1月7日(土)秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―富山グラウジーズの試合は、秋田が最終クォーターにカーティス・テリーの大活躍で抜け出し、前節に明け渡したイーストの首位を奪回した。
第1Q、秋田が堅い守備で富山を抑える展開でゲームがスタート。テリー、ウッズの個人技やドレイトンのダンクでリードを奪う。
しかし第2Qに入ると富山が水戸や城宝がボールをプッシュし、攻撃のリズムを作る。秋田は水町と長谷川の2ガードを試みるが、スムーズにシュートを打つことができず、点差が1ケタに縮まる。
後半に入ると、富山がドライブで積極的にリングにアタック。一方秋田はアウトサイドシュートがことごとくリングに嫌われ、徐々にリードを失っていく。ハーパーのダンク、水戸のドライブなどで点差はわずかに2点となり、勝負は最終Qへ。
第4Q開始直後、富山のジョンソンがスティールからダンクを叩きこみ、ついに試合は振り出しに。しかしここから秋田のテリーが大車輪の働きを見せる。タイムアウトを挟んで3本の3ポイントを立て続けに沈め、瞬く間に点差は2ケタに。富山もフリースローなどで食らいつくが、その間もテリーが3点プレイ、3ポイントと富山の守備を切り崩す。6点差で迎えた残り1分、秋田は連続スティールをテリーの速攻に繋げ、勝利を手繰り寄せた。
秋田は怪我から復帰した長谷川をスターターに起用。さらに水町にも多くのプレータイムを与え、テリーをシューティングガードに固定。これが功を奏し、テリーは大事な最終クォーターだけで挙げた25点を含め、36得点の大活躍でチームを勝利に導いた。
富山は第2、第3Qに積極的なドライブで持ち味の片鱗を見せた。しかし同点に追いついた直後にテリーに爆発を許し、一度もリードを奪うことができなかった。
(文=宮川 紀元)
写真提供:秋田SV-ハピネッツ
スコアボード
1月7日(土)18:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
秋田ノーザンハピネッツ | 21 | 11 | 15 | 28 | 75 |
富山グラウジーズ | 8 | 15 | 22 | 22 | 67 |
【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#1イージェイ・ドレイトン、#4長谷川誠、#10庄司和広、#24リッキー・ウッズ、#31カーティス・テリー
富山グラウジーズ:#9水戸健史、#21ブライアン・ハーパー、#30ラリー・ターナー、#31城宝匡史、#50アイラ・ブラウン
【レフリー】
清水 博(しみず ひろし)/Gonzo(ごんぞー)/小泉 慎二(こいずみ しんじ)
【観客者数】
1892人
【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:テリー36点5スティール、ウッズ14点8リバウンド、オシッティ11点、10リバウンド
富山グラウジーズ:ハーパー18点8リバウンド、サーシー10点11リバウンド、城宝10点9リバウンド
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試合後の中村、下地両HC。秋田のテリー選手、長谷川プレーイングマネージャーのインタビュー(プレミアム限定)
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