6月2日(木) bjリーグ 11-12シーズン・合同トライアウト(追加選考) 選考参加選手インタビュー

6月2日(木) 江東区スポーツ会館にて、bjリーグ合同トライアウトの追加選考が行われました。

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追加トライアウトについて

■対象者:2011年10月1日現在で16歳以上となるプロバスケットボールプレイヤーを目指す方
(※1月10日の一次選考および1月31日の二次選考で不合格になった方でも、再度受験することができます)

■参加人数:110名(A、B、Cの3つのグループにわかれて実施)
■実施メニュー:シャトルラン、1対1、4対4(ハーフコート)、5対5(オールコート)
■実施時間:1グループにつき1時間45分

トライアウト選手インタビュー

■齋藤 洋介(千葉ビアスアローバジャーズ~栃木バスケトボールクラブ~TGI D-RAIZ)

―トライアウトを受けることになった動機は?
現在はJBL2でプレーしているんですけど、その契約の更新のときに、広い視野を見据えてbjリーグのほうを。実は去年も受けてました。最終選考を受けることはできたのですが、先に栃木のチームに決まったので、受けることは断念しました。オフのときにできればという想いがあったので、今回受けてみました。

―今日の選考を終えての手応えは?
トライアウトはプレーの見せ方が凄く難しいものだと思っています。普段チームでやっているようなこと以上に自分のエゴを出さないといけません。チームでプレーするスタイルとはまた別のスタイルを出していかないといけません。そういう部分に関しては、今日やってみて難しいなと思いましたね。

―どの辺りが?
ゲームのときはあんまりパスが来なかったですね。でも、その前の選考課程では自分のプレーを見せることができたと思います。

―まだわからないとはいえ、最終選考に残る可能性は高いと思います。
自分の持つ力をしっかりと出すだけですね。

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■並里 祐(renova鹿児島 ※10-11 JBL2:アシストランキング1位、ベスト5)

―トラアウトを受けることになった動機は?
より高いレベルでバスケットを学びたいというのがありました。トライアウトを受けてみて、自分の力がどの程度なのかという再確認と課題を見つけるという部分もあってですね。

―もし、bjリーグのチームからが良い話があったら?
JBLもbjリーグもチームによって自分に合う合わないというのはありますからね。どちらにしても、自分のバスケットのレベルが高められるチームでプレーすることが目標です。どっちのリーグというこだわりはないです。

―今日は琉球キングスの木村GMも来ていましたが、地元でプレーしたいという気持ちは強いほう?
沖縄は地元なのでたくさんの方が応援してくれる。そういう意味では良いと思いますけど、今はバスケットを高めることを目標に考えています。

―昨年はJBL2でアシストランキング1位となって、この選考では結構余裕があったと思うのですが。
大学からアシストに自信があったのですが、まさかJBL2でアシストランク1位を獲れると思ってなかったですね。それを獲れたというのは凄い自信になりましたよ。bjリーグやその上のレベルに通用できるようにトレーニングしていきたいなと思います。

―トライアウトは自分のプレーを出すことが難しいと思いますが、持ち味は出せた?
僕は初めてトライアウトを受けたんですよ。ポジションはガードなので、今日は周りに声を掛ける部分を意識してプレーしていました。

―最終選考に残る確率は相当高いと思います。
まだわからないです(笑)でも、最終選考にはコンディションを高めて挑みたいです。今日以上のプレーを出して、より良いチームに拾ってもらえるように頑張ります。

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■パーカー・ドン(国籍:アメリカ/ハワイボルト〔N.C.A.A. procolegiate leage〕 1978~80年)

―トライアウトを終えた感想をお願いします。
最高に楽しかったです。今日は地震で災害にあった人たちに勇気を与えたいと思い、頑張りました。

―今回トライアウトを受けた動機は?
実は今回が初めてではなく、2年前にも秋田ノーザンハピネッツのトライアウトを受けているんです。今は59歳なんですけど、もし、この歳で自分がチームに入れてプレーすることができたなら、夢を追うことは遅くないと証明できる。みんなに夢を諦めないことを伝えたい。
今は日本全体が高齢化社会で、トライアウトをすることでその年齢層の方にも夢を与えたい、盛り上げていきたいと思いました。

―バスケットではどのようなキャリアをお持ちですか?
バスケットは小さい頃からやっています。フロリダ大学の時もプレーヤーで、卒業後、ハワイでプレーをしました。実は、今は陶芸家なんです。大学卒業後は陶芸を本職としながら、バスケットボールはセミプロのチームに入っていました。

―凄いですね。
もし自分が入れたならば、bjリーグはもっと盛り上がり、多くの人に見てもらえると思っています。スポーツは自分の人生なので、生活から取り外すことはできません。日本に来て思うのは、今の国の状況もあるのですが、小さい子供でも簡単に夢を諦めてしまう環境にあるのかなと。私のような歳をとった人間を見て「頑張るぞ」って思って欲しいですね。

―日本にはどれくらいの頻度で来ているのですか?
日本には今回で7回目です。陶芸の個展を開くために来ています。今回は岡山県倉敷市を拠点に活動する予定です。

やっぱり周囲のみんなからもそんなことはできないと言われていますが、トライアウトに参加することだけでも価値がある。やっぱり人生は楽しくないと。やりたいことをしないとね。他の人の言うことに従うんじゃなくて、自分の意思で楽しいことをするべきだと思う。皆さんも夢を諦めないでください。