12月2日（日） 福知山市三段池公園体育館で行われた京都ハンナリーズvs 宮崎シャイニングサンズの試合後インタビュー。
京都：浜口炎HC、マーカス・クザン選手、ジーノ・ポマーレ選手
宮崎：北郷純一郎HC
（文・写真／金澤朱志）
京都
浜口炎HC
今日はチームとして我慢しながらディフェンスすることが出来ました。前回の北部開催では連敗してしまったんですけど福知山の良い雰囲気の中で連勝出来てよかった。
―今日第３Ｑの途中までは接戦でしたが、大きく離した時の指示は？
ディフェンスを我慢しながらしっかりしなさいということと、リバウンドをしっかり頑張りなさいと指示しました。
―言ったことが出来たのかどうか、評価としては？
チームとして出来たと思います。リバウンドは前半もう少し頑張りたかったですけど全体的には取れました。
―ターンオーバー８つというのは？
ミーティングでも話しましたけど非常に良かった。シュートで終えられた回数が多かったことが良かった。
―その良いリズムは守備から生まれたということでしょうか？
しっかり足を動かしながらチームの約束事を守ってディフェンス出来たと思います。
―これで勝率五分に戻りましたが来週からの滋賀４連戦は前半の山場になると思いますがいかがですか？
５割に戻せたのでここから楽しみにしています。
―滋賀の印象は？
最近ちょっと見てないので何とも言えませんけどコーチの指示を忠実にしっかり行う、組織だったチームだと思います。
―どういうところを気をつけて戦いたいというのはありますか？
うちはいつも一緒でディフェンスとリバウンドをいかに出来るかということなので、そのあたりを気をつけてやりたい。
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村上直選手
やっと８勝８敗でタイになって、ここからが本当の戦いだと思ってます。チームも勢いに乗ってるのでこのまま連勝して１２月を乗り切りたいなと思います。
―村上選手個人も含めてディフェンス面について。
リバウンドは常に課題で今日も前半は相手にリバウンドを取られてて、点差はついていたんですけど内容としては良くなかった。後半は良くなってきてしっかり守ってしっかりリバウンド取って速攻につなげる形に持っていけたと思います。
―第３Ｑあたりに良くなってきましたが、浜口HCの指示や選手間で話し合いはありましたか？
前半の悪い部分を修正して後半に良い風につなげるようにハーフタイムに選手同士話し合ったりして、後半の出だしに良い入り方が出来るように心がけているので、それが良い結果に結びついたと思います。
―具体的には？
リバウンドとターンオーバーが前半３つだけだったので、その辺はすごく良かった部分。オフェンスはいつも自分たちがやっているオフェンスをするだけだと言われました。
―ご自身のプレーに対する評価を。
自分に与えられた役割は他の選手に良い形でシュートを打ってもらうようにパスを回すこと。点数を取るのが僕の仕事ではないので、ジーノとマーカスが上手く合わせてくれて僕のアシストがついたと思います。スティールはプレッシャーディフェンスをした中で出てくるものなので引き続きやっていきたい。
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寒竹隼人選手
村上選手が言ったようにようやく勝率５割に復帰したことでようやくスタートに立てたと思ってます。今はハンナリーズのバスケで勝てているのでこれからも続けて勝っていきたいです。
―第３Ｑに７点、トータルでも２０分の出場。ご自身の手応えは？
僕のプレースタイルは自分でクリエイトしてシュートを狙うことよりも、モーションオフェンスの中で良いスペースを取って良いパスを受けてからの得点が多い。チームメイトが良いスペースを作ってくれて良いパスをくれたので僕はあとはシュートを決めるだけだったのでチームメイトに感謝したいです。
―ここ数試合スタートで出て、第３Ｑに出ることについては。
炎さんも考えてそうやって使ってくれてると思うので僕自身岡田優さんや片岡選手に無い部分を持ってると評価してもらってると思うので、僕に出来ることをしっかりやってます。スタートで出ようがベンチから出ようが変わらないと思って、やってます。
―岡田選手や片岡選手に無い部分というのは？
モーションオフェンスの中で良いスペースを作ること、パスを展開して流れを良くすることも僕の強みだと思ってます。あとはマッチアップする選手が小さければポストアップをするとか、そのあたりが強みだと思ってます。
―次週から滋賀戦ですがどう戦いますか？
成基カップで戦って負けて、京滋ダービーということでみんな燃えてると思います。特に優さんが燃えてると思います。けど、やることは一緒なので僕達のバスケットを貫きたいです。同じチームと４連戦はなかなか無いので簡単に勝たせてくれないとは思いますが、４連勝をしたいです。
―成基カップの時と今のチーム状況は違うと思いますが、手応えは？
あの時は全員集まって、このポジションはどのポジションが強いとかこういう持ち方をしたらもっと活かせるとか手探りの状態でした。
―１２連勝を狙っているということですか？
僕的には有明まで負けるつもりはないですけど（笑）、チーム皆も自信を持ってますし滋賀戦だけじゃなくてこれから先ずっと自信を持って戦えると思います。良いスタートになれれば良いなと思います。
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ジャーメイン・ボイェット選手
昨日に引き続いてチームで勝てた良い試合でした。ベンチも含めて良いエネルギーの試合で勝てたことが良かったです。
―限られた時間帯で出る自分の役割はどう感じてますか？
僕は途中から出るんですけど役割としてはチームにエネルギーを与える役割が必要とされてると思います。NBAのベンチにいる選手のようにチームをエネルギーを与えることが今年の仕事だと思ってます。
―それは手応えはどうですか？出来てきたと思いますか？
炎さんからも求められていると感じていますし、それができていると思います。去年とは役割が違っていて、今年はジャマール・クロフォードのような役割で今日は出来たと思っています。
―次に対戦する滋賀は８勝８敗同士の戦いになりましたがどうですか？
まずアウェーの試合ということでタフな試合になると思いますけど、リズムに乗ってますので滋賀に勝てるんだという気持ちがあれば勝てると思います。その気持を忘れずに戦いたい。今日、滋賀は負けましたので今度の試合は絶対勝ってやろうという気持ちで来ると思います。うちも気持ちで負けないように臨みたいです。
―ボイェット選手の得点も上がってきてチームのアシスト数もどんどん増えてますけど、具体的にはどこが良くなってきましたか？スペーシングがよくなって来ましたか？
８連敗しましたが、お互いがお互いのことをゲームの中で理解しきれてなかった。それでも良かったのはチームでしっかり練習をして徐々にお互いをよくわかってきた。スペーシングや、この選手はどうしたらいいのかとかお互いの関係がわかってきたので勝ちがついてきたと思います。
もうちょっとで勝てそうな僅差が続いての８連敗になりました。浜口さんのすごいところはチームが８連敗したにもかかわらず、「チーム」として保ちながら一緒に練習してチームを作り上げていくこと。だから徐々に勝ちが増えてきたと思ってます。
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宮崎シャイニングサンズ
北郷 純一郎HC
昨日３Ｑと４Ｑで頑張っていたので今日は最初からフル回転で行こうじゃないかと。前半の残り１分の時の小島のシュートミスがあって、その後パルマーに３Ｐを打たれましたね。残り２２、２３秒でしたかね。あのあたりは分かってるのに打たれてしまった。ケラーがディフェンスが出来ないというのを露呈してしまった感じ。あそこで勝負があったような気がしました。
ハーフタイムでは、もうひとつ山場を作ろうと話して頑張らせて３Ｑ最初の５分までは何とかやったんですけど、５分過ぎてからはやられてしまいました。こちらのオフェンスが崩れたということでした。自分でボールを運んでシュートを打って外れたら、ディフェンスは大変です。その辺に敗因がありそうです。選手が若いといえば若い。外国人選手と日本人選手の間の絆が崩れていった気がします。３Ｑに相手のインサイド陣にやられたと思います。完敗です。
―昨日の敗戦から今日は何を取り組もうと思ってましたか？
昨日はマーカスに２０点以上やられました。今日は１２点。それなりにディフェンスを頑張ったと思います。昨日はドミニク・ケラーが頑張ってましたが今日はアウトサイド、ほとんど入らなかったです。ゲームの負けが決まってから、何とか辻褄を合わせるように得点が伸びるようではダメで勝負どころで勝つためのシュート力であって欲しい、という注文をしました。
昨日は１９本ぐらいリバウンドで負けてしまいました。今日はリバウンドを頑張ろうと言った成果は出てます。オフェンスにしろディフェンスにしろ。オフェンスの場合は、頭数をリング下で揃えろということを指示しました。ディフェンスリバウンドもボックスアウトを指示しました。あとはコミュニケーションをやろうと。でも、どうしても日本人選手と外国人選手のチグハグさが出てしまうんです。
自分でボールを運んでそのままシュート。入ってるうちはいいですけど今日みたいな点差で負けてしまう。
―外国人選手にはインサイドでプレーして欲しいと。
はい。うちは相手のインサイド陣に比べて小さいですけどそれでも頑張って、そこからのアウトサイドであればいいんですけど。ポイントガードの指示したことをやる暇が無いぐらい、シュートを打ってしまうので。疲れるだけですね。シュートが入ってるうちはいいですけど。ここは修正です。
懲りずに頑張ります！！
