3月3日(土)大館市樹海体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―ライジング福岡の試合は、1試合を通じて高いフィールドゴール成功率を保った秋田がハイスコアゲームを制した。
第1Q、両チームの2ポイントフィールドゴール成功率が70%を超え、激しい点の取り合いとなる。秋田は中からウッズ、外からスワンストンが得点を重ねる。福岡もパルマーの得点や竹野、仲西の3ポイントで応戦する。
第2Q開始直後、福岡がパルマーの速攻からのダンクで2点差に。しかしタイムアウト明け、水町が連続でインサイドにもぐりこんでスコアすると、菊地も2本のストップ&ジャンプショットで続き、流れを呼び戻す。ドレイトンも果敢にインサイドへアタックし、終わってみればリードは14点に広がる。
第3Qも秋田ペースで進んだが、残り3分過ぎから福岡が反撃。ディアマンがオフェンスリバウンドをスコアに繋げると、竹野のスクープシュートもきまって点差は1ケタとなる。
第4Qは福岡の流れを切るように、ドレイトンとスワンストンの得点で秋田が好スタート。また菊地がこのQで試みた3ポイントを3本すべて成功するなど、点差は再び2ケタで推移。残り2分以上を残して福岡はファウルゲームに出て、思惑通り秋田のグリーンが4本のフリースローをミス。しかし自身の攻撃も単発に終わる。秋田は再三フリースローをミスしてチャンスを献上するが、最終盤はシューターの菊地にボールを回して無難にファウルゲームをかわし、今季最多タイの105得点で勝利した。
秋田は試合を通じて66%の高確率で2点フィールドゴールを決めた。3ポイントは全体的な成功率こそ平凡だったが、終盤に菊地が固め打ちを見せるなど、アウトサイドから試合の主導権を掌握した。
福岡はディクソンが直前に体調不良を訴え欠場。それでも2ポイントで5割の成功率を記録するなど強力なオフェンスをみせた。しかしフリースロー成功率が2ポイントフィールドゴールの成功率を下回るなど、リズムをつかみきれなかった。
(文=宮川 紀元)
写真提供:秋田SV-ハピネッツ
スコアボード
3月3日(土)18:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
秋田ノーザンハピネッツ | 29 | 23 | 19 | 34 | 105 |
ライジング福岡 | 23 | 15 | 24 | 32 | 94 |
【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#0カイル・スワンストン、#7佐野吉宗、#9ライオネル・グリーン、#10庄司和広、#24リッキー・ウッズ
ライジング福岡:#1仲西淳、#2ゲイリー・ハミルトン、#8竹野明倫、#10ジャメイン・ディアマン、#15ケビン・パルマー
【レフリー】
加藤 和義 (かとう かずよし)/佐藤 優樹(さとう ゆうき)/上田 信彦(うえだ のぶひこ)
【観客者数】
1572人
【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:ウッズ29点13リバウンド、スワンストン26点、菊地18点
ライジング福岡:パルマー33点10リバウンド、竹野17点、ハミルトン12点14リバウンド
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試合後の中村、金澤両HC、秋田の佐野選手、菊地選手のインタビュー(プレミアム限定)
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