秋田が32点差で富山を寄せ付けず、チーム史上初の開幕連勝発進(10月14日)

10月14日(日)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―富山グラウジーズの試合は、第1Qの大量ビハインドを第2Qにひっくり返した秋田が、後半も一方的にリードを広げて快勝した。
(文/宮川 紀元)

写真提供:秋田SV-ハピネッツ

第1Q、富山のディフェンスが機能し、秋田を9得点に抑える。攻めても城宝を中心に順調に加点、11点リードを奪う。

第2Qも重い立ち上がりだった秋田だが、残り約7分から徐々に加速。菊地からデマーシーへのアリウープで勢いづくと、ハリス、田口の3ポイントなどで逆転。富山は最後の5分半で1点も奪えず、立ち上がりとは全く逆の展開になって前半を終える。

第3Qになると、秋田が怒涛の3ポイント攻勢で一気にスパート。ハリス、菊地、田口、庄司とリーグ屈指のシューター陣が次々とリングを射抜き、富山を圧倒。富山は秋田のアウトサイドに対して的を絞れず、苦しい展開を強いられる。

すでに勝負が決まった感があった最終Qは序盤に秋田が田口の3ポイントなどでリードを広げると、オンザコート1でゲームを展開。それでもなおデマーシーの2本のダンクや古巣との対戦となった加藤のバスケットカウントでさらに引き離し、最後はこの試合がデビュー戦となった澤地が初得点を飾るなどつけ入る隙を一切見せず、開幕2連勝とした。

富山は第1Qに堅いディフェンスから主導権を握ったかに見えたが、第2Qにあっさりと逆転を許してしまう。第3Qに大量の3ポイントを浴びると、ファウルトラブルのフラストレーションもあってか集中力を欠き、反撃に転じることなく大敗を喫した。

秋田はエースのカミングスが絶不調とあって出だしでつまずいたが、徐々に富山のディフェンスにアジャスト。富山・ナッシュHCが「アメリカのメジャーカレッジのような雰囲気だった」と語ったブースターの後押しも受け、ハリス、菊地、田口が次々と3ポイントを沈めて快勝した。なお、秋田は参入3年目で初の開幕カード連勝となった。

スコアボード

10月14日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
秋田ノーザンハピネッツ 9 22 28 31 90
富山グラウジーズ 20 9 15 14 58

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ: #2水町亮介、#10庄司和広、#12菊地勇樹、#23アンソニー・ケント、#34ティ・ジェイ・カミングス
富山グラウジーズ: #7堀川竜一、#9水戸健史、#31城宝匡史、#41エンジェル・ガルシア、#50アイラ・ブラウン

【レフリー】
清水 博 (しみず ひろし)/平出 剛(ひらいで たけし)/工藤 隆彦(くどう たかひこ)

【観客者数】
2518人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ: ハリス26得点、菊地13得点、田口12得点、カミングス11リバウンド
富山グラウジーズ: 城宝14得点、ブラウン11得点、ジェイコブ15リバウンド

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試合後の中村、ナッシュ両HC。秋田のハリス選手、加藤選手のインタビュー(プレミアム限定)

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