富山グラウジーズ、アウェイ千葉で先勝(12月17日)

12月17日(土) 八千代市民体育館で行われた千葉ジェッツ対富山グラウジーズ戦は高いシュート確率の中、富山の城宝、ハーパー、ジョンソン選手らの活躍で千葉に勝利し、勝率5割(8勝9敗)まであと一歩となった。対する千葉は4連敗で勝率も5割(9勝10敗)を割る結果となった。
(文=定山 敬/写真=西本 匡吾)

スコアボード

12月17日(土)18:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
千葉ジェッツ 18 16 27 21 82
富山グラウジーズ 19 24 18 22 83

【スタート】
千葉ジェッツ:#7板倉令奈、#9田中健介、#11モリース・ハーグロー、#15ガストン・モリヴァ、#44ジャメル・スタテン
富山グラウジーズ:#9水戸健史、#21ブライアン・ハーパー、#31城宝匡史、#34デビン・サーシー、#50アイラ・ブラウン

【レフリー】
関口 久視(せきぐち ひさし)/大野 太裕(おおの たかひろ)/堀田 兼史(ほりた ともふみ)

【観客者数】
1100人

【主な個人スタッツ】
千葉ジェッツ:スタテン31点10リバウンド5アシスト6スティール、ハーグロー21点5リバウンド3アシスト、モリヴァ11点7リバウンド
富山グラウジーズ:ハーパー21点7リバウンド、城宝17点7リバウンド4アシスト4スティール、ジョンソン13点

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第1Q
先制は千葉、ハーグローのシュートから。対する富山は城宝がスティールから得点。千葉はスタテンのフリースロー、速攻からのレイアップで得点していく。富山はバランス良く城宝の3P、水戸のアシストからアイラ・ブラウンが得点。富山はインサイドでターナーのターンアラウンド、ハーパーのゴール下を決める。千葉はエースのハーグローの3P、板倉がリバウンドからシュート決め追い上げる。板倉のアシストからモリヴァの豪快なダンクが決まり14対15。富山は2分20秒でタイムアウトを要求。ジョンソンが落ち着いてフリースローを決め、再びリードを広げる。千葉はハーグローのペネトレイト、石田のリバウンドショットで追い上げるが、富山のジョンソンが速攻からダンクを決め、18対19で富山がリード。

第2Q
富山、ジョンソンのアシストからサーシーがシュート。好調なジョンソンは3Pシュートも成功させる。千葉は中村が攻守に奮闘。富山、堀川の3Pが成功するが、千葉はハーグローが3Pシュート、ジャンプシュートで連続得点し同点(27対27)とする。富山はガードの城宝がゲームを上手くコントロールして、ペネトレイトや相手のファールを誘いフリースローを決める。更にアイラ・ブラウンの3Pシュートで10点とリード広げる。千葉はやはりエースのハーグローがドライブから相手のファールを誘いバスケットカウント。フリースローも成功させる。富山は慌てず、城宝がペネトレイト、ジャンプシュートを成功し、反撃の芽を摘んでいく。スタテンのアシストからモリヴァがダンクを決めファールをもらうがフリースローが決まらない。富山は高野のシュートが決まり34対43の9点差をつけ前半を終える。

第3Q
後半も前半と変わらず千葉はミスマッチから板倉がターンアラウンド。富山は城宝のアシストからハーパーがアリウープのダンクを決める。積極的な攻撃から千葉はモリヴァがバスケットカウントで3Pプレー。続けて田中がドライブから水戸のファールを誘いバスケットカウントで3Pプレー。更にハーグローのレイアップで1点差に詰め寄る。7分46秒富山がタイムアウトを要求。ハーパーがリバウンドからシュートを決める。千葉は守備を2-3ゾーンにして攻守の切り替えを速くしていく。ハーグローのジャンプシュート、スタテンがファールをもらいながらシュートを決め、3Pプレーに。板倉のシュートなどで遂に同点(53対53)とする。富山はハーパー、城宝のフリースローで引き離しにかかるが、千葉の攻撃が止まらずホルデンのシュート、スタテンのドライブなどで61対61の同点で最終クウォーターへ。

第4Q
富山はジョンのフリースロー、ハーパーのドライブからバスケットカウントで得点。千葉はスタテンの3P、モリヴァがジャンプシュートを決める。富山はブラウン、水戸の3Pで徐々に差を広げていく。千葉はスタテンが3P、モリヴァのフリースローで差を縮める。残り1分3秒で73対79勝負ありかと思われたが、千葉がスタテンが3P連続で成功させ、場内を沸かす。富山はファールゲームでフリースローを決めていく。試合終了間際にもスタテンの3Pシュートが決まるが1点差で試合終了。富山がアウェイで千葉に勝利した。

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