バスケの街・能代決戦!!埼玉の猛追を振り切った秋田が、プレーオフ進出を決める(3月24日)

3月24日(土)能代市総合体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―埼玉ブロンコスの試合は、秋田が埼玉の反撃を振り切って勝利し、プレーオフ進出を決めた。

第1Q、両チームともまずまずの出だしを見せるが、埼玉が北向、サターフィールドを筆頭に高確率な3ポイントでリードを奪う。

第2Qに入ると、秋田が前節で相手を圧倒したオールコートディフェンスを仕掛ける。これで埼玉のリズムを崩し、スワンストン、菊地の3ポイントで逆転。しかし埼玉もアウトサイドシュートで粘り、決定率が上がらない秋田に食らいつく。

第3Q、埼玉が粘り強くゴールにアタックしてフリースローを多く獲得、点差を詰める。秋田は序盤、ルーズボールやリバウンドで後手に回ってリズムを崩したが、ウッズからスワンストンへのアリウープで流れを引き戻す。最終的にはリードを9点に広げ、最終Qへ。

勝負の第4Qは、菊地やドレイトンの得点で秋田がリードを一時17点とし、ほぼ勝負が決まりかけた。しかしオフィシャルタイムアウト明けから埼玉が4本の3ポイントを立て続けに決めると、猛追がスタート。粘り強いオフェンスリバウンドなどでも続いて、残り5秒でついに1点差に。それでも最後は秋田がフリースローの得意な菊地にボールを回してファウルゲームをかわし、辛くも逃げ切った。

埼玉は、終盤にサターフィールドを中心とした驚異的な粘りを見せて追いすがった。しかし完全に捕まえるには至らず、惜敗となった。
秋田は不安定な試合運びながら最終盤は菊地の確実なフリースローで逃げ切って3連勝。またこの日信州ブレイブウォリアーズが敗れたことにより、2季連続のプレーオフ進出が決まった。昨シーズンは大きく負け越しながら、活動休止チームが出たことによる繰り上げ進出だったため、自力でのプレーオフ進出は初となる。

(文=宮川 紀元)


写真提供:秋田SV-ハピネッツ

スコアボード

3月24日(土)18:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
秋田ノーザンハピネッツ 21 27 22 27 97
埼玉ブロンコス 26 18 17 33 94

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#0カイル・スワンストン、#7佐野吉宗、#10庄司和広、#11マイカル・キアース、#24リッキー・ウッズ
埼玉ブロンコス:#2ケニー・サターフィールド、#7北向由樹、#21新井靖明、#35ジョン・ハンフリー、#41ジョン・フラワーズ

【レフリー】
堀田 兼史 (ほりた ともふみ)/上田 信彦(うえだ のぶひこ)/小泉 慎二(こいずみ しんじ)

【観客者数】
2172人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:スワンストン28点、ドレイトン27点、菊地14点
埼玉ブロンコス: フラワーズ27点11リバウンド、サターフィールド19点、新井14点、ミラー12リバウンド、北向10リバウンド

********************

試合後の中村、ナカセ両HC。秋田のドレイトン選手、菊地選手のインタビュー(プレミアム限定)

********************