12月3日(土)三種町琴丘総合体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―琉球ゴールデンキングスの東西首位対決。大接戦の終盤に堅守で沖縄を抑えた秋田が連敗を2で止めた。
試合序盤、首位らしい軽快な動きを見せたのは沖縄。並里、ニュートンらの活躍で開始から10-2のランを見せると、マクヘンリーらも続き、第1Qをリードする。
第2Qに入ると、秋田が反撃。菊地の連続3ポイントで逆転すると、このクォーターはカーティス・テリーの独壇場に。3ポイントもドライブもなんでもござれの大活躍で、このクォーターだけで16得点を記録し、チームを引っ張った。
後半は、最初の3分間両チーム共にスコアレスに終わるなど重い展開。第3Q終了と同時に沖縄が澤岻の3ポイントで再逆転すると、ここから何度もリードが入れ替わるシーソーゲームに。そして、この勝負を決めたのは秋田のリッキー・ウッズ。残り4分からドライブやポストプレイで得点を量産。ディフェンスも佐野を中心に沖縄の猛攻を守りきり、昨シーズン完敗した相手を退けた。
沖縄は、並里が起点となってリズムよく試合を進めた。ただ、最後の4分間フィールドゴールを決めることができず、ターンオーバーも多発。さらに、秋田のウッズとテリーを止めることができなかった。
初めてのbjリーグ開催となった三種町。“バスケの街”能代の隣町に位置し、2007年秋田国体のバスケット成年男子が開催された会場だが、序盤は歓声もまばらだった。しかし、かつて地元のクラブチーム・琴丘体協でプレー、秋田国体でも活躍した菊地の連続3ポイントで会場は熱狂。さらに大接戦の展開に興奮し、終盤は沖縄のフリースローに大ブーイング、ウッズの逆転シュートに大歓声が起こるなど、初めてのbjリーグを堪能した様子だった。
(文=宮川 紀元)
写真提供:秋田SV-ハピネッツ
スコアボード
12月3日(土)18:00
– | 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
秋田ノーザンハピネッツ | 18 | 28 | 13 | 19 | 78 |
琉球ゴールデンキングス | 23 | 20 | 18 | 14 | 75 |
【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#10庄司和広、#12菊地勇樹、#20スタンリー・オシッティ、#24リッキー・ウッズ、#55マイケル・ガーデナー
琉球ゴールデンキングス:#5アンソニー・マクヘンリー、#21レジー・オコーサ、#32山内盛久、#37並里成、#50ジェフ・ニュートン
【レフリー】
地頭薗 剛(じとうぞの たけし)/堀田 兼史(ほりた ともふみ)/上田 信彦(うえだ のぶひこ)
【観客者数】
1809人
【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:ウッズ21点11リバウンド、テリー18点
琉球ゴールデンキングス:オコーサ13点16リバウンド、澤岻12点、並里7アシスト
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試合後の中村、桶谷両HC。秋田のテリー、ガーデナー、菊地選手のインタビュー(プレミアム限定)
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