5月14日(土)関東大学バスケットボール選手権決勝進出は・・・。

5月14日(土)第60回関東大学バスケットボール選手権大会が東京、代々木第2体育館で行われた。ベスト4に残ったのは青山学院大学、東海大、筑波大学、拓殖大学の4校。対戦は筑波大学-拓殖大学、青山学院大学-東海大の対戦となった。さて決勝進出を果たしたのは・・・。

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スコアボード

5月14日(土)

第1P 第2P 第3P 第4P 合計
筑波大学 17 16 20 21 74
拓殖大学 21 36 20 17 94

【スタート】
筑波大学:#34田渡修人(4年生 G 185cm)、#15山口尭彰(4年生 G 185cm)、#76星野拓海(3年生 F 187cm)、#32武藤修平(2年生 F 190cm)、#99加納誠也(4年生 C 196cm)
拓殖大学:#1鈴木達也(3年生 G 169cm) #40藤井祐眞(2年生 G 177cm)、#94長谷川智伸(3年生 G 182cm)、#26上杉翔(4年生 F 190cm)、#99長谷川枝(4年生 F 190cm)

ゲームレポート(編集中)

拓殖大学 池内泰明監督インタビュー

―今日の試合を振り返って
うちは元々ディフェンスはマンツーマンから早いピックアップ。よく出来ていたと思います。相手のマンツーマン、ゾーンをどうやって攻めるか。
この大会はゾーンの練習をあまりやっていませんが、シューター陣が踏ん切りよくシュートを打ってくれました。

―このような大差がつくと思っていましたか?
いいえ。競りながら競りながらの試合展開になると思っていましたが、うちのチームは波に乗ると一気に行ける力を持っているので、どこかのきっかけで放すのではないかなと思っていました。

―機動力のあるチームになっていますが?
高さのあるチームではないので。ではどこで頑張るかというと相手のエンドラインからまでスリークオーター(フリースローライン)の所まででどうやって力が出せるか。(相手に)やられるところもありますが、そこで何とか相手よりも優位に立てるようにしています。昨年からそういう練習をしてきていますが、選手がよく理解してくれてやっていると思います。それがこの(大差の)結果に繋がっていると思います。

―昨日のゲームは長南選手、今日は佐々木選手が活躍しましたが、明日は誰に期待していますか?
それは勿論チーム全員です。今日の試合は(筑波大が)ゾーンディフェンスしてくるとコーナーやショートコーナーが空くので、そのスペースなら佐々木選手は良いシュートを持っているので活躍できたと思います。明日は相手の状況によって変わってくると思います。

―先日3Pシュートの本数について話をされていましたが、今日の本数についてはどう思われますか?
今日はよく入りましたね。ルール改正で(うちのようなチームは)3Pシュートの本数を増やさないと。
(チーム得点の)目標が90点なんですね。やはりまだ足りないです。秋に向けてはもっと本数を増やしたいと思います。
ただあまり意識しすぎると入らなくなる。今日は長谷川智伸選手が先ず自分のタイミングで打とうとしていたのが良かった。昨日まではギリギリの所で打ってましたね。それが今後の課題でもあります。慣れてくればもっと3Pシュートのラインから打てるようになると思います。

―点数の伸ばすために(3Pシュートを)打つことが必要ということですか?
そうですね。(3Pシュートを)打つことによってインサイドが活きてきます。高さがないので、ずっと止まったままでインサイドの1対1のプレイをするのは「しんどい」ですよ。ただ瞬間的な動きだったら高さをある程度はカバー出来ると思います。コートを広げてシュートすることによってスペースに空いてきますので、(そのスペースでプレイする)精度をもう少し高めていきたいと思います。

あとは走るだけです。走るだけというと簡単なんですけど。今日だって相手に70点以上得点を取られます。1本シュート決められて落ち込んでいるんじゃなくて、1本なんてたかが70点中の2点じゃないですか。それだったら(得点直後に相手よりも)走って気を抜いている瞬間に得点する。そこを突かないとダメです。入れらたらそこがチャンスだと思わないと。
昨年からかなり身についてきていると思います。

―このチーム様な機動力あるバスケットが監督の目指すものですか?
そうですね。見ていて楽しいチーム。見ていて楽しいチームは選手もプレイしていて楽しいと思うんですよね。あまりセットプレイに拘らずにどんどん自分の感性で攻めていく。だからうちの練習は単純です。単純な練習ですけど、選手は身についてきていると思います。

―明日は?
(東海大、青山学院大両チームとも)大きいですし、勝つか負けるかは分かりませんが、(自分のチームの持ち味を)徹底することがこの大会の目標であり今シーズンのテーマなので、自分たちのバスケットがどこまで通じるかを出したいです。
うちのカラーで楽しくやりたいと思います。

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スコアボード

青山学院大学-東海大学

第1P 第2P 第3P 第4P 合計
青山学院大学 17 20 15 30 82
東海大学 17 17 13 15 62

【スタート】
青山学院大学:#7伊藤駿(4年生 G 176cm)、#14辻直人(4年生 G 184cm)、#56比江島慎(3年生 F 190cm)、#88張本天傑(2年生 F 198cm)、#25永吉佑也(2年生 C 199cm)
東海大学:#4森田洋介(4年生 G 175cm) #34三浦洋平(4年生 G 184cm)、#24田中大貴(2年生 F 190cm)、#16坂本健(4年生 F 193cm)、#10バランスキー・ザック(1年生 F 192cm)

ゲームレポート(編集中)

青山学院大学 長谷川健志監督インタビュー

―今日の試合を振り返って
東海大戦の前まではどちらかと言えば、ディフェンスがソフトなチームとの対戦が多かったですが、東海大がしっかりディフェンスしてくるチームでした。
立ち上がりオフェンスにリズムが作れなくてタフショットが多くなった。インサイドも昨日までのチームとは違うし、やり難そうな部分で始まったのが、辛かった。
今日の一番の勝因はリバウンドでしょう。オフェンスもディフェンスもリバウンドを支配した分だけセカンドチャンスが生まれた。後半の苦しい時もリバウンド、ルーズボールが相手よりも上回りました。得点は最終的に(ファールゲームのフリースローで)開きましたが、実際のゲームは一桁以内の展開で、数本のリバウンドの差が出ただけだと思います。

―張本選手の昨シーズンからの成長が大きかったですか?
そうですね。彼の持っているボールに対する嗅覚みたいなものは相当高いですね。普段の練習からそうですけど。
まだディフェンス面はまだですが、それを差し引いても元気のある思い切りの良いプレイはうちのチームに必要な部分です。
あと、試合途中から福田選手がいい働きをしてくれる。
張本選手を試合途中から出すと彼自身がやり辛い部分があるので、スタートで使って福田選手を控えに回しています。

―それで張本選手をスタートにしている?
そうですね。本当は7人か8人くらいは誰がスタートで出ても変わらないチームにしたいのですが、この大会は張本選手を伸ばす意味でもスタートで起用しています。本当は中川選手にもっと繋いで欲しいのですが、4月後半に怪我して今でもまだ本調子ではないです。
あとは小林選手。今日の東海大のガード陣(森田、和田選手)には伊藤選手よりも小林選手の方がいいかなと思いました。
ガードは橋本選手の穴を3人で競い合いながら埋めて欲しいと思います。

―決勝の抱負?
連覇とか勝ち続いているとか関係ないです。それは去年のチームであって今年のチームではないので、今年は初のタイトルという意識で去年の事は忘れて試合したいです。
震災の影響で練習出来なかったり、怪我人などもいて決して順調にきている訳ではありません。
ただ、やるからにはゲームで成長もしないといけないですし、相手にアジャスト(適用)する事も必要だと思います。
拓殖大は今日の東海大とは異なるカラーですので、トランジションの速いチーム。それに負けないようにしたいです。
拓殖大は4ピリオドの内、必ず1つのピリオドで(得点が)爆発するので、勢いをつけないようにしたい。

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決勝は2002年以来9年ぶりの拓殖大学と2年連続の青山学院大学の対決となった。
試合は5月15日(日)東京の代々木第二体育館で行われる。