【プレミアム限定】京都ハンナリーズが大事なアウェー大阪2連戦を連勝で飾る(4月22日)

4月22日(日) 岸和田市総合体育館で行われた大阪エヴェッサvs京都ハンナリーズの試合後インタビュー。大阪はライアン・ブラックウェルHC、小淵雅選手、今野翔太選手、京都は浜口炎HC、井上裕介選手、瀬戸山京介選手、ババカ・カマラ選手。
(写真/文=金澤 朱志)

大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェルHC
―今日の試合の総括
京都さんが我々に対してディフェンスでもオフェンスでも上手にやってきた結果2連敗になったのかなと思います。自分のチームに関して言いますとオフェンス面でもディフェンス面でも全体的に活力が無くエネルギーが全く見えないような展開で終わってしまったような状況です。

ここ最近で一番ひどいと言ってもいいぐらい状態の悪さ、活力・元気の無さという週末終わってしまったかなと捉えています。幸いにも得失点差の関係でまだ2位につけているところなので、今日の敗戦からしっかり学び練習で課題を克服して来週の滋賀さんとの戦いでは(チーム状態を)戻ってきたいというふうに考えてます。

―昨日と今日の京都のオフェンスの印象は違いましたか?
素晴らしいシュートや難しいシュートを決めたのは昨日と今日と変わらない点だと思います。比較というところで言いますと、うちは第1Qでウェイン・マーシャルが3つファールを取られてしまって、そこからサイズを下げざるをえなかった。その中で京都さんが大きな選手3人を上手く使って入れてきてましたし、それに頼るだけではなくボールをよく回して良いバスケをしていた印象です。

―先程、得失点差の話が出ましたが得失点差は気にしてましたか?
知らなかったです。気にせずに試合に臨んでました。試合が終わった後、相手チームの京都さんが2位にいると思ってましたがアシスタントコーチから聞いて2点だけですが何とか2位につけている。それを試合前に言ってしまうと意識してしまう部分があると思ったのでそこは気にせず臨みました。

―チームに活力が無い原因はどういったとこでしょうか?
昨日に関しては勝つチャンスがあった試合だったと思います。表現は悪いですが「マシな方」だったと思いますが今日に関しては何が集中しきれてなかったのか、メンタルの部分が一番大きいと思いますが、平坦なままで盛り上がるところが無かった。最後の5分ぐらいはディフェンス面でもみんな頑張ってやっていたが、それ以外の35分は平坦なままで終わってしまった。本当に精神的な部分だと思います。

―来週の滋賀戦は非常に大事になりますがそれに向けてチームのモチベーションアップとかヘッドコーチからはどういったアプローチをしますか?
来週大事な試合というのはわかってますので今日オフェンス面、ディフェンス面で出来なかったことを修正していくところ。あとは集中するというところが大切だと思いますので練習の時からゲームと同じ激しさや集中を出していきたいと考えています。

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小淵雅選手
―昨日、今日と試合を振り返ってみていかがですか?
2日間通してなんですけどボールが大事なところでシェアできてないとか、フリーの選手がいるのにパスが回ってないとか、ネガティブな発言になってるんですけど、でもスペーシングの取り方がまだまだ良くない。いつもの練習でやっておかないと出来ない部分が出来てないのがこの2日間で出たなと思います。

―出なかったのはなぜだと思いますか?
今、言った部分ですか?

―例えばボールを早く運ぶ部分であるとか。
例えば京都はうちに対して青木さんにベッタリついてしっかり守ってきたのに対して、(青木選手が)1対1で振り切ろうと思っても振り切れない部分が絶対ある。それに対して味方が何をしてあげるか、ビッグマンがスクリーンをかけてあげたりだとか大事だと思います。2日間通して(出来なかった)。今まで外の調子が良く入っていたので、ボールを貰いに来たりだとかその部分で狭くなってスペースが狭くなるし、青木さんはシュートを打つ選手なのにいつもより打ってる本数が少ない。1対1で振り切れてない。だからチームメイトがそこにスクリーンをかけてちょっとでもズレを作ってあげるとかが大事だと思う。それが出来なかった。味方同士でお互いを生かそうという気持ちがちょっと足りなかった2日間だったと思います。

―リン・ワシントン選手が抜けて以降の試合では比較的上手くいっていたと思いますが、以前の悪かった時の大阪に戻ってしまった印象でした。雰囲気としては悪い雰囲気ではないですか?
これが何試合も続いたら雰囲気も悪くなると思うんですけど、そこはプレーオフ前なので絶対に崩さないようにして後はこれを早く悪いところを修正して、チームでみんながすっきりしたバスケットが出来るような形になったら負けても勝ってもそれは雰囲気は崩れないで結果がそれについてくると思います。

―大事な京都2連戦を連敗したのは結構痛かったですか?
痛いですけど負けは負けで切り替えなきゃいけないし、プレーオフ前なので。一番悪いのはプレーオフ直前なのにこういうゲームをやってるというのが一番良くないと思うので、明日からの練習でどこが悪いかどこを直すのか明確にしていかないといけないし、それに対して選手がしっかりとアジャストしなきゃいけないなと思います。

―得失点差のことは意識してましたか?
意識してないです。何位というよりプレーオフで選手がみんな良い状態で、チームが健康で良い状態で入ることが一番大事だと思うので。今も大事なんですけど今がどうこうというより、こんな悪い試合をしていたらこの先勝てないと思います。

―来週の滋賀戦のポイントはありますか?
誰かのシュートが当たっていて勝ったというのではなくて、チームでお互いがお互いを助け合うとか生かすとかそういう基本的なところを滋賀戦で出せるようにして、そこからプレーオフに行けるようにというのを意識していきたいです。

―昨日、青木選手も仰ってましたがここずっとフリースローが悪いですね。
フリースローは個人個人がメンタルで。連鎖してる部分はあると思いますが個人で乗り越えていかないといけないだろうし、それで10点~20点損をしてるのは事実なので。

―練習でやっていることが結果で出せなかった試合だったと思いますが、今週の練習の雰囲気はいかがでしたか?
今日ライアンがロッカーに帰った時、今週練習(の雰囲気)が明るすぎてふわふわしてて厳しさが足らない、ということを言っていた。確かに最近の練習でそれがあるなと思うので、来週からの練習はしっかり集中していかなきゃいけないと思います。

―良い薬にしないといけないですね。
そうですね。何よりもホームコートでこういうゲームをしたのが情けない。応援に来てくれた人たちに対してすごい申し訳ないので、だからこそしっかり直していかないといけない。

―来週の試合というよりもプレーオフ、その先の有明を含めてこの1週間の過ごし方がこの1年の間で一番大事になるのでは。
本当そうだと思います。来週1週間というよりプレーオフまでの2週間は本当に大事だと思います。

―連敗してロッカールームに戻ってきてからの雰囲気はどうでしたか?
今のこのチームの良いところって、次に切り替えようっていうところなんですけど下手すれば反省できずに切り替えちゃう部分もあるので、そこは簡単に切り替えるんじゃなくてこういうゲームをやってしまったからには良い形で直して切り替えないといけないなと思います。

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今野翔太選手
―昨日と今日の試合の違いと感想をお願いします。
1Qはチームの流れが良かったと思うんですけど2Qで差が出たかなと思います。ディフェンスが崩れて13点ぐらい開いた、そこだと思います。そこから後半立て直せなかった。

―ハーフタイムでロッカールームに戻ってから、いろんな話があったと思いますがどういう指示がありましたか?
ディフェンスが悪いから修正して、そこからオフェンスに入ろうという感じで後半に臨んだんですけど、結局上手いこと回らなくて79失点。やっぱりディフェンスだと思います。

―英会話力が上がってきてると思いますが、外国人選手と日本人選手の実際のところのコミュニケーションはどうですか?
僕は英会話サボってるんですけど、コミュニケーション自体はすごい取れてますし、毎年コミュニケーションは取れてると言ってますが特に今年は(取れている)。いっぱいミーティングもあるし仲良くやってて言いたいことも言えるし相手も言ったことをちゃんと聞いてくれるので良いチームだなと思います。あとレギュラーシーズン2試合ですけど明日、明後日のミーティングで思ってることを言って良い感じになるとは思ってます。

―試合が終わってからのロッカールームの雰囲気はいかがでしたか?
ちょっと雰囲気悪かったかなと僕は思ったんですけど、みんな来週のミーティングで思ってることを言い合おうという感じだと思います。誰が誰にストレスを溜めているのではなくて、チームとして上手く機能しなかったことに対して悔しさを滲ませてる感じでした。

―得失点差のことを気にしながら見守っていたと思いますが、選手同士ではそういう会話はありましたか?
いや、全然そういう話はしなかったです。コーチは意識してたと思いますけど選手は(意識しなかった)。今日家に帰ってからチェックはすると思いますけど。

―シーズンが残り少なくなってきて、これから大阪エヴェッサとしてどんなふうに盛り上げていこうと考えてますか?
今日はプレータイムもらえなかったけれど、ベンチでいつもやってることをやりました。今までやってきた通りディフェンスから入って、ちょっと流れが悪い時も(ディフェンスから)良いリズムを作って、みんなが「俺もディフェンスを頑張ろう」という感じでなってくれて、それがオフェンスに結びついてくれればいいなと、そういうプレイヤーになりたいです。

―来週は滋賀戦ということで出場停止だった岡田選手が戻ってきますがマッチアップはしたいと思ってますか?
いつも岡田さんにつくのは楽しみにしているので。城宝さんや岡田さんといったスコアラーにつくのはいつも楽しみで最初からずっとつきたいぐらいです。

―昨日のインタビューで「全員が全く下を向いてない」と仰ってましたが今日の雰囲気はいかがですか?
モヤモヤしてると思いますけど下を向いてる暇も無いですしファイナル入れてあと6試合なので、そんなことをすること自体が無駄といってはあれですけど、意味は無いと思いますので。試合終わって10分後にはみんな明るく喋ってましたけど、来週の練習で修正しようという感じだと思います。

―シーズン終盤の厳しい時期をもう何年も経験されてますが、今までのチームと比べて今年のチームの良いところは?
コーチも言ってる通りタレントが揃ってるということもあるので経験が多い選手がいるのと、こういう状況でも康平さんとか竹さん(竹田智史)、ぶちさん(小淵雅)、田村(大輔)さんが引っ張っていってくれてるので心配してないですし、連敗しましたけど立てなおしていけると思います。

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京都ハンナリーズ

浜口炎HC
―今日の試合の総括
出だしに(大阪の)シュートがポンポンと決まって、ああなると結構苦しくなるものなんですけどよく我慢しながらカムバックして、しっかりインサイドアタックしてインサイドアウトサイド使いながら出来たと思います。昨日に引き続いてディフェンスが良く足を動かしながら頑張った。この時期に2つ勝てたのは非常に良かったかなと思います。

―昨日のゲームと戦い方を変えた部分はありましたか?
ないです。全く一緒です。

―HCの策がハマった2日間だったのではないでしょうか?
いえ、別に特別なことをしたわけじゃないです。今までどおりディフェンスを頑張って、チームとして守りたいというのが昨日と今日、非常に良く出来たと思います。

―インサイドアタックに関してはいつも通りでしたか?
いつもうちはボールを1回は必ずインサイドに入れて、インサイドアウトサイドをしたいチームですので。ただ大阪はビッグマンがひとりですので、そういう意味ではファールトラブルにさせたことを大きかったかなと思います。

―岸和田決戦、2連勝で最高の形になりましたね。
今までひとつも勝ったことが無く、シーズン最初の11月の時はホームで連敗してますので、そういう意味では非常に良いチャレンジが出来て2つ取れて良かったかなと思います。

―第1Q、同点に追いついてあの辺りから流れを引き寄せたと気がしたんですがいかがですか?
本当に我慢しながらようやく追いついて第2Qにビッグクォーターを作れたので良かったかなと思います。

―特に井上選手が外から。
そうですね、気持良く外から打っていたので。

―大阪との直接対決の部分で得失点差が大阪が上回ったということで大阪が京都と(勝敗が)並んでも大阪が上に立つという状況ですがこれに関してはどう思いますか?最後セーブしてましたが?
基本的な考え方としてバスケットの得失点差はナンセンスだと思っていて、得失点差を意識していたら勝ってるチームがファールゲームをしないといけなくなっちゃうので。うちは1点だろうが20点だろうがしっかりチームバスケットをして勝ってる時間帯はしっかりボールキープをしながら確実に勝つというバスケットをしてますので。その結果、順位が何位になろうがっていうのはしょうがないことなので、あくまでレギュラーシーズンのいつも通りのことをしました。

―(試合後)ロッカールームがすごく盛り上がってましたけども。
そうですね。盛り上がってましたね。たまには良いと思います。

―珍しいんですか?
珍しいです。

―次の福岡戦に向けては?
ここは勝負ですんで。今回の大阪もそうですし福岡もプレーオフでまた当たる可能性があるチームなので、アウェーでタフゲームが続きますけど京都のバスケットをしっかりもう一回出来るように調整して戦いたいと思います。

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井上裕介選手
―今日のゲームの印象は?
昨日僕らが勝って大阪も負けられない強い気持ちで来るなって予想してました。その気持ちにいかに打ち勝つかということを頭に入れて、(試合に)出た時は自分の仕事を思い切ってやろうという気持ちで臨みました。

―特にこういうことをしようという思いは?
今日はシュートがたまたま入ったんですけど、いつもはリバウンドとかディフェンスとかそういったところで、ちょっとでも流れが変わればなと思って試合に臨むようにしてます。

―第2Qで大きく流れを変えましたね。
2Qのシュートが入ったので。1年だけですけど僕も大阪にいたので特別な気持ちというか大阪のブースターの方たちに成長した姿を見せられたんじゃないかなって思ってます。

―シュートがリズム良く入った時の気持ちは?
向こうがゾーンディフェンスをしてて味方が良いパスを回してくれたので気持ち良く打つことが出来ましたし、結果的に僕がシュートを決めましたけどチーム5人で良くパスが回った結果だと思います。

―パスがよく回ったという印象です。
京都のバスケットはしっかりとしたスペースを取って、5人で共有してひとつのボールを大事にして良いシュートをチームで打とうというバスケットなので、それが出来てる時は強いチームなのかなって思いますし、京都の良いバスケットを出来るだけ長い時間出来ればと思います。

―昨日の接戦を制した勢いはあったと感じてますか?
昨日勝ったことは京都が大阪に初めて勝ったということなので、そういう意味ではあったんじゃないかなと思います。

―連勝で大阪戦を終えましたが。
あと残り2試合でプレーオフの条件が変わりますので出来るだけ上の順位でレギュラーシーズンを終えられるように残りを2連勝出来ればと思います。そうなるとプレーオフ京都開催も初めてになるので、またハンナリーズアリーナに戻って京都の皆様の前で良いゲームをして今年こそ有明に行ってチャンピオンになりたいなと思います。

福岡も力のあるチームですし良い日本人選手もたくさんいますし、今回の大阪戦と変わらず強い気持ちで福岡で2つ勝ちたいです。

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瀬戸山京介選手
一人ひとりが自分の役割をしっかりと仕事をして我慢するところは我慢出来ましたしタフに戦えたと思います。

―昨日初めて大阪に勝って今日を迎えましたが、どういう心境で臨みましたか?
(昨日まで)大阪にまだ勝ちがなくて、それプラス自分たちにとってこの大阪戦の重要性がわかってましたし、一人ひとりが良い準備を出来ていたと思います。

―浜口HCにもお聞きしたんですが得失点差の関係で大阪と勝率が並んでも大阪を上回ることが出来なくなったことについてはどう思いますか?
特に得失点のことは考えてませんでしたしブースターの方に言われて「あぁ、そうなんだ」という感じでした。僕達に必要なのは大阪、福岡の4連戦をしっかりと勝つだけだと思っていたので、そう言われて「そうなんだ」という感じでした。

―得失点差よりも自分たちのバスケットをして勝ちたいということですか?
はい。じゃないと、それによってプレーオフがどういう形になっていくのかっていうのも変わってきますし、あとはプレーオフの戦い方を良い形で入れると思ってますので。得失点差はあまり考えてなかったです。

―昨日の試合、ゾーンブレイクがかなりきれいに決まった印象でしたがいかがですか?
(うーん、と考え後で)オフェンスは自分たちのやるべきことをやるだけという感じです。それよりもディフェンスでしっかりと戦えたっていうのが私たちとしては収穫だと思っています。

―前回ホームで負けている福岡に対してはどう戦いますか?
福岡も個人の能力が高くて手強い相手だと思うんですけど、自分たちの目標である優勝というのを実現するためにしっかりと自分たちのバスケットで戦っていくというのがキーになってくる思うので、しっかりとディフェンスをしてそこからモーションオフェンスを展開して観てる人にも楽しんでもらえるようなゲームをしたいです。

―昨日のきわどいゲームを勝ったことで今日に勢いが出た部分はありますか?
チームとしてもああいうクロスゲームの状況で最後まで自分たちを信じて戦えたというのは、今日のゲームにも繋がってると思いますし今後も良い自信になると思ってます。

最初、大阪が良い形で得点を重ねて今までだとどうしてもズルズルっとやられて点差が空いてという状況があったんですけど、今日はよく我慢出来てましたしベンチスタートのメンバーもしっかりと仕事をしてああいうふうにカムバック出来た。みんなが仕事をして今日はああいう形のゲームになったと思います。

―珍しくロッカールームで雄叫びをあげてましたけど。
ここまで大阪にも勝ててなかったこととか、このゲームの重要性を考えるとやっぱりみんな興奮せざるをえないというか自然と出た雄叫びだったんじゃないですかね。

―それだけみんなが良いムードになってきているということですか。
はい。

―来週も楽しみですね。
アウェーが続いてしんどいところがありますけど、今日も応援してくださった人たちもたくさんいましたし、ハンナリーズを信じて戦えば結果は出ると思います。

―昨日、今日とたくさんのブースターが来られてましたがブースターの皆さんにメッセージがあれば。
ブースターの方の後押しでしんどいところをカムバック出来たりとか勢いに乗せてくれたりとか後押ししてくれたので。プレーオフ、是非京都でやってまた一緒に戦いたいと思います。

―上位チームの沖縄、大阪に対して最後2連勝という形で終えたことは自信や強みになりますか?
そうですね、はい。ただ強い相手と戦う時でも、どのチームと戦っても自分たちのバスケットをしていかなきゃいけないし、やっとそれが後半戦でちょっとずつ出てきたかなというところがあるので、その中での沖縄・大阪の二つに勝ったのは大きいと思いますね。

―年が明けて1勝1敗みたいな形がずっと続いてました。ホームで沖縄に連勝した辺りからまた勢いが出て、あの辺りでチームが一皮むけたような雰囲気を感じますが、瀬戸山選手の中で実際プレーしてていかがですか?
1勝1敗が8週ぐらい続いて抜け切れないというかしっくり来ない感じが続いていたんですけど、そういう時もあるかなというのも思ってて、いつかは抜け出さないといけない、それが沖縄戦で良い形でチームがノったというかハマったという感じでしたね。

―昨シーズンの1勝1敗ペースとは違いますね。
そうですね。昨シーズンはメンタル的な部分や怠慢な部分が出てしまっての1勝1敗が多かったと思う。どちらに転ぶかわからないゲームも落としてしまってたのが今シーズンで、そういう中でみんなが我慢して戦ってきたのは昨年との違いですね。

―我慢するということを収穫として得られた1週間でしたね。
(1勝1敗の頃が)本当にみんな辛かったので。逆にこのタイミングで沖縄と大阪と戦えているのが良かったのかなと思いますね。

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ババカ・カマラ選手
とても良いゲームだったと思います。相手が激しく出るのはわかっていましたので、うちもしっかりプレーしようということでディフェンスが出来た。ディフェンスがちゃんと出来たチームが勝つというのがバスケットだと思ってますので、そういった意味では良いゲームだったと思います。

―今日は20得点12リバウンドで試合を重ねるごとにインサイドワークが良くなってきていると感じます。チームの戦術はかなり慣れてきましたか?
時間を重ねるごとにお互いのことがわかってきますし、僕のすることは変わってなくてチームにエネルギーをもたらすということ。それを引き続きやっています。チームメイトも僕が欲しいタイミングでボールを渡してくれた。そういうのが徐々に良くなってきたと思います。

―昨日も今日もタフなゲームでした。今日の試合、気をつけたことは?
チームで戦うこと、チームメイトを信じ合って助け合ってそういうことをしようと考えていました。チームで頑張ってやろうという共通の意識で、そういう心構えで着ました。

―残りの2ゲーム、福岡戦が残っていますが。
いつもと一緒でしっかり練習して1試合1試合を大事にしながらチームで戦うということをしっかりやりたい。

―京都ブースターがすごい声援でした。ブースターにメッセージを。
皆さんの本当に貴重な時間を使っていただいて試合を見に来ていただき本当に感謝しています。京都のためにブースターのためにも一生懸命ハードにプレーします。

―以前bjリーグにいた頃とフリースローのシュートフォームが変わったと思いますが、いつ変えましたか?
まずバスケットボール選手として常に向上心をもってやるということをモットーにしていますので、すぐにはフォームは変わらないんですけど毎年オフシーズンの時にジムで一生懸命練習しています。

―確率は上がりましたか?
まだまだですけど良くなりました。