レバンガ北海道、前日の雪辱晴らしホーム初白星(73-65)

10月16日北海道帯広市総合体育館で行われたレバンガ北海道vsアイシンシーホースは、レバンガが司令塔桜井良太選手のファールトラブルに見舞われるも、野口大介選手、ジャイ・ルイス選手らの活躍により自分たちのペースで試合を運び、前日のリベンジを果たしアイシンに勝利。勝率を2勝2敗とした。アイシンは今シーズン初黒星となった。

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スコアボード

10月16日(土)15:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
レバンガ北海道 12 26 17 18 73
アイシンシーホース 17 15 15 18 65

【スタート】
レバンガ北海道:#1野口 大介、#9折茂 武彦、#11桜井 良太、#50ジュフ 磨々道、#55ジャイ・ルイス
アイシンシーホース:#2朝山 正悟、#3柏木 真介、#24古川 孝敏、#32桜木 ジェイアール、#54アンソニー・リチャードソン

【レフリー】
渡辺 雄吉 / 清水 幹治 / 安西 郷史

【主な個人スタッツ】
レバンガ北海道:野口 大介15得点6リバウンド、ジャイ・ルイス14得点12リバウンド5アシスト、折茂 武彦14得点
アイシンシーホース:古川 孝敏18得点、桜木 ジェイアール15得点10リバウンド、柏木 真介12得点9スティール4アシスト

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レバンガ北海道

(共同会見 トーステン・ロイブルHC、宍戸治一選手、折茂武彦選手、野口大介選手)

―今日の試合を振り返って
トーステン・ロイブルHC「3年ぶりになるかと思います。トヨタ時代に決勝でアイシンに勝利して以来です。簡単に勝つことが出来るとは思っていませんでしたので、特別なエネルギーが必要だと思って臨みましたが、選手の頑張りで勝利する事が出来ました。もし昨日と同じように力を出しきれなかったら、またアイシンが昨日と全く同じ状態であるなら、我々は勝つことが出来ないとチームには伝えました。その結果、選手たちは100%以上の力を発揮してくれたことを嬉しく思っています。早い時間帯で桜井がファールを2つ、3つ取られてしまい、彼をベンチに戻さなくてはならなくなりました。我々のベンチは豊富ではありませんので、非常に困りましたが、その中で宍戸が非常に良いプレーをしてくれました。特に相手の柏木選手をコートの中でコントロールすることが出来ましたので、それが勝ちに繋がったと思います。野口が36分間出場し、コート上では常に良いコンディションでプレーしていたので、今日のような高いシュート成功率を収めることが出来たのだと思います。興奮する良いゲームで汗びっしょりです。もしかすると汗臭いかもしれませんね(笑)」

宍戸治一選手「昨日負けてしまい、今日はどうしても勝ちたかった。気持ちの部分をプレーに出すように心がけました。阿部がいない中、自分が成長してチームを助ける事が出来れば、彼が戻ってきてからも更に良いチームになれると思っています。これからも頑張っていきたいと思います」

折茂武彦選手「ホームで1勝出来たことは非常に嬉しいことだと思います。昨日の反省点をしっかりチームの一人ひとりが理解して試合に挑むことが出来たので、昨日のように試合を通してアイシンに流れが行くことなく自分たちのペースでバスケットすることが出来ました。個人としてはターンオーバーが多く、次の試合からはきちんとしていきたいと思っています」

野口大介選手「何としても開幕ホーム2連戦でどちらかは必ず勝ちたいと思っていました。昨日負けましたので、今日は勝ちたいという強い気持ちで、チームワークをフルに活かして勝つことが出来たのではないかと思います。昨日も今日も折茂さんへのマークが厳しいので、負担を減らせるように頑張ろうと。その結果が勝ちに繋がり嬉しく思います。今後も攻める気持ちを持って、折茂さんやインサイドの負担を減らして、チームワークで勝利していきたいと思います」

―今季初ホームゲームでの勝利の味は?
トーステン・ロイブルHC「ここまで準備期間が短いなかでスタートしたのは、私も体験したことがありません。コートにたくさんのファンが来て、我々に大きな声援を送ってくれたその努力が勝利を後押ししてくれたと思います。新しいチームとなって、新たなメッセージをファンに送ることが出来たと思います。我々が伝えたかったメッセージは、競争心を持ち、言い訳しない、最後まで諦めないチームであることです」

宍戸治一選手「(bjから)移籍したので、初めてホームで勝利することが出来てやっとレバンガの人間になることが出来たなと思っています」

折茂武彦選手「今までホームであまり勝利することが出来ませんでしたので、(今日の勝利は)嬉しいです。勝つ姿を北海道のファンに見せるということが、我々チーム(の使命)です。今後もチーム一丸となって頑張っていかなけえればならないと思いました」

野口大介選手「アウェイでも1勝しましたが、ホームで勝つということがこんなに意味があることだと改めて思いました。前のチームから支えてくれているファンも多いと思いますが、新しいファン、今日はミニバスの選手も来てくれたので、そういう子供たちの前で試合に勝てた事は嬉しいです」

―今日のMVPである野口選手への感想と3Pシュート今日は積極的に打っていたが何かイメージを思い描くことがあったのか?
野口大介選手「いえ、特にイメージはないです。昨日は確率が悪くシュートチャンスもあまり無かったので、今日は折茂さんやインサイドの負担を減らすために積極的に打った結果が良い結果に繋がったと思います。MVPに関しては僕ではないと思いましたが、道産子贔屓ということで、いただけたのかもしれません(笑)」

―ヘッドコーチに。昨日はディフェンスから速攻へ繋げたいと言っていたが、今日は上手く出来たか?
トーステン・ロイブルHC「今日はゲームプラン通りに進めたと思います。特に我々のディフェンスが機能してアイシンは良いリズムでバスケとすることが出来ませんでした。相手に最初から最後まで心地よい感じでプレーさせることはなかったと思います。第1から第3ピリオドまでは激しいディフェンスから速攻に持ち込むこと。また最終ピリオドはコントロールしてアイシンに(攻撃の)チャンスを与えないようにしようと考えていました」

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野口大介選手

―先の会見の中でMVPは自分ではないと思っていたようですが野口選手の中でのMVPは誰だったのですか?
磨々道ですかね。要所で、…単独行動かもしれないですけど、結果としてファールもらったりとか、離されない要因になっていたので、自分より磨々道かなと思います。
僕は最後全然何もしてなかったので。

―野口選手も良いプレーがたくさんあったと思いますが。
勝負所でそういうことが出来ないと僕の中ではやっぱりまだまだなのかな、と思っています。
まぁ、前半のインサイドの得点があったから、僕らのマークが甘くなって気持ち良く打てたので…そういういい関係が出来たのかなとは思います。

―三菱戦に向けての意気込み
決して弱い相手ではないのですけど、相手はどこであれしっかりと僕らのバスケ、トーステンのバスケが出来れば絶対に勝てると思うので、みんなを信じてチームプレーをして勝ちたいですね。

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桜井良太選手

―今日の試合を振り返って
今日は個人的には調子はあまり良くなかったんですけど、よくボールが回ってノーマークでシュートを打って、ということがチームとして出来たので、あとは自分で練習してコンディションを上げていくだけだと思います。

―第4ピリオドで歩き方がおかしいように思えたのですが
(左足の)打撲です。でも全然大したことないので、大丈夫です。

―三菱戦に向けての意気込み
やっぱり2連勝をどこかでしないとプレーオフに向けて勢いがつかないと思うし、次の三菱戦はチャンスだと思うので1戦目を勝つことを考えて、しっかりやっていきたいと思います。

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アイシンシーホース

鈴木貴美一HC

―今日の試合を振り返って
集中力が途切れてる時間帯が多すぎましたね。使うメンバーが少なかったので、集中力が続かなかったと思います。
いいとこまでは行ったんですけど、そこで新しく入ってきた選手が噛み合わないというか、外国人もそうですけど、その部分が課題です。

―ケビン・ヤング選手が欠場していましたが?
ちょっと腰が痛くて、今日は無理させられない状況でした。
そんなに長引くような怪我ではないと思いますけどね。

―来週の栃木戦に向けて
今日駄目だったことをしっかりもう一度確認して臨みたいと思います。