5月20日(日)有明コロシアムで行われた3位決定戦、横浜ビー・コルセアーズ対京都ハンナリーズの一戦は、ゲーム序盤に主導権を握った横浜が京都を下し、3位でシーズンを終えた。
(文=宮川 紀元/写真・金澤 朱志)
ゲームレポート
第1Q
横浜がバーレルの連続3ポイントで絶好のスタートを切ると、ディフェンスでは京都に気持ち良くシュートを打たせない。京都はわずか6得点に終わり、大きく後手に回ってしまった。
第2Q
今度は逆に京都が堅守で横浜を抑える。攻めても川辺とカマラの活躍で残り4:43には4点差に。横浜も残り3:46にバーレルのシュートでこのQ初得点を挙げると、堀田の2本の3ポイントでも攻勢。京都も川辺がさらに3ポイントを決めるが、横浜の9点リードで前半を終える。
第3Q
ゲーム展開はアップテンポに。横浜がバーレルを中心に得点を重ね、残り6:12に蒲谷の3ポイントで12点リード。京都もここから瀬戸山の3ポイントで反撃を開始すると、川辺とクマードも内外から得点し、ゲームの流れを奪取。ビハインドを4点と縮める。
第4Q
どちらに転ぶかわからなくなったゲームを大きく動かしたのは、横浜のバーンズ。7:55から連続3ポイントを沈め、リードを一気に10点に。これで勢いを取り戻した横浜はその後もバーレルの3点プレーなどで得点。
京都は川辺が次々とシュートを決めて粘るものの、ファウルゲームは冷静にフリースローを決めたバーンズらにかわされ勝負あり。横浜が勝利でシーズンを締めくくった。
総括
横浜は第1Qに京都を6点に抑えてリズムを掴み、終始リードしてゲームを進めた。第3Q終盤から第4Q序盤には一時4点差に詰められるも、バーンズが値千金の連続3ポイントを決めて逃げ切りに成功。参入1年目のシーズンを3位という好成績で終えた。
京都は前の試合で足を痛めたボイェットが欠場。それでも川辺が22点を挙げるなどして穴を埋めようとしたが、序盤のビハインドが響いた。またリバウンドでは優位に立ったものの、それを自分たちのバスケットに繋げることができなかったのも大きかった。
スコアボード
5月20日(日)13:10
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
横浜ビー・コルセアーズ | 19 | 12 | 19 | 25 | 75 |
京都ハンナリーズ | 6 | 16 | 24 | 20 | 66 |
【スタート】
横浜ビー・コルセアーズ:#1チェイス・マクファーランド、#2ドゥレイロン・バーンズ、#3蒲谷正之、#13山田謙治、#24ジャスティン・バーレル
京都ハンナリーズ:#0瀬戸山京介、#1ババカ・カマラ、#7リック・リカート、#9仲村直人、#30リー・クマード
【レフリー】
JIN(じん)/平出 剛(ひらいで たけし)/上田 信彦(うえだ のぶひこ)
【観客者数】
6713人
【主な個人スタッツ】
横浜ビー・コルセアーズ:バーレル27点、バーンズ19点
京都ハンナリーズ:川辺22点、リカート11リバウンド
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【プレミアム限定】インタビューはこちら
京都:浜口炎、リー・クマード選手、瀬戸山京介選手、川辺泰三選手/横浜:レジー・ゲーリーHC、ジャスティン・バーレル選手、山田謙治選手、蒲谷正之選手。