9月23日(日)秋田市立体育館で、開幕を前に東北3チームとゲストチームの東京の4チームによる「東北カップ」が開催。仙台89ERSと東京サンレーヴスの3位決定戦は、攻守ともにバリエーションの多さと完成度で差を見せつけた仙台が快勝。東北カップを3位で終えた。
(文/宮川 紀元)
序盤、仙台の薦田とコーブルがアウトサイドからオフェンスをリードし、主導権を握る。東京も第2Q中盤にバレットの個人技などで1点差とするが、仙台は志村の好ゲームメイクで速い展開に持ち込み、再びリードを取り戻す。
後半に入っても仙台はコーブルと薦田を中心に東京を攻め立て、どんどんリードを広げていく。ルーキーの下山を起用する余裕も見せた第4Qは、東京・バレットの孤軍奮闘の大活躍もあってもたついたが、最終的には危なげなく17点リードで快勝した。
仙台は昨日目立った活躍ができなかった薦田が復調。志村も速攻から得点につながるアシストパスを連発し、新井も徐々に持ち味を発揮し始めた。リバウンドやインサイドの工房には課題があったものの外国人選手のパフォーマンスも良く、今後のチームとしての成長を期待させる内容だった。
一方の東京はバレットの個人技以外に見せ場がなく2日間の日程を終了。ガード陣、インサイド陣が存在感を見せられず、青木HCも認めるように調整の遅れを感じさせた。青木康平らの復帰と、来日したばかりで出場しなかったジョーンズを加え、少ないメンバーで開幕までにどう仕上げていくかに注目したい。
スコアボード
9月23日(日)12:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
仙台89ERS | 23 | 23 | 22 | 18 | 86 |
東京サンレーヴス | 14 | 19 | 14 | 22 | 69 |
【スタート】
仙台89ERS: #0サム・コールマン、#4志村雄彦、#7薦田拓也、#21新井靖明、#34サム・ウィラード
東京サンレーヴス: #10井上聡人、#15佐々木クリス、#21ラシーム・バレット、#33高田紘久、#43ジャレッド・カーター
【主な個人スタッツ】
仙台89ERS:ケビン・コーブル25得点、薦田拓也21得点、サム・ウィラード13得点
東京サンレーヴス:ラシーム・バレット32得点、イリヤ・ミルティノヴィッチ14得点
※プレシーズンゲームのため、得点以外の公式スタッツが配布されておりません。ご了承ください。
********************
試合後のピアス、青木両HC。仙台の志村選手、日下選手、高岡選手、薦田選手のインタビュー。
********************