大黒柱、桜木の活躍でアイシンがトヨタに勝利(11月20日)

11月20日(日)愛知県岡崎中央総合公園総合体育館で行われたアイシンシーホース対トヨタ自動車アルバルクの首位攻防戦は前日精彩を欠いたアイシンの桜木ジェイアール選手の活躍と古川選手の効果的な3本のスリーポイントで首位トヨタに76-66で勝利した。
(文・写真/大嶋はづき)

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スコアボード

11月20日(日)16:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
アイシンシーホース 17 15 25 19 76
トヨタ自動車アルバルク 17 20 12 17 66

【スタート】
アイシンシーホース:#0橋本 竜馬、#2朝山 正悟、#4ケビン・ヤング、#24古川 孝敏、#32桜木 ジェイアール
トヨタ自動車アルバルク:#10岡田 優介、#21竹内 公輔、#31フィリップ・リッチー、#35伊藤 大司、#40田中 健

【レフリー】
渡辺 雄吉 / 相原 伸康 / 岩木 太郎

【主な個人スタッツ】
アイシンシーホース:桜木ジェイアール29点16リバウンド、古川17点、リチャードソン14点5リバウンド4ブロックショット
トヨタ自動車アルバルク:岡田17点、竹内公輔18点8リバウンド、リッチー11点

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『我々は挑戦者だ』鈴木貴美一HC

試合後のインタビューでも繰り替し「挑戦者」であることを言い続けたアイシンの鈴木貴美一HC。攻守の要、柏木選手をケガで欠き、前日の大敗から強豪トヨタ相手にどこまで修正し挑戦者として挑むことができるのかがカギにとなる。

第1ピリオド

序盤は両チームともインサイド陣を中心とした激しい攻防で一進一退の試合展開が続く(ペイントの得点 アイシン12/17得点中 トヨタ 14/17)。

第2ピリオド
アイシンは桜木ジェイアールなどのファールトラブルで我慢の時間帯を強いられるが、トヨタはフリースローミスもあり、突き放し切れない。(2Q中盤以降、ファールトラブルでベンチに下げざるを得ない)桜木選手不在の時間帯をしのいだアイシンは、朝山正悟の3ptシュートがブザービーターとなって前半を終える(アイシン32-37トヨタ) 

第3ピリオド

アイシン古川孝敏の3ptシュートでスタートすると、トヨタも岡田優介の3ptやリッチー、竹内のインサイドプレーで突き放しにかかる。しかしアイシンは桜木のバスケットカウントや古川の3ptで逆転に成功すると、桜木を中心に着実に加点、ディフェンス面でもリチャードソンの4ブロックが光り、このQアイシンが25-12と圧倒、57-49とアイシンリードで3Q終了。

第4ピリオド
序盤トヨタは岡田の連続3ptでアイシンに追いすがるものの、アイシンもトヨタのミスを誘う激しいディフェンスから得点を重ねる。トヨタは岡田の2本の3ptなどで一時4点差まで迫るものの、アイシン桜木のゴール下で突き放す。終盤ファールゲームを仕掛けるトヨタに対してアイシンがフリースローもきっちり決め、76-66でアイシンが勝利。前日精彩を欠いた桜木ジェイアールが29pt16REBと大黒柱にふさわしい活躍、古川の3本の3ptを含む17pt。
鈴木貴美一HCも「それぞれが役割を最確認してゲームをした」と語った通り、インサイドとアウトサイドの要がしっかりを仕事したアイシンが前日の雪辱を晴らした。