ハヤブサジャパン代表候補発表記者会見

★記者会見(先行の経緯、スタッフ体制などについての説明)
堀井幹也 強化副本部長
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「お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。平成27年度バスケットボール女子日本代表チームについて、本日この場で発表させていただきます。
平成27年度バスケットボール女子日本代表候補選手は、昨シーズンのWリーグ、オールジャパン等々のパフォーマンスを参考にして、女子代表チーム委員会で選手選考を行い、決定致しました。
女子の日本代表チームは、2016年のリオ、2020年の東京を見据えて、2012年からコア世代を若年化して、昨年は世界選手権代表と若手でアジア競技大会の代表2チーム構成で活動を行いました。

現在、若い世代にはサイズや能力が高くて、ジュニア時代からアンダーカテゴリーで数多くの大会で活躍、国際大会を経験してきた選手が多数おり、今回の代表候補にも多くの若い選手が選出されております。
また、スタッフ体制につきましては、世界選手権のスタッフを基本とし、指導体制にさらに厚みを持たせるために、コーチングスタッフを増員しております。

昨年の世界選手権では予選ラウンド敗退という結果になりましたけれども、その反省を(踏まえ)本年度の強化活動として準備して、今年度の最大の目標であるFIBA ASIA選手権連覇。それによってリオ・オリンピック出場権を獲得してほしいと思っております。
皆さん、是非応援の程宜しくお願いいたします」

内海知秀 女子日本代表ヘッドコーチ
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「代表監督をしております内海です。今日は宜しくお願い致します。
本日は日本代表候補選手の発表ということで、皆さまにご報告したいと思います。皆様のお手元にも代表候補の資料がございますので、そちらを先ずは見ていただきたいと思います。

この代表候補選手に関しては、先程も(発言が)ありましたように、女子代表チーム委員会を含めましてWリーグ等のゲームを視察した中で、若手も含めて今現在の技術の高い選手を選びました。
今、この選手たちが日本の中でわれわれが目指す今年度アジア選手権に向けての一番の選手達というふうに感じています。今年はどちらかというと『挑戦』するために勢いのある選手たちを選びました。

先ずは、私が2012年から代表の監督をやっていく中で、戦略計画としての一つの柱である若手選手の育成、その中で活動してきました。見ていただくと判る通り、非常に若い選手達が代表に入っています。

ただ、若い選手達が今の全日本女子の主力であるということも非常に心強いところであります。そういう意味では、我々が進めてきた戦略の部分は、計画的に運んできているのではないかと感じております。また、前回のアジア選手権で優勝したことも、選手達にとっても、我々にとっても非常に自信につながっていくことですし、今年、来年のオリンピック、2020年の東京を見据えた中でも、リオ・オリンピック出場というのは非常に大事な大会だと感じております。

今回のアジア選手権大会はどうしても優勝してオリンピックの切符を手にして、リオ・オリンピックに出場したいと思っています。そういう強い意志を持って、覚悟と誇りを持ちながら活動していきたいと考えております。また、今後の強化ポイントの中では世界選手権等を含め反省点を挙げ、これを克服していきながら大会に臨んでいきたいと感じています。

一つは主導権をにぎること。これは特に今年は中国の武漢という所で開催されますけども、ライバルである中国の地元開催ということで非常に力がは入っている。そういう意味では、大会を通じていく中で主導権をにぎっていかなければ、なかなか勝機を見いだせることができないのではないか、そういう意味でも勢いのある選手を選んだ部分が多くあります。それからトランジションの重要性、スリーポイントの重要性等々を今後の強化のポイントとして掲げ、克服していきたいと思っています。

それから、活動計画の中では6月10日から活動を開始したいと考えております。準備を早めにしておいて、今FIBAの制裁解除に向けてご尽力いただいている方々の為にも、またバスケットボールのファン方々の為にも、解除された折には成果を挙げることができるような取り組みを行っていきたいと感じております。今後海外遠征等を含め、これから色々と対応していきながら、大会に向けて活動していきたいと思っております。

スタッフも今年は昨年から1人増やし、3人体制の現場で強化を図って進めていきたいと思っております。

今年は勢いと挑戦という事と覚悟と誇りをスローガンとして、リオ・オリンピックとアジア選手権優勝に向けて活動していきたいと思っております」