浜松が王者の意地を見せ、首位・秋田との延長戦を制す(11月27日)

11月27日(日) 秋田県立体育館で行われた秋田ノーザンハピネッツ―浜松・東三河フェニックスの第二戦は、浜松がオーバータイムに入ってから高い集中力で秋田を圧倒し、連勝を飾った。

この試合、最初にペースを握ったのは秋田。ウッズ、テリー、オシッティを中心に速攻を交えたテンポの良い攻撃でリードを奪った。
しかし、ベンチスタートのアーノルドが前日に続いて秋田の前に立ちはだかった。1Q終盤から2Q序盤にかけて得点を集めてチームを逆転に導き、前半は浜松リードで折り返す。
逆に後半から終盤は浜松にファウルがかさみ、そこに漬け込んだ秋田が逆転に成功。しかし勝負を決めるはずのフリースローをことごとく落としたほか、決定的な場面でのターンオーバーでリードを守り切れず、試合はオーバータイムへ突入。
オーバータイムでは浜松のディクソンが爆発。鋭いドライブや確実なフリースローでこの5分だけで12点を記録し、試合を決めた。

秋田は今季最多3371人の大歓声を受け、終盤のペースを掌握。しかし第4Qで10本のフリースローを落とすなど、完全に自滅した。
一方浜松はファウルトラブルに苦しんだものの、勝負所での集中力の高さは圧巻。相手のミスを逃さず、大事なオーバータイムで一気にスパートした。
秋田に今季初の連敗を見舞った浜松は、秋田に1ゲーム差の2位と昇り調子。秋田は大観衆に勝利をプレゼントすることができなかった。
(文=宮川 紀元)


写真提供:秋田SV-ハピネッツ

スコアボード

11月27日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q OT 合計
秋田ノーザンハピネッツ 27 12 13 21 4 77
浜松・東三河フェニックス 21 20 14 18 15 88

【スタート】
秋田ノーザンハピネッツ:#10庄司和広、#12菊地勇樹、#20スタンリー・オシッティ、#24リッキー・ウッズ、#31カーティス・テリー
浜松・東三河フェニックス:#5友利健哉、#9ジャメイン・ディクソン、#21ジェフリー・パーマー、#25仲西翔自、#42ジーノ・ポマーレ

【レフリー】
JIN(じん)/加藤 和義 (かとう かずよし)/佐藤 優樹(さとう ゆうき)

【観客者数】
3371人

【主な個人スタッツ】
秋田ノーザンハピネッツ:ウッズ34点13リバウンド、オシッティ20点17リバウンド
浜松・東三河フェニックス:ディクソン23点7リバウンド5アシスト、アーノルド19点8リバウンド4アシスト6スティール、パーマー17点


写真提供:秋田SV-ハピネッツ

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試合後の中村、河合両HC。秋田のウッズ、水町選手、浜松の大口選手のインタビュー(プレミアム限定)

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