トヨタが前半から日立を圧倒し、首位堅守(11月13日)

11月13日(日)東京郷土の森総合体育館で行われたトヨタ自動車アルバルクvs日立サンロッカーズは、同一カードで連敗のないトヨタが前半から日立を圧倒。インサイドでフィリップ・リッチー、高橋マイケル、アウトサイドでは熊谷宜之が活躍を見せ、前日の雪辱を果たし、首位堅守。日立はクリスチャン・マラカー、小林大祐を怪我で欠き、運動量、戦士層の厚いトヨタの前に自分たちのバスケットが出来なかった。日立はこのカード1勝1敗とし、8勝4敗で3位をキープした。
(文/定山 敬 写真/杉浦由香)

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スコアボード

11月13日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
トヨタ自動車アルバルク 25 29 16 17 87
日立サンロッカーズ 10 18 13 10 51

【スタート】
トヨタ自動車アルバルク:#10岡田 優介、#21竹内 公輔、#31フィリップ・リッチー、#35伊藤 大司、#40田中 健
日立サンロッカーズ:#5ジャマール・スミス、#9西村 文男、#15竹内 譲次、#20佐藤 稔浩、#28酒井 泰滋

【レフリー】
吉田 利治 / 北沢 岳夫 / 谷地 温

【主な個人スタッツ】
トヨタ自動車アルバルク:フィリップ・リッチー17得点10リバウンド、高橋マイケル15得点、熊谷宜之14得点(3P 3/5成功)
日立サンロッカーズ:鹿野洵生11得点、佐藤稔浩9得点、西村文男8点

【ゲームレポ】

第1ピリオド
先制はトヨタの田中。続いてハイポストの竹内公輔からローポストのリッチーへパスが通り得点。対する日立は佐藤の3P決めるがその後得点に結びつかず、6分15秒にリッチーのテクニカルファールで佐藤がフリースローを3本決めるのみ。トヨタは田中の3P、リッチーのアシストから竹内公輔のゴール下、フリースロー、フックシュートで得点をかさねる。日立は佐藤がベースラインのシュートを決めるがトヨタの猛攻は止まらない。その後もギブスのバスケットカウントにフリースローを加えた3点プレー。高橋マイケルのティップイン、3Pシュートなどで25-10とリードする。

第2ピリオド

日立はインサイドのファールトラブルとアウトサイドを警戒して3-2ゾーン。しかしトヨタは松井の3P、ギブスのジャンプシュートで得点。第1ピリオドで肩を痛めた西村が奮起し、3Pシュートを決める。しかしトヨタはインサイドをしっかり攻め、高橋のフックシュート、竹内公輔がベースラインからドライブしてそのままダンクに持ち込む。その後も岡田が3Pシュートに対してファールされながらも得点。フリースローも決め、4点プレートする。劣勢の日立は竹内譲次のシュートや柏倉のブザービーター(3P)をみせるが54-28の大量リードされ前半を折り返す。

第3ピリオド
酒井のシュートで反撃の兆しを掴みたい日立だが、竹内譲次がフリースロー2本ともミスするなど勢いに乗ることが出来ない。トヨタはベンチから出てくる選手が流れを作り、高橋のリバースレイアップ、ギブスのターンアラウンドなどで得点をかさねる。何とか差を詰めたい日立は鹿野、佐藤のフリースローで得点していくが、リッチーのバスケットカウントでの3Pプレー、伊藤のシュート、熊谷のフリースローで差を広げられ、70-41の29点差でトヨタが大量リードし最終ピリオドへ。

第4ピリオド
リッチーのターンアラウンド、荒尾のシュートミスをリッチーが押し込み。更にリッチーと荒尾が得点を重ねる。近森、竹内譲次が得点するが、5分44秒に竹内譲次がオフェンスファールを取られファウルアウト。87-51の大量リードでトヨタが勝利を収めた。

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試合後のインタビュー(プレミアム限定)トヨタ自動車アルバルク、ドナルド・ベックHC、岡田優介選手。日立サンロッカーズ小野秀二HC。

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