1月8日(日)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―富山グラウジーズの試合は前日に続いて接戦の展開となったが、インサイドから徐々にリズムに乗った秋田が連勝を飾った。
前半は両チームともにターンオーバーやミスショットが目立ち、ロースコアな展開になる。第2Q中盤から富山がじわじわと秋田を押し始め、終了間際のブラウンの3ポイントでリードを奪い、前半を終了する。
第3Q、秋田が逆転に成功。ダブルチームを受けたウッズが水町に効果的なパスをさばくなど、リズムをつかみかける。
最終Qは、秋田のインサイドが機能。ウッズとのクロススクリーンからうまくスペースを作ったドレイトンが、富山ディフェンスを攻め立てる。富山もブラウンのアリウープやハーパーのダンクなどの豪快なプレーで抗戦するが、オフィシャルタイムアウトの時点で9点差。そして秋田はこのタイムアウト明けに庄司の連続3ポイントで勝負を決め、ドレイトンのダンクでダメ押しした。
富山は優勢だったインサイドの主導権を最後の最後で奪われ、失った流れを修正することができなかった。
試合終了後のインタビューでは中村HCがこの日パフォーマンスを披露したジュニアチアとチアダンスチームのメンバーをコート上で観衆に紹介。「ホームでなかなか連勝できなかった。次に勝ったら、一生懸命支えてくれているジュニアやチアのメンバーも紹介したかった。」と、集まったブースターを含めひとつになって闘った会場全体へ感謝の言葉を口にした。
(文=宮川 紀元)
写真提供:秋田SV-ハピネッツ
スコアボード
1月8日(日)14:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
秋田ノーザンハピネッツ | 11 | 15 | 18 | 29 | 73 |
富山グラウジーズ | 9 | 20 | 9 | 20 | 58 |
【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#1イージェイ・ドレイトン、#2水町亮介、#10庄司和広、#24リッキー・ウッズ、#31カーティス・テリー
富山グラウジーズ:#9水戸健史、#21ブライアン・ハーパー、#30ラリー・ターナー、#31城宝匡史、#50アイラ・ブラウン
【レフリー】
清水 博(しみず ひろし)/Gonzo(ごんぞー)/小泉 慎二(こいずみ しんじ)
【観客者数】
2737人
【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:ドレイトン18点4ブロック、テリー18点、ウッズ15点12リバウンド5アシスト、庄司13点
富山グラウジーズ:ハーパー12点11リバウンド、サーシー12点12リバウンド
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試合後の中村、下地両HC。秋田の水町選手、ドレイトン選手のインタビュー(プレミアム限定)
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