フェニックスカップ(高校生の部)注目選手-その1-

注目の学校や選手の紹介。

福岡第一高校
カップ戦の優勝候補だったが、まだメンバー全員を試しており、大会二日目のリーグ戦で市立船橋に敗れるなど、まだまだ調整中といった感じ。
攻守の要は長島エマニエル(185cm G)選手。市立船橋戦では果敢にダンクをみせるなど(写真←実は速攻からのダンクは失敗)、高い身体能力を持っている。
彼のペネトレイトを止めるのは高校生では至難の業。
シュート力だけでなく、ノーマークの見方を探し出す視野の広さも備えている。

同じようなタイプのオールラウンドプレイヤーに鵤誠治選手(185cm G/F 二年生)も居るが、まだまだムラッ気があり、長島選手ほど攻撃の起点にはなっていなかった。

昨年とは異なり留学生センターのサイズが無いだけに、2年生の田中 光(190cm F)選手がインサイドでどれくらい貢献出来るのか。今後の成長に期待がかかる。

延岡学園
2年生主体の新チームながら3大会連続で優勝を果たした。
(写真左から)黒木亮(7番 2年生 193cm PF)選手。
寺原拓史(12番 2年生 178cm PG)選手。
エリマン・プイア(5番 3年生 200cm C)選手。
ベンドメラ礼生(14番 2年生 181cm SG)選手。
岩田大輝(11番 2年生 180cm F)選手。
スターターは昨年よりも小型化し、主力も2年生だが、攻撃力はカップ戦髄一。
特に高速ガードの寺原、左利きの岡本飛竜(2年生 170cm PG)選手にペネトレイトから切り崩され、プイア選手がゴール下で加点するシーンが何度も見られた。
新1年生には佐藤友弘(10番 185cm F)選手らが居り、リクルートも上手く行っている印象。

明成高校
ウィンターカップ初優勝から新しいチームへ移行したが、前チームと比較するとパスと守備力の課題が浮き彫りとなった。
特にポイントガードの杉本健将(6番 176cm)選手が今大会は本調子ではなくパスミスが目立った。2年生の藤井祐希(177cm PG)選手は攻撃力に富んでいるが、1対1のディフェンス、ヘルプディフェンスに難があり、佐藤監督の思うバスケットを作り出す事がまだ出来ていなかった。
攻撃の起点はキャプテン3年生の安藤誓哉(写真左 183cm SG)選手。
華麗なシュートフォームから繰り出される長距離シュートは安定感がある。彼に次ぐ得点源としてインサイドで加点出来るようになれば、さらに安藤選手のロングシュートが威力を増す筈。
そのインサイドの要となるのがチーム一の長身196cmのセンター、辰巳大晃選手。彼とPFの木村聡(14番 190cm)選手がファールトラブルに見まわれるとディフェンスのローテーションが苦しくなるだけに、ガード陣を含めた守備力のアップに期待がかかる。