アウトサイドシュートを改善した新潟が秋田にリベンジ(2月26日)

2月26日(日)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―新潟アルビレックスBBの試合は、新潟がインサイドで秋田を圧倒し、点の取り合いを制した。

第1Q、両チームとも最初は順調に得点を重ねたが、中盤から秋田が初歩的な連係ミスを連発。新潟はそれを確実に得点に繋げ、9点リードを奪う。

第2Qは打って変わり、秋田がスティールからファーストブレイクを次々に繰り出す。ウッズのダンク、菊地の3ポイントなどで、僅か2分半で同点に。しかし新潟もここでホルムをコートに戻すと、インサイドから自分たちのリズムを取り戻す。うまくボールを回して小松らが連続で得点、最後は6点のリードを保つ。

後半に入ると、秋田はインサイドの要・ドレイトンが続けさまに4つのファウル、苦境に立たされる。新潟はここぞとばかりにホルム起点で攻撃を続け、ミドルシュートも決め続ける。

最終Qに入ると、今度は新潟のデービス、ホルムがファウルトラブル。秋田はウッズのフリースローなどで一時3点差まで詰める。それでも新潟は動じず、小松とマーリーの連続3ポイントで再び突き放す。その後秋田はフリースローなどで最終盤まで粘ったものの、新潟もマーリーらがフリースローを集中して決め続け、前日とは一変したハイスコアゲームを制した。

新潟は前日同様にリバウンドで圧倒的に優位に立つなど、インサイドで存在感を見せつけた。また、前日苦戦したアウトサイドシュートも試合を通して決め続け、流れを持って行かれそうな場面でも落ち着いて自分たちのゲームに徹していた感があった。
秋田は、スワンストンとウッズを中心に81得点を挙げ、幾度となく逆転のチャンスを作った。しかし肝心なところでディフェンスを破られ、そのチャンスをものにできなかった。

(文=宮川 紀元)

写真提供:秋田SV-ハピネッツ

スコアボード

2月26日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
秋田ノーザンハピネッツ 15 21 22 23 81
新潟アルビレックスBB 24 18 19 30 91

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#0カイル・スワンストン、#1イージェイ・ドレイトン、#10庄司和広、#11マイカル・キアース、#12菊地勇樹
新潟アルビレックスBB:#14ベネット・デービス、#20ナイル・マーリー、#23佐藤公威、#32池田雄一、#54クリス・ホルム

【レフリー】
国沢 麻未 (くにさわ あさみ)/上田 篤拓(うえだ あつひろ)/大野 太裕(おおの たかひろ)

【観客者数】
2328人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:スワンストン26点、ウッズ20点9リバウンド
新潟アルビレックスBB:マーリー27点12リバウンド、小松16点、ホルム15点12リバウンド

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試合後の中村、ギャリソン両HCのインタビュー(プレミアム限定)

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