11月22日、ブレックスアリーナで行われたリンク栃木とアイシンの試合を観戦したBリーグ大河正明チェアマン。その試合後に行われた会見全文。
–ブレックスアリーナへの率直な感想を?
そうですね。黄色いっしょくということで、ホームゲームでホームのファンが後押ししていたという印象です。
–いくつかのチームを見て回ったうえで、栃木の印象は?
会場の雰囲気は素晴らしいと思います。一体感と言いますか、盛り上がりの度合いは。特に相手が昨シーズンのチャンピオンのアイシンということもあって盛り上がったのではないかと思います。
–Bリーグの会見でエンターテイメント性を追求したいと川淵氏が言っていたが、エンターテイメントとして栃木の試合はどう見えたか?
体育館を上手く活用しているという印象なのですが、もう少しアリーナが広くて、見る人(観客)にもう少しやさしい部分(が必要なのではないか)。例えばカップホルダーのついてシート(座席)で飲み物が飲める雰囲気があったり、アリーナの天井にスコアボードがあったりですとか、まだまだ改善点はあると思います。
–Bリーグとして参考になる部分はあったか?
試合中にルールの解説(をスクリーンで映す)があり、初めて来たお客さんにルールの理解が出来る部分は非常に良いなと思いました。
–1部に入った栃木がBリーグで果たす役目は?
川淵が『バスケットで奇跡を起こそう!』と言いましたが、その奇跡をリンク栃木ブレックスが起こしてくれるのではないかと期待しています。
アイシン、日立、東芝、トヨタなどの企業チームではなく地域の手作りチームがそういった企業チームを倒していくことが、物語、ストーリーとしての面白さでもありますし、反対に企業チームは企業チームから脱皮して沢山の観客を入れて盛り上がりライバルになってくれるのではないかと思っています。
–栃木県民へのBリーグの楽しみ方
1部の東地区ですが、bj含めガチンコで本当に強いチームはどこだということになりますので、毎試合スリリングな展開が楽しめると思います。
仙台、秋田といったチームがbjリーグから来ますが、秋田などは沢山のブースターがいますので、栃木の会場にもピンク色の服を着たブースターが何百人も押し寄せる状況になった時にまた今度は黄色(栃木側)が燃え上がる、そんなようなリーグになると良いと思っています。
–Bリーグの組織作りは今どこあたりまで来ているのか?
人材、事業、競技運営といった人が集まる組織は8割くらい出来ていると思います。今は事業展開の部分に一番力を入れています。
この2,3ヶ月である程度(リーグの)方向性は見えるかなと思います。
–ルールなどの運営方法をいつ頃ファンに発表するのか?
少しずつ決まった所から発表していく予定です。
やはり代表が強くなる、日本が強くなるためにBリーグ特に1部リーグは必要ですから、そのための仕掛け、外国籍選手の出場の仕方でなどを、色々なクラブの代表と話し合いをしている最中です。