決まり、また大分では公威のドライブからのフローターが決まるなどするが、結局このQはお互いに10ptsしか得点できず、32-25でハーフタイムへ。

※両チームあわせて8のターンオーバーもさることながら、いずれもFGが20%台と低調だったこの10分間(新潟5/18:27.8%、大分4/15:26.7%)。新潟では根東と小松の2人だけでFGが0/10、大分も2/5の公威がまだ良い方という状態でした。

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第3Q 新潟25-24大分

後半になって両チームとも得点が動き出します。まずは新潟。池田の3ポイントにアンドリュースのアリウープ、そしてヴィーズリー、続いて池田がゴール下へ切れ込んでFTをもらう。

しかし大分も公威のドライブや3ポイント、ハウエルからゴール下のジョンソンへのアシストなどで追い上げる。34-43と大分が追い上げたところで新潟のタイムアウト(5:31)。

新潟はそのフロントラインを生かしたオフェンスでゲームを再構築します。ビッグマンがゴール下で得点するだけでなく、アウトサイドへパスを回し澤岻の3ポイントが決まる。かと思えば澤岻のドライブからアンドリュースへのアリウープパスと、内外によくボールが回る。

大分では公威が奮起。マッチアップする池田とお互いにシュートを決め合う熱い戦いを展開。大分はさらにディフェンスからの展開でロティック、そして鈴木の3ポイントが決まり、57-49となんとか食らいついたまま第3Qを終了。

※新潟がフロントライン(アシュビーとアンドリュースのFGが5/5、2人で12pts)とアウトサイド(3pt3本、池田2、澤岻1)と内外とバランス良くオフェンスを組み立てたのに対し、大分では新潟出身の公威が気を吐きました。3pt1本を含むFGは4/5と、新潟のブースターにその成長した姿を見せつけました。

また、チームとしても3ptFGが4/4と、インサイドが苦しい中、アウトサイドからの得点でなんとかゲームにしがみついているような状態です。

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第4Q 新潟22-9大分

3ポイントでなんとかゲームになっている大分は、ここでも3ポイントを連発。しかしロティック、公威、鈴木とそのシュートはいずれも決まらない。

新潟はアシュビーのミドルショット、そして澤岻がディフェンスを翻弄するようなドライブからフィンガーロールでネットを揺らし、61-49と点差が開いたところで大分のタイムアウト(7:29)。

大分としてはここで確実に得点したいところだが、公威のシュートは連続で外れてしまう。

逆に新潟はアンドリュースがゴール下で得点し、さらに池田が佐藤相手にポストアップからフェイドアウェイの難しいシュートを決める。オフィシャルタイムアウトの時点(4:45)で新潟が67-50とセイフティリードを保っている状態です。

これまで終盤にそのリードをしっかり守りきれない場面が目立つ新潟ですが、ここからアシュビーのダンク、ヴィーズリーと池田の3ポイントなどが決まります。大分は最後まで追い上げのムードを作れず、そのまま79-58で試合終了となりました。

※何とか追い上げたい大分がそのオフェンスを効果的に組み立てられなかったのに対し(3pt0/7を含むFG4/16)、新潟は3pt2/5、2pt8/12といずれも確実に得点。この10分間だけで6astを記録し、大分に追い上げるチャンスを与えませんでした。