3月17日(土) 秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―信州ブレイブウォリアーズの試合後インタビュー。秋田:中村和雄HC、カイル・スワンストン選手。信州:青木幹典HC。
(文・写真=宮川 紀元)
信州ブレイブウォリアーズ
青木幹典HC
―今日の試合の総括
まず今日は第2クォーターが全てだなという風に思います。相手のゾーンプレスに対してうちがターンオーバーを連発してしまって、結果的にターンオーバー30。この数字ではやはり試合にならないなと思います。
ただまあ、第2クォーター以外は勝負できているので、明日勝ちに行きたいと思います。
―ライヴィオ選手がいなかったのはかなり痛手でしたか?
まあ、(それを言うと)言い訳になりますんで。うちは開幕はデレクを抜いた状態でしたので、開幕に戻ったということで。
基本的に、普段から第2クォーターはサイズの関係でデレクを使ってないので。その第2クォーターでやられたので、問題ははっきりしています。
―オールコートでゾーンを仕掛けてくるというのは、意外でしたか?
準備はしてきたんですが、うちのポイントガードを含めて消極的になってしまって。ビデオで研究してきた以上にハードだったので、そこで少し後手に回ってしまったかな、と。
うちは新規参入チームなんで、本当はエネルギーを出さなきゃいけないのに、今日は完全に秋田の方がエナジーが上回ってました。そこは明日修正していきたいと思います。
********************
秋田ノーザンハピネッツ
中村和雄HC
―今日の試合の総括
見ての通りで、今日は菊地に尽きるかな。まだあの程度の遊びでバスケットをやっているってことは、これはもうダメだってことだ。あれだけしゃべって、あれだけついて。髪型から服装から態度から。どれだけ時間かかった、あの子に。どれだけかかった。ようやく良くなってきたと思ったら、あのパスミス。それからベンチに戻ってきてあの格好。あいつだけがベンチで白けてた。錯覚してんだあのバカは。ああいうのがいるうちはダメかな。あれだけ何カ月もかけて、ようやく自分の中では、ようやくちょっとはバスケットらしくなってきたかなと思った。けれども、全く間違ってる。以上です。
HCが退席されたため、会見は打ち切りとなりました。
********************
カイル・スワンストン選手
―MVPの感想を教えてください。
MVPというのは一人のものでなくて、チームメイトの助けがあってこそなので、みんなに感謝したいと思います。あと、今日はお母さんが来ているので、お母さんにもありがとうと言いたいです。
―お母さんはいつ来日されたのですか?
2日前です。
―やはり今日はお母さんの前なので、活躍したい気持ちがありましたか?
3連敗中でもあったので、今週末はしっかり勝たないといけないという気持ちであったのは確かです。お母さんは大学の時もヨーロッパにいた時も、いつも見に来てくれたのでやはりお母さんの前ではしっかり頑張りたいという気持ちはありました。
―ウッズ選手との連携が見られましたが、自分もフィットしてきた実感はありますか?
リッキーとも他のチームメイトとも毎日練習しているわけですが、リッキーはいいパサーだし、いろんなオプションが2人にはあるし、コンビネーションはもっと良くなっていくでしょう。
―お母さんは本当に喜んでましたね。
お母さんは勝つといつも喜んでくれます。でも負けると自分も不満をまき散らすので、それを見てお母さんも同じようになります。今回は勝てて良かったです。
―MVPを獲得した時のために、ブースターが応援のコールを用意してくれていましたね。
そういったことには本当に感謝したいです。少し驚かされましたけれど、これから勝っていくことによってもっと多くのファンが試合を見に来てくれると信じてますので、がんばっていきたいと思います。
―応援コールの中に、「ストロングマン」というフレーズがありました。
自分のパフォーマンスでそれに応えたいです。常に勝利を目指します。