埼玉ブロンコス、ナタリーAC初陣を飾る(11月20日)

11月20日(日) 埼玉県さいたま市記念総合体育館で行われた埼玉ブロンコス対富山グラウジーズ戦は埼玉ブロンコスが前半からスピードのある展開で富山を圧倒。出場停止のマーレイHCから引き継いだナタリー・ナカセACの采配がズバリと的中し4人の選手(ハンフリー、フラワーズ、寺下、北向)が二桁得点をあげ、93-74で前日の雪辱を果たした。
(文=定山 敬)

スコアボード

11月20日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
埼玉ブロンコス 26 24 19 24 93
富山グラウジーズ 13 13 22 26 74

【スタート】
埼玉ブロンコス:#2ケニー・サターフィールド、#7北向由樹、#15寺下太基、#35ジョン・ハンフリーズ、#41ジョン・フラワーズ
富山グラウジーズ:#9水戸健史、#21ブライアン・ハーパー、#31城宝匡史、#34デビン・サーシー、#50アイラ・ブラウン

【レフリー】
平出 剛(ひらいで たけし)/堀田 兼史(ほりた ともふみ)/上田 信彦(うえだ のぶひこ)

【観客者数】
1211人

【主な個人スタッツ】
埼玉ブロンコス:ハンフリー27点4リバウンド2アシスト6スティール、フラワーズ22点6リバウンド、北向11点、寺下10点
富山グラウジーズ:サーシー17点5リバウンド、ブラウン14点、ハーパー15点9リバウンド

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バランスを気にし過ぎてバランスの悪い埼玉と先発日本人ガード(水戸、城宝選手)を長い時間起用せざるを得ない富山。どちらが先にその問題点を解決できるのが2戦目のポイント。

第1Q
HCの出場停止問題と前日の大敗という嫌な雰囲気を払拭したい埼玉はセンターのヒューズをベンチに置き、得点能力の高いハンフリーをスタートで起用し、あえてフロアバランスを崩してまでもスモールラインアップで挑む。風邪気味で体調不良だった北向の調子が最初は上がらず、立ち上がりの3Pシュートミス。富山は昨日の展開そのままに4メンアウト(インサイド一人、アウトサイド4人)からサーシーのダンクで先制。ここから埼玉は攻守を速くし、ハンフリーのペネトレイトで得点。速攻から寺下がレイアップを決める。更に寺下のシュート、フラワーズのゴール下で8-2とリードし、富山は7:26にタイムアウトを要求。富山は城宝のアシストからブラウンのゴール下が決まるが、北向がお返しの3Pシュートとドライブからの得点を成功させる。富山もハーパー、水戸の3Pを成功させるが、ハンフリーの速攻、北向の3P、終了間際に原口がスティールからレイアップに持込み、26-13とする。

第2Q
寺下のフリースローが1本のみ成功した後、富山はターナーのフックシュート、ゴール下でファールを誘いバスケットカウント。追い上げを開始する富山。埼玉は素早いヘルプディフェンスから活路を見出し、ケニー、北向が3Pを成功させる。牧ダレンのスティールから原口のレイアップ、ハンフリーのシュートが効果的に決まっていく。富山はインサイドにボールを集めるが埼玉のダブルチームに手を焼き得点が伸びない。特に疲れが見えるガード陣(水戸、城宝選手)は前日のようなパフォーマンスが出来ていない。その間にハンフリーの速攻が決まり、更にバスケットカウント。ここで富山のベンチにテクニカルファールが宣告され、バスケットカウントのフリースローとテクニカルファールの2本のフリースローをハンフリーが確実に成功させる。サーシーのローポスト、ジョンソンのペネトレイトからファールを誘いバスケットカウントで3Pプレーとするが、牧ダレンのティップイン、フラワーズのアウトサイドシュートで50-26と埼玉が大量リードして前半を折り返す。

第3Q
富山、水戸選手のペネトレイトで試合が動き出す。埼玉はフラワーズのポストプレー、ハンフリー、サターフィールドが続く。富山もサーシーのゴール下、この日初得点となる城宝選手のシュートが成功するが、ハンフリーの3P、フラワーズのシュート、更にハンフリーが3P成功と差を大きく広げていく。ブラウン、堀川の3P、ハーパーも豪快なダンクを決め、終了間際にはジョンソンのリバースレイアップも成功するが、69-48で埼玉リードのまま最終クウォーターへ。

第4Q
埼玉は新井の3P、フラワーズがベースラインからフェイダウェイで得点。富山はインサイドにボールを集中させ、ハーパー、サーシーがフリースローで得点を重ねる。埼玉のサターフィールドの3Pシュート、城宝のターンオーバーからハンフリーがダンクを叩き込む。ブラウン、サーシーのシュート、山城も3Pを決めるが、埼玉はフラワーズがサターフィールドのアシストからバスケットカウントで3Pプレー。寺下も相手のファールからシュート決めバスケットカウントとし、3Pプレーを成功させる。埼玉はサターフィールドのアシストからヒューズがアリウープでダンクを決め、勝負あり。埼玉が93-74で富山をやぶり、前日のリベンジを果たした。

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試合後のインタビュー(プレミアム限定)は富山グラウジーズ、下地一明HC。埼玉ブロンコス、ナタリー・ナカセAC、北向由樹、寺下太基、原口真英選手

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