仙台89ers、5連勝! 千葉ジェッツは3連敗。

11月17日(木)千葉県浦安市運動公園総合体育館で行われた千葉ジェッツvs仙台89ersの第1戦は仙台のエース、フィッツジェラルドが第1Qに3Pシュート4本成功(5本中)させる活躍をみせ、前半から千葉を圧倒し5連勝を飾った。千葉はファールを積極的にもらいながらもフリースローの確率が51.6%(31本中16本のみ)。インサイドの要、ジョージ・リーチ選手を欠いたことで、安定したフライトが出来ずホームで3連敗となった。
(文/定山 敬 写真/西本匡吾)

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スコアボード

11月17日(木)19:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
千葉ジェッツ 18 13 24 15 70
仙台89ers 30 17 22 15 84

【スタート】
千葉ジェッツ:#7板倉 令奈、#9田中 健介、#11モリース・ハーグロー、#15ガストン・モリヴァ、#44ジャメル・スタテン
仙台89ers:#4志村 雄彦、#5オニール・ミムズ、#9ジョニー・デュークス、#17日下光、#22ダン・フィッツジェラルド

【レフリー】
漆間 大吾(うるしま だいご)/平出 剛(ひらいで たけし)/Gonzo (ごんぞー )

【観客者数】
504人

【主な個人スタッツ】
千葉ジェッツ:ハーグロー23点5リバウンド、スタテン24点11リバウンド、板倉9点6リバウンド
仙台89ers:フィッツジェラルド25点(3P 6/8本)7リバウンド、デュークス20点6リバウンド、ミムズ14点10リバウンド3ブロックショット

第1Q

千葉、仙台どちらもシュートミスで試合開始。先制は仙台の志村のシュート。続いてフィッツジェラルドの3P。対する千葉はハーグローのジャンプシュート。ここから仙台のオフェンスが止まらない。志村、デュークスのシュート。ミムズがハイポストからジャンプショットを決めていく。千葉はオフェンスが単調でスタテンの1対1のみ。反対に仙台は全員バスケを展開し、志村、フィッツジェラルドが3Pシュート決める。第1Qの千葉の得点はスタテンとハーグローの二人のみに対し、仙台は日下以外のスターターが全員得点18-30の仙台リードでこのクウォーターを終える。

第2Q

第2Qも勢いに変化はなく、志村、薦田がシュートを決める。千葉は課題のフリースローがここでも露呈し、モリヴァがファールを貰うがフリースローを決めることが出来ない。チーム全体に伝染するように、板倉、スタテンも2本のフリースローの内、1本しか成功出来ない。仙台はミムズの豪快なダンク、フィッツジェラルド、高岡が3Pを成功させる。千葉はフィジカルなプレーで対応するが、頼みのフリースローが3本しか成功せず、このクウォーター成功率は僅か30%。仙台が大量リードし、31-47で前半を折り返す。

第3Q
気合を入れなおした千葉は板倉のシュートで反撃開始。しかし、仙台は日下のフロート(浮かした)ショット、シングルトンのダンクで反撃の芽を摘んでいく。フラストレーションのたまる千葉はベンチがテクニカルファールを取られるが、ここからフライト開始。ハーグローのジャンプショット、3Pシュート。モリヴァがリバウンドでファールを誘いフリースロー1本成功させる。更に板倉のシュートで41-53の12点差に詰め寄る。ここで仙台はたまらずタイムアウトを要求。その後も千葉はモリヴァがバスケットカウントからフリースローも決める。仙台はデュークス、志村らのシュートで繋いでいく。残り時間僅かという所で、千葉の佐藤のペネトレイトからのシュートするも、シュートは決まらずそのまま第3Q終了の笛。ファールコールが無かったことで、エリック・ガードーが激昂し、第3Q終了後にテクニカルファールを宣告。

第4Q

千葉のテクニカルに対する仙台のフリースローから開始。ハーグローの3Pに対し、フィッツジェラルドも3Pを決めるが、ここからターンオーバー合戦となり、5分58秒のスタテンのフリースローまで得点がなく、4分48秒にミムズ、4分19秒でデュークスがダンクを決め勝負有り。70-84で仙台がアウェイで勝利した。これで仙台は5連勝で2位をキープした。千葉は秋田との連敗からの流れが断ちきれず3連敗。暫定で4位となった。

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試合後のインタビュー(プレミアム限定)は千葉ジェッツのエリック・ガードーHC、田中健介、板倉令奈選手。仙台89ers、ロバート・ピアスHC、志村雄彦選手。

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