1月10日(月・祝) 大阪エヴェッサ vs 浜松・東三河フェニックス 試合後のインタビュー

1月10日(月・祝) 大阪府立体育館で開催された 大阪エヴェッサ vs 浜松東三河フェニックスの試合後のインタビューです。

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スコアボード

1月10日(月・祝)14:00 ティップオフ

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
大阪エヴェッサ 21 15 17 16 69
浜松・東三河フェニックス 16 12 21 30 79

【スタート】
大阪:#3ナイト、#7今野、#33高田、#44リン、#50マーシャル
浜松:#5友利、#7太田和、#9ディクソン、#11岡田、#12ラーカイ、#21パーマー

【レフリー】
上田、鬼頭、佐藤

【観客者数】
2,093人

【主な個人スタッツ】
大阪:#44リン 16点6リバウンド、#7今野 14点、#1ブラックレッジ 15点5リバウンド5ブロック
浜松:#5太田和 14点6リバウンド、#21パーマー 17点、#12ラーカイ 7リバウンド2ブロック

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大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェル HC

-試合の総括
全体的には良いゲームだったかなと思います。特にディフェンスが、昨日と打って変わってしっかり気持ちの入って勢いのあるディフェンスを第4Qに入るまではしっかり出来てたんじゃないかなと思います。その辺から大きなターンオーバーとか良いタイミングでボールを失うことがあったのがちょっと残念でしたけども、この試合から多くのことが学ぶことが出来ますし、全体的には得るものがあった良いゲームじゃないかなと思います。

-第4Qで10点差開いた場面で、ハイピックのプレーで3回連続同じプレーにやられてしまいました。それで2-3ゾーンに切り替えようというような指示は無かったのですか?
そこまではしっかり機能していたっていうところと、コートにいる選手が一番感じ取れている。彼らに聞いたらゾーンのほうが、行ってみようということだったんで、その判断に関しては間違いは無かったかなと思うんですけど、ちょっとコミュニケーションをもっともっと取って早いところからキャッチアップ出来れば、もうちょっと良かったんじゃなかなと思います。

-このチームはまだ4つのクォーターで集中力を持続出来るチームでは無いのでしょうか?
まだまだこのチームは良くなるべきところがあると思いますので、その辺はチームのコミュニケーションだったり、各選手が自分の中でしっかり自分がやるべき事を把握してチームを盛り上げていくっていう作業がこれから必要だと思います。最後のチャンピオンシップ、ラストの試合に向けて、それを積み重ねてチーム力としていくっていう作業はこれからまだまだ必要だと思います。今日浜松さんは良い例だったと思うんですけど、例えビハインドで追いかける段階でも焦らずしっかり我慢強く、そこからどうファイトバックするかを常に狙ってるっていうことが出来てる良い例のチームじゃないかなと思います。

-浜松とは昨年のファイナルから3連敗で、上にあがってチャンピオンシップになれば戦う可能性が非常に高いチームだと思いますけど、浜松について2試合終わっての印象は?
ディフェンディングチャンピオンらしい、しっかりサイズも問題無くありますし、個々のピースがしっかりハマっている中で、更にコーチがよくされていて、チームで何をすべきかを全員が統一がしっかりしているところで、まさにお手本になるようなチームじゃないかなと思います。

僕らは今回の2試合の負けで学ぶべきものを学んだと思いますのでこれをしっかり5月に対戦するために、そこでしっかり結果を出すために、これから学んでチーム全員で取り組んでいくしかないかなと思います。

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高田 紘久 選手

-2戦、戦われて浜松はいかがでしたか?
非常に力のあるチームですので、やっぱり自分達のするべきことをしっかり40分出来ないと勝てないと最初からわかってたんですけどそれが出来てないから昨日とか今日みたいな展開になったと思います。それで自分達のやるべき事を出来てる時間帯っていうのは、昨日の1Qでもやられた、今日は第4Qでやられたっていうので明確に出てるんで、自分達が出来てる時にはそんな大差は無いと思うんで、そこだけ40分通してしっかりやるように意識することは問題かなと思いました。

-浜松と対戦する中で手応えは?
やっぱりさっきも言ったように40分間通して自分達のバスケットをするっていうこと、それに尽きると思います。もうどこが誰がマークされようが。リンもそうだしビリーもそうだし昨日も今日もですけど非常にタイトなディフェンスをされてたのを僕達は知ってるし、その中で僕達がノーマークになる機会が非常に多いので、そこで確実に点を取ること。そういうのは個人のスキルだと思うんで、まずはチームの決められたことを、ディフェンスをするっていうことに尽きると思うので、そこをしっかりチームでやっていけば行けると思います。僕はもう絶対チャンピオンシップ取ることしか狙ってないんで。絶対行けると思うし、はい。そこがきっちり出来てる時は勝ってるんで。そこをしっかりやれるようにやっていきたいです。

-シーズン前半がだいたい終わって、自分の出来はどうですか?
いや、まぁ、こんなとこで決めるのも。どれぐらいっていうのはあれなんですけども、やっぱりシーズン終わってこういうのが決まると思うんで今は全力出して頑張るだけなんで今は何点とかそういうのは無いです。

-第4Q、浜松のハイピックにかなりやられました。それは単なる集中力切れだったんでしょうか?
あれはコミュニケーション不足もあるし、そうですね、コミュニケーション不足で。絶対止めれない人なんかいないと思うんでバスケットで。相手が5人いてますけど、こっちも5人いてるんで絶対止めれない選手はいるってわけじゃないと思うんで。しっかりそういうとこを詰めていってこれから繋げていったら良い。もう相手は最後あれしか無かったので、最後の攻め手は。だからしっかりと、ああいうところで止めれるように。全員ディフェンスするということ、チームディフェンスが目標なので、そこは詰めていきたいなと思います。

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リン・ワシントン 選手

-今日の試合について
昨日と打って変わって最初の3Qまで非常に良いゲームで僕たちはチャンピオンシップ、優勝に輝けるチーム、優勝にいける相応しいチームであるっていうプレーが出来たかなと思うんですけど、そのあと翔太(今野翔太選手)が怪我で外れて、そこからだいぶペースを崩して、最後足りなかったんですけども、特に浜松がしようとしてきたこととしては僕とビリーからボールをなるべく避けて、他の選手に渡った時にそこも潰すということが明らかだったんですけど、そこにやられた部分が多かったかなと思います。

-昨日も今日も1Q分だけ集中力が無くてやられてしまいました。それについてこのチームはまだ40分間集中力を持続出来るチームでは無い?
(日本語で)30分だけ。今日は最初の30分間だけで最後の10分間はちょっと良くない展開にしてしまった。

-(リン選手に)ダブルチームに来られた時に他の日本人選手がどう動くかという部分でコミュニケーションは取れていますか?
そこはそんなに問題じゃなかった。特に翔太なんかは非常に良い動きをしてました。今日の問題は僕らのディフェンスにあったと思う。

-それは第4Qで3回連続ハイピックをやられたプレーですか?
仰る通り、特に3回同じプレーをやられたと。チームでの準備がしっかり出来てないところが明らかに出たんじゃないかと。

-来週の埼玉の試合に向けて。
今回の試合っていうのは非常に良い多くのことをたくさん学べたゲームになりました。特にハイレベルのゲームの中で、どういうふうにディフェンスすれば自分達のゲームが出来るかっていうところをしっかり学ぶことが出来ましたので、この経験を活かしてあとのシーズンに活かしたいなと思います。

-元チームメイトの波多野選手とのマッチアップはどうですか?
特に今年のJ(波多野和也選手)は非常に調子が良くて、良いプレーをしていることをわかってますので非常に楽しみにしています。

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浜松・東三河フェニックス

中村 和雄 HC

-試合の総括
今日は外のシュートが悪かった。アーノルドがダメ、4番のレイ・ニクソン、シューターなんだけど昨日、今日と悪くて。怪我しないで帰っちゃえばこれはこれでもう良いかなって感じがありました。

それで今日のレフェリーはチャージングはチャージングなんですよ、ファールはファールなんですよ。その区別がね、今日のは判定がそういう状態だったと思う。行けばみんなファールっていうんならそれは・・・チャージングはチャージングなんですよ。だから今日の区別は納得いくようなものだった。俺らが取られても問題無いし。ある程度ね。どうしてもラフなゲームに対してはやっぱりそのために審判がいるんだから。ルールに反する危ないプレーに対してが一番審判の役割でしょうから。

ゲームとすれば昨日の勝ちより今日の勝ちのほうが嬉しいかな。ゲームとすれば。よくぞ勝ったと。あれだけ34番のアーノルドがまるでダメで、それでさっきも言ったようにレイ・ニクソンがダメで、それでファールが多くてよくぞ勝った。大口がいない分、辛いところを太田和利が(埋めた)。大口がいるとどうしても大口に任せる分がある。だから今日は最初からゲームで日本人が(活躍したので)良いきっかけじゃないかって。大口がいない分、頼る人がいないから自分らの誰かが出てくる状態じゃないだろうか。で、二日間とも太田敦也の働きがやっぱり良いですよね。良くなってきてるかなって感じがしますね、ようやくここに来て。安定してくれば良くなるかなって感じがしますね。

あとは、岡田はわからないんだ、実際はあの眼底のあれ(状態)が。もう一回向こうに帰ってから精密検査する。で、別にボクサー見ればあとから骨折したとか、それでも(試合を)やってるじゃない。だから「大丈夫、大丈夫、やれ、やれ」って。トレーナーが渋い顔してるけど「大丈夫、大丈夫」って。命に関わるわけじゃねーんだから。(でも)よくぞ、やった感じしますよね。

一応今日のゲームはハートで勝てたって感じがわたしは嬉しい、非常に嬉しいですね。バスケットはある程度、技術だとか能力とかいうのもあるでしょうけれども、ハートでも戦えるというようなゲームをしたということが今日は一番嬉しいですね。

あとビリー・ナイトとリン・ワシントンは僕らに無い二人だから。ああいう特徴あって強烈なポイントあるチームと僕らは全く正反対、対極にいるから。誰がどうじゃない。アーノルドが今日全く入れなくてもゲームが成立する状態が俺達のチーム、目指すチームなんで、そういう意味では今日のゲームは特に良かったかな。

-大阪に対して昨年のファイナルからずっと優勢で試合を展開されてるわけですが、大阪がファイナルに出てくる可能性が高いと思いますがいかがですか?
ほとんどわからない。去年はね、沖縄行った時に沖縄ときっと(ファイナルを戦うという意味で)一緒ですねって(言われたけど)、「そんなのわかるわけないじゃないか」って言ったら案の定無いじゃないですか。みんなそう思ってるんだ、きっと。次沖縄行けば沖縄の人がそう言うよ。けどあんまりほとんどゼロに等しいから、意識とすれば。西はどこでも良いんだ。こういうふうにやってあんまり意識してやってるわけじゃないんで。一つだから、最後に来るのが。大阪・沖縄・滋賀・福岡・京都が、メンバーは一番京都が良いんですよ。西の京都、東の東京。これは絶対的、お金のかけ方も。もうあんな選手、簡単に来るわけないじゃないですか、どう見たって。誰が見たって、思うだけですよ。予想です、予想。と思います。メンバー的には西の京都、東の東京。これがやっぱりね、侮れないですよ。京都のあの強力な。だから分からないですよ、これは。そう言うと大分と宮崎と高松には悪いんだけど、島根もあるしね。

(シーズンの対戦で残っているのは順位の)上のほうからいえば沖縄だけなんですよ、西は。次は高松なんでそれももう一度しっかりと。地元なんでね。ちょっと頑張りたいなって。逆にね、気持ちがちょっと緩むかもしれない。滋賀と戦って、ここ(大阪)と戦ったから。ここに照準が合ってたから、僕らのチームとすれば。だからこれが終わったんで、ほっとしないようにして戦いたいなと思います。

-岡田選手は昨日レントゲンをとったのでしょうか?
まず脳の心配をしたんだ。脳のあれ(検査)を全部やって、それから眼底のあれ(検査)が出来なかったんだ。目の中が充血してるんで。それはもう帰ってからもう一回検査しましょうということで。まぁ、ボクシングであることじゃないですか。ねぇ?ダメならダメなまでで。よくぞ、でもやれるもんだよね。またやったって、ビリー・ナイトの肘が入ったって。岡田に(ビリーの肘が)入ったって言うから。いつも思うんだ、ラグビーとかボクシングに比べれば簡単なもんじゃないですか。バスケットやから死ぬわけじゃないんですからねぇ。俺がやってるわけじゃないし。いつもそう思ってるんだ。

-大口選手の状態は?
くるぶし。昨日レイアップ行った時に(足の上に)乗っかって、くるぶしが腫れている。ちょっと時間かかるかなと思いますね。あいつのことだから大丈夫だと思いますね。

ただちょっと怖かった、今回の(2試合は)。特に昨日が怖かったな。今日はまだ審判がきたから、まだ。(今日は)肘に対して審判がちょっと神経質だったから。あれであるべきだと思うんですね。だから昨日はちょっと怖かったですね、バスケットっていうよりプロレスの感じがしましたね、やってる感じが。ばったばった倒れるんだ。倒れるのみんな俺んとこなんだよな。一方的に倒れてるんだ。今日は笛がきたと思うんですよね。それに(審判が肘を注意して)ちょっと見たと思うんですよね。見ますから、審判。昨日の試合を見て今日に入ってくるから。今日はあの程度で済んで良かったかなと思います。

-第4Qにセットオフェンスでなくて、ディクソンを含めた3人のハイピックを使ったのは作戦だったんですか?
はい、そうです。

-相手のディフェンスが悪いと読んで?
いや、悪いというより二つのディクソンがやるのとアーノルドがやるのと。それからジェフリーで、彼も当たってたから。それであそこの二人に集中するとやっぱりゴール下が空いてくる。だからこれは僕らの作戦で、ツーのストレートとか、サイドだとか、要するにフォーメーションの一環ですね、はい。

大阪も注意してたと思いますよ。それは当然。けどああいうふうになってくると、集中力が無くなるんです、プレイヤーに。練習ではやってたはずですよ、俺らのやるオフェンスに対するディフェンスは。けど第4Qになってくると集中力が欠く時がありますよね。だから上手く行ったから、それだけで押した。もう徹底的に押した。もうそれだけ、それだけって。それだけで押しましたね。

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岡田 慎吾 選手

-今日の試合について
前半は自分達の良いところが出せなかったというか、特に出だし相手のペースで試合が進んでいったので。後半はもう気持ちを全面に出してプレーしようということで一生懸命やりました。

-昨日ああいう形で負傷退場してしまいました。状態は?
問題無いです。プレーに支障は無いです。

-最初フェイスガードしてましたが?
またぶつけたら危ないということで一応してたんですけど、どうしても邪魔なので外しました。

-視界を遮られる感じですか?
そうですね、はい。

-大阪で2戦戦ってみて、その前のミーティングなどで中村監督から言われてことと違った面はありましたか?それともスカウティング通り?
スカウティング通りかスカウティング通りじゃないかって言われるとスカウティング通りだと思います。自分達が守るべきところを考えながら守ってやった結果が出たと思います。

-良い面、悪い面で相手と戦ってみてどう分析されましたか?
そんな偉そうなこと言えないんですけど、やっぱり2枚、#44と#3ですよね。いかに彼らかボールを離すかということですよね。彼らがボールを持って一対一を仕掛けたら、なかなか止められるものじゃないので、そこがやっぱり彼らの強みだと思うんでそこをいかに抑えるか。抑えた結果、周りの日本人の選手だったり、外から打つケースがあったと思うんですけど、そこを落としてくれたというか、そういう面が弱みなんじゃないですかね。彼ら二人を抑えた時の他の3人の(働き)っていう部分です。

-西のチームとの戦いが続きます。東のチームとの違いってありますか?
特に違いは無いって思ってますし、相手がどうこうっていうより自分達がいかに自分達らしいバスケットやるかっていうことを考えて毎日練習してるんで。相手というより自分達です。

-大阪に2連勝出来たっていうのはかなり大きいと思うんですけどいかがですか?
そうですね、はい。自信にも繋がりますけど、またプレーオフでやる可能性は充分にあるんで、決してこの2連勝で油断をしないことだけですね。

-昨シーズン決勝でやって勝ってそこで自信みたいな、苦手意識みたいなものは全く無い?
考えてないです、昨シーズンのファイナルのことは。また別のチーム、お互い別のチームなんで。

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ジャメイン・ディクソン 選手

-今日の試合について
今日勝ったことが一番良かったんですけども昨日の勝ちがあって更に集中して今日に臨んでいくっていうのがチームとしての課題だったので、それが出来たことが一番良かったと思います。

-前半かなり苦しい展開でしたがどうでした?
大阪がすごく走ってきたので、そこがやっぱり自分達が対応しきれなかったところですし、相手もすごくタフなゲームになると予想してゲームのスタートから激しく来ましたのでそれに対応するのにちょっと時間がかかった。

-チームがファールトラブルに苦しんでいた中で、チームのPGとしてどう試合を見ていました?
まず最初に自分もファールトラブルなってしまったのでそこがまずいけなかったことですけども、チームとしてすごく選手層の厚いチームですので、まずトシ(太田和利選手)がかなり良い働きもしましたし、アツ(太田敦也選手)もまた合わせて良い働きもしましたし、そうやって他の選手達、ファールを受けてない選手達もしっかりと働いたので、それが良い結果に繋がったと思います。