トヨタ、岡田優介選手21点でリンク栃木に快勝(94-66)

10月14日東京郷土の森総合体育館で行われたトヨタ自動車アルバルクvsリンク栃木ブレックスはトヨタ岡田 優介選手が21得点(3Pシュート5本含む)をあげるなど、終始危なげない試合運びでリンク栃木に快勝した。

********************

スコアボード

10月7日(金)19:10

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
トヨタ自動車アルバルク 24 26 25 19 94
リンク栃木ブレックス 16 13 16 21 66

【スタート】
トヨタ自動車アルバルク:#10岡田 優介、#31フィリップ・リッチー、#34高橋 マイケル、#35伊藤 大司、#40田中 健
リンク栃木ブレックス:#0田臥 勇太、#1川村 卓也、#22網野 友雄、#33ラマー・ライス、#34伊藤 俊亮

【レフリー】
久保 裕紀 / 佐藤 誠 / 谷地 温

【主な個人スタッツ】
トヨタ自動車アルバルク:岡田優介21得点(3Pシュート5/10)、ジェフリー・ギブズ19得点8リバウンド3アシスト、竹内 公輔13得点11リバウンド2ブロックショット
リンク栃木ブレックス:片岡大晴16得点、ラマー・ライス13得点7リバウンド、川村卓也8得点

********************

トヨタ自動車アルバルク

ドナルド・ベックHC

―今日の試合を振り返って
満足した内容のゲームでした。昨年も栃木は強いチームでしたし、田臥、川村とリーグを代表する選手がいますので、うちにとっては良い試合運びができたなと思います。出だしも良くて順調に来て、岡田のシュートが決まり、ゲームの内容を作ってくれて、そこからリズムを作って…、流れが良かったです。
オフェンスでもバランスの良いかたちでしたし、リバウンドとディフェンスをがっちり守ることができました。

―他のチームよりたくさんの選手を使ってやっていると思うんですが、そのあたりの難しさは?
我々が目標にするのは最高のチームを作り上げることです。
うちは最初から選手たちに言っていますが、分数ではなく、勝利にこだわるチーム作りをしていますので、勝てば14名全員の手柄というかたちをとっています。昨年も同様ですけど、今年もやはりベンチが深いのでそういうところで言っています。

―昨年と特に何かを変えているところは?
昨年より我々の土台となっているところのディフェンスとリバウンド、あとオフェンスをもう少しスピードアップして効率よく点数を取っていきたい。
ディフェンスは非常に良いです。

―今日は非常に良い出来だったと?
はい。ただし連勝するのはやはり難しいです。
栃木さんも引き下がらないと思いますので、明日も気を引き締めて戦っていきたいと思います。

―ディフェンスとリバウンドに関しては昨年もかなり高いレベルだったと思いますが…
それは変わりません。昨年以上にオフェンスですね。効率良い攻めをして点数を取っていきたいと思います。

―先週の試合では3人、4人を一度に交替させたりしていましたが、今日はありませんでしたね。
今日は点差が開きましたので、少し余裕が出来、若い選手たちを使えるチャンスもありました。小野は高いオフェンス能力を持っています。荒尾は今年は公輔が入って分数が減りましたけど。今日は若い選手も出れて本当に良かったです。

―選手たちを2つのチームみたいに使う時、何か違うことをしているのですか?
まったく変わりません。同じシステム、同じプランでやっています。松井や公輔は練習をあまりやっていないですが、日が経つにつれてどんどんチームに溶け込んでくるのではないかと思います。

―そのスタイルは今シーズンを通して続けていくのですか?
変わらず続けていきます。負け始めたら考えますよ(笑)

正中岳城選手

―試合は快勝でしたが、振り返って
そうですね。チームが充実した状態で、皆がボールと時間をシェアしていい形で勝てているので、コーチの狙っている通りに開幕からきていると思います。

―コンディションは?
(疲れが)無いこともないですが、自分を含め代表組は戻ってきてからもやることが山ほどあるので、直ぐに引きこまれて疲れを感じ間も無かったです。チームとしてやらなければならないこと、覚えなくていけないことが多いので。
既に出来上がっているチームがそこにあり、代表組はその中に乗っかって一つのピースになっていくしか無かったので、疲れを感じている暇もなく開幕まで来ましたね。

―今シーズンの個人的なテーマは?
もう言い訳できないチャンピオンに成るチームになっていると思いますし、人も揃っていますし、回りからもそう(優勝)見られるということで、勝たなくてはと言うよりも負けられないプレッシャーがどんどん高まっています。それは私がこのチームに入って一年目はそういう雰囲気があって、あの頃のチームに成るわけではないですけど、チャンピオンになるとただ目標を掲げるだけでなく、チーム全員でその位置(優勝)を掴みにいくのだとう気持ちでいます。色んな状況があるとは思いまいますが、その気持が続いていく限りはブレずに戦っていけるかなと思っています。

―相手に合わせるのではなく、自分たちのスタイルを貫き通すという印象を受けたが?
そうですね。相手にアジャストするのではなく、こちらが先に相手を動かして、相手側がうちにアジャストするようにさせています。先手を取ることもそうですし、今後は相手にスカウティングをされていくことになると思います。そういう状況でもブレずに自分たちの戦いをしっかりやっていく為にも、ひたすらしつこくやっていくだけです。
それは我々がやらなくてはいけないことなので、皆さんにそう感じてもらえれるように戦っていくだけです。

―ポイントガードして色々出来ることがあるのは大変?
そうですね。選んでいくということでは大変ですね。出来る選手が多い分、今後問題として上がってくるのは、もっとやりたいという気持ちであったり、続けてプレーしたいという気持ちであったり、色々な事が出てくるとは思いますね。チームとして機能していくために、コーチもしっかりとその部分の意識付けをしてくれていますし、私自身もキャプテンとして、またポイントガードしてそう思っています。
スター選手であってもチームの一部でしかないという感覚でプレーしています。今現在、出来る選手はその局面で自分の出来ることをやればいいだけですし、ある程度の自由はありますが、システムの中なので物足りないと思っている選手もいるかもしれません。
チームが勝つことで充実感を味わっていければいいと思います。

―今日の試合では正中選手と二ノ宮選手の2ガードの時間があったが?
二ノ宮選手と私というだけでなく、伊藤選手と私という組み合わせもありますし、ポイントガードを二人にする狙いはゲームを落ち着かせて時間をかけていくことです。ボールハンドリングに長けた選手がいることで、ある程度時間をかけて攻撃を作っていけるということです。アップテンポにするということではなく、バタバタさせずにピックアンドロールなどを使って、時間をかけて良いシュートに持っていけます。

―今日のゲームでの完成度は?
3試合ともそうですが、終盤に相手側が開き直ってシュート数をどんどん増やしてきます。トランジションバスケットで点差を詰めてこようとしますが、そうなった時に本来は自分たちが良いシュートで終わってディフェンスに戻るのですが、この3試合とも終盤にバタバタしてしまっています。今日はうちはシュートが入っていたのですが、(本来は)こちらも入らない相手も入らないというのが多いと思うので、そういう時に我慢できるかどうかだと思います。
今後は相手に先制された時、シュートが入らない時、インサイドでファールがもらえない時、色々な時が出てくると思うので、そういった違う流れになった時に問題が出てくるかもしれません。ですので、その準備はしていかなければいけないと思います。

―明日の意気込みを
今日の試合は今日終わりました。今日のゲームを持って明日のゲームには挑めませんので、明日も0対0から始まります。リセット、切り替えることの出来るチームなので、ディフェンスしてリバウンド取って、相手がどうであれオフェンスは(トヨタの)やるべきシステムを実行していくだけだと思います。