2月3日(金) 千葉県船橋アリーナで行われた千葉ジェッツ対埼玉ブロンコスの第1戦。前半は千葉ジェッツ新加入アントワン・ブロキシー選手のショットブロックが効果的に機能し、試合に有利に進めたが、後半は埼玉のダブルジョン(ハンフリー、フラワーズ)の活躍で千葉に逆転勝利を収めた。
(文/定山 敬)
スコアボード
2月3日(金)19:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
千葉ジェッツ | 19 | 20 | 22 | 18 | 79 |
埼玉ブロンコス | 13 | 16 | 30 | 34 | 93 |
【スタート】
千葉ジェッツ:#1一色翔太、#11モリース・ハーグロー、#21アントワン・ブロキシー、#31石田剛規、#ジャメル・スタテン
埼玉ブロンコス:#7北向由樹、#11ジェイミー・ミラー、#21新井靖明、#35ジョン・ハンフリー
#41ジョン・フラワーズ
【レフリー】
JIN (じん )/柚木 知郎(ゆずき ともお)/永島 稔(ながしま みのる)
【観客者数】
476人
【主な個人スタッツ】
千葉ジェッツ:ハーグロー26点9リバウンド6アシスト、スタテン22点10リバウンド、ブロキシー6点11リバウンド7ブロック
埼玉ブロンコス:ハンフリー31点7リバウンド、フラワーズ34点6リバウンド、牧ダレン6リバウンド6アシスト
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第1Q
フロアバランスを考慮する埼玉は北向選手をポイントガードとして起用。千葉は新加入のブロキシーを早速スタートで起用し、インサイドのプレゼンス(存在感)をみせたいところ。
開始は埼玉ミラーのフリースローが1本成功。その直後のスローインから2-2-1のようなトラップディフェンスを仕掛けるが、この試合でエンドゾーンからのトラップを仕掛けたのはこの場面のみ。明らかに選手たちのコンセンサスが取れておらず、直ぐにマンツーマンに戻す。千葉は一色の3Pシュートで反撃。埼玉も新井の3Pシュートでお返しするが、ハーグローのアシストから石田のレイアップ、更にブロキシーのブロックから石田が速攻に持込みリード。埼玉は7分にタイムアウトを要求し立て直しを図るが、千葉の勢いは止まらず、ハーグローのジャンプシュート、スタテン、ハーグロー、スタテンと得点源の二人が得点を量産していく。埼玉はハンフリーが個人能力を発揮し、連続得点する。千葉はスタテンが速攻からレイアップ、更にフリースロー2本成功させる。埼玉はフラワーズ、寺下のシュートで何とかチーム得点を二桁にする。
第2Q
千葉、田中のアシストからハーグローが速攻を決める。埼玉はフラワーズが3pt、フックシュートと成功させ反撃するが、千葉は田中の3pt、ハーグローのシュートでリードをキープする。千葉の得点が止まる間に埼玉は寺下がフリースロー(2本成功)速攻からレイアップ、フラワーズのシュートで追い上げる。4分48秒にオフィシャルタイムアウトが取られるまでに千葉は、板倉のフリースロー(1本成功)、中村がオフェンスリバウンドからゴール下を押し込む。タイムアウト明けは千葉のハーグローが2本のシュートや板倉のフリースロー(2本成功)で35対28とリードしていく。一色のレイアップ、佐藤のジャンプシュートで39対29とし、千葉が10点差リードして後半へ。
第3Q
千葉は前半と変わらずのスターティングファイブ。埼玉は北向、新井から牧ダレン、寺下に変更してスタート。前半の勢いそのままに千葉はスタテンのシュートで始まり、そのまま流れを掴むかと思われたが、埼玉はハンフリー、ミラーのゴール下、牧のシュート、牧のアシストからフラワーズのシュートを決めていく。千葉も得点源の二人(ハーグロー、スタテン)がシュートを決める。埼玉もフラワーズがジャンプシュート、3ptシュートを決め、47対43と3点差まで詰め寄る。ハーグローの3ptにはハンフリーが3ptでお返し。スタテンのペネトレイトにはフラワーズのシュートと、両チームともに得点源の2人にボールが集中する。埼玉は牧ダレンがハーフコートでのバスケをしっかり組み立て、寺下と共につなぎに徹する。千葉はハーグローのシュートミスをブロキシーがティップインで押し込むが、ハンフリーのバスケットカウントからフリースローも成功させ3ptプレー、フラワーズがフリースロー(1本成功)で2点差まで詰め寄る。
第4Q
ブロキシーのフックシュートでスタート。埼玉は相手のテクニカルファールからフリースロー、フラワーズがシュートを決める。フラワーズがファールを貰いバスケットカウント。この間に千葉のエリック・ガードーHCが2回目のテクニカルで8分07秒に退場処分。そのフリースローをハンフリーが成功。更に
フラワーズがバスケットカウントのフリースローも成功させ、遂に65対65で同点とする。新加入のポーターの連続得点、ハンフリーのシュートでリードする。千葉は6分32秒にタイムアウトを要求し、流れを止めようとするが、機長のいないフライトは安定する筈も無く、埼玉に主導権を握られる。ハンフリー、フラワーズの連続得点、ポーターのフリースローで73対83とリードを10点差に広げる。千葉は辛うじてフリースローで得点。その間にも埼玉はフラワーズの3pt、寺下のシュート、とどめにハンフリーのダンクも飛び出し、79対93で埼玉が勝利した。
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