北海道総合スポーツクラブ 東京トライアウト

JBLに2011-12シーズンから参戦予定している北海道総合スポーツクラブのトライアウトが10日、東京都内の日大八幡山総合体育館で行われた。
折茂武彦・北海道総合スポーツクラブ理事長や佐古賢一・同クラブ理事らの前で総勢18名の選手が5対5の試合形式でプレイし、入団をアピールした。合否は12日に決定する。

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折茂武彦・北海道総合スポーツクラブ理事長に聞く

(トライアウト後のインタビュー)

―9日、10日(本日)のトライアウトの感想を?
札幌では17名、東京では18名。(告知などの)時期が遅かったので、即戦力、直ぐ使える選手(の確保)というのは難しい面もありましたが、将来性を考えると面白い選手も中には居ましたし、私自身もトライアウトは初めてだったので勉強になりました。
今後、どう考えても北海道にメンバーが足りないですし、補強をやっていかないといけないという事を考えると昨日今日のトライアウトから選ばなくていけないのかとも思っています。
勿論、私一人で決めるわけではないですし、佐古(賢一 理事)も含めて様々な意見を聞きながら、チームにプラスになる人間を選んだいきたいと思っています。

―短期間でも手応えはあった?
そうですね。札幌でもそうでしたし、今日もJBL2、bjリーグ、元JBLの選手なども居て、ハイレベルなプレイしていた選手はバスケIQも高いので、(他の選手とは)何か違うなと。その中から良い人材を決めていきたいと思っています。

―合格者はゼロ人ということはありますか?
分かりませんね。メンバーが足りないので何とかしなければと思っています。
本来、他のチームは即戦力が8人くらい居て残り4人が将来性のある若い選手で構成されていますが、うち(北海道)は現在契約している選手が4人。
中々厳しいところがあるので当然直ぐ使える選手を獲得したいですが、こういう時期で見つかりにくい状況を考えると、将来を考えた上でチームにどれくらいプラスになる選手なのか、そういった選手を選んでいきたいと思います。

―プラスになるというのは盛り上げてくれるという意味でしょうか?
昨日今日とガードの選手が多かったのですが、例えばうちには阿部(友和選手)が居ます。彼が35分出場した場合、誰が残りの5分をカバーするのか。5分でも1分でもカバー出来る選手が居ればいいのかなと思っています。阿部選手20分、残りの20分を別の選手と考えてしまうと(補強が)難しくなってしまうので、5分、10分休ませられる選手が居ればいいのかなと考えています。

―大きい選手獲得について。抜けた選手の穴埋めをこのトライアウトでしたかった?
勿論そうですね。ビックマンが二人とも抜けてしまったので、そこが一番の悩みどころですが、(代表ではなく)選手としても乗り切れないなと思っていますので、ヘッドコーチではないですが、戦術的な部分で補っていくことになるかもしれません。

―チーム編成はいつ頃までに決まる予定?
まだヘッドコーチが決まっていない状態です。このトライアウトの合否は12日までに決定して、決まった選手は恐らく練習生として獲得することになると思います。その後本契約するかしないかを見極めますので、本練習再開の7月後半または8月初頭。非常にタイトなスケジュールで厳しい状況には変わりがないと思います。