5月7日(土)に新潟市鳥屋野総合体育館で開催されたbjリーグプレイオフ イースタンカンファレンスセミファイナル 新潟アルビレックスBB vs 秋田ノーザンハピネッツ戦、試合後のインタビューです。
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秋田ノーザンハピネッツ
-今日の試合の総括について
「残念です。ハピネッツの最初のプレイオフのゲームで負けてしまいました。最後に3ポイントで同点のチャンスもあったのですが、ゲームを通せばFTの確率が50%でした。リバウンドで第4Qの大事なところで新潟が何本も取ったのと、チームのスピードが(新潟が)勝った理由だと思います。
ウチはリーチのところで何回もダブルチームに行きましたが、ローテーションがいつも遅くなり、リーチは(FGが)9/12ということで、ほぼ100%得点できました。
今日スタートの庄司が0点なのも痛かったです。彼は経験もあるし、この体育館でプレーした経験があるし、彼はステップアップできると思います。由樹(#8北向)は埼玉から来た選手ですが、彼がいなかったら、10点差、15点差で負けていたと思います。
埼玉はプレー出来ませんが、北向とジョージ・リーチが活躍したのは埼玉のブースターにとって嬉しかったと思います。
でもまだ(シリーズは)終わってないし、明日は2試合あるから、頑張りたいと思います。」
-前半、3ポイントが決まらなかったのは?(秋田前半の3pt:1/13)
「アシュビーとリーチがインサイドにいたので、ポールとドクンは大変でした。ドクンはFTのミスもありました。インサイドの得点が少ないのでだんだんアウトサイドになったのですが、(新潟が)プレッシャーをかけました。フリーになったシュートが7割、8割が決まりませんでした。もちろんプレッシャーもあったし、新潟のディフェンスは凄く頑張ってリバウンドを取りました。確率が低かったのは、プレッシャーを感じたのだと思います。もっとセックのインサイドやドライブインの得点が欲しかったけど、難しかったです。」
-新潟のインサイド対策は準備してきたと思いますが、今日はリーチとアシュビーにかなりやられました。明日への修正点は?
「1つの問題は、池田、小松、根東選手らが、浜松戦や秋田戦で外のシュートが凄く入っていたので、みんながリーチのダブルチームに行こうとするけど、外からのシュートが気になって行けなかった。するとリーチが1on1で得点しました。
ハピネッツは新規参入チームですが、ベテラン選手もいるので、足が全然動かなかった。新潟の選手は若く、凄くスピードもあります。ウチの若い選手を見ると、澤口は経験が足りないので、プレイオフの大事な試合で使うのは難しい。ベテラン選手の長谷川、庄司がメインになるけど、問題はスピードで、ディフェンスのローテーションが遅いというのはあります。
(ベテラン選手は)経験があるからこそ、最後に同点になるチャンスがあったと思うのですが、コート上での選択は、経験なのか、シュートブロックとか、スピードとかあるので、とても難しいです。いつも迷っています。」
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-今日の試合について
「立ち上がり固かった、我々は新規参入1年目ということで、こういった大舞台には慣れてない固さが出たと思います。精一杯頑張った結果が、このような結果に繋がったと思ってます。」
-新潟のインサイドに苦しんだ点については?
「ゾーンであれだけ守れなかったというのが、我々の勝利に結びつかなかったという事だと思います。明日は(新潟の)インサイドも、そして20%を切っていたアウトサイドも(新潟の3pt:4/21、19%)間違いなく今日以上に入ると思ってますので、明日はもっと厳しい状態になるかもしれません。インサイドで苦しんで、アウトサイドでも苦しむという場面が出てくるので、それを一人一人がメンタルで重視しないとです。ただ一発勝負なので、切り替えが一番必要だと思います。しっかり今日のゲームを切り替えて、明日の準備をしたいと思ってます。」
-第3Qでは流れを変える活躍でした
「もっともっと早い展開に、ほとんどアシストだったんですけど、もうちょっとああいった展開が長い時間に出来れば、我々が有利な試合運びが出来たのではないかと思ってますし、相手ももちろん止めてきますからね。明日もしっかりしたプレーをしていきたいと思います。」
-明日はより展開の早いゲームにしたいということでしょうか?
「相手のオフェンスもありますが、まず(新潟の)高さを止めないと、そういった展開には持っていけないと思います。」
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新潟アルビレックスBB
-今日の試合の総括について
「今日は外の日本人選手が全然ダメで、緊張しているのか・・・。これがプレイオフなんだと思います。やはりブースターの温度も、レギュラーシーズンとは全然違います。そこで最初からもうちょっと日本人が出来なかったかな?と思います。
それを救ってくれたのはやはりジョージのインサイド、あとイッサのドライブ。あれを強く打ってくれて、チームに少しずつ勢いをもたらしてくれたと思います。で、あそこで一気に小松の3ポイントまで繋がったと思います。
もうちょっと日本人がやってほしいなと。池田が第3Qにやっと攻めだしてアタック仕掛けたんですけど、澤岻にしろ秀平にしろタカトにしろ、もうちょっとやって欲しいなと思います。今日は(日本人が)やってない。どうしてもインサイドになってしまう。明日は(秋田も)対策してくるだろうから、そうは行かないと思いますので、やってきた事を、日本人がもっと出せるようにして欲しいと思います。
いずれにしても、明日が勝負なんで。経験上、今日の勝利はあまり意味がないので。1勝1敗になったら(第3戦の)5分で何が起こるかなんて分からないので。明日とにかく気を引き締めて、もう1回戦いたいと思います。」
-第4Qに、それまで守っていたオンザコート2からオンザコート3に切り替えた事については?
「やりたくなかった。やりたくなかったんだけれど、今日は日本人が良くないから。やはり勝たなければいけない、勝負なんで。
ただ練習してきたことだから、トライしてみて、勝負に出てみました。まぁちょっと(秋田が)戸惑ってくれたので、そこで付け入る隙があったのですが、明日はそうではないと思うので、明日はしっかり頑張っていきたいと思います。」
-その第4Qに見せたザックをトップに置いた3-2のマッチアップゾーンは、これも準備してきたものでしょうか?
「練習はしてます。今回勝たないと有明に行けないので、それは練習していました。ただ多くは練習してないです。これで有利に戦えるとは思ってないですが、ただ相手の良さを消すには、このゾーンは効くだろうというイメージは持ってましたけど、明日はそうは行かないと思うので、明日はしっかり準備しなければいけないと思います。」
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#3ジョージ・リーチ選手
-今日の試合について
「もっといいゲームが出来たと思います。というのは、リバウンドの部分で秋田に簡単にオフェンスリバウンドを取られて、ポイントを与えてしまったのが結構多かったので、そこは明日しっかり修正していきたいと思います。」
-19ptsという自身のパフォーマンスについては?
「最近はインサイドでの動きがとても調子がいいので、それは廣瀬HCのおかげで、ずっと個人練習に付き合ってもらってます。インサイドムーブをずっと練習しているので、練習でやっているのと同じ動きを試合で発揮できていると思います。」
-明日の試合について
「今日と同じように、チームとしてプレーしたいと思います。ただ今日の試合の修正点、リバウンドであるとかいくつかあるので、修正しながらまた一生懸命戦っていきたいと思います。」
-秋田のダブルチームに対しては?
「このリーグでプレーしている間ずっとダブルチームに来られているのですが、そこでのパスミスが多かったです。これも廣瀬HCのおかげなのですが、毎日、ダブルチームに対する対処方法、パスの出し方、タイミングといったものを練習してきたので、そういった我慢強い成果が出ていると思います。」
-大学時代にはNCAAでファイナル4を経験していますが、今日のような雰囲気は楽しめましたか?
「素晴らしい雰囲気だと思います。NCAAのファイナル4、それ以上の雰囲気が新潟にはあると思います。沖縄のプレイオフの雰囲気も、近いものがあったと思います。新潟にはまた違った雰囲気があって、それは、新潟の人たちはみんなアルビレックスのことを知っている、バスケットボールというものを凄く大事に思っている、そういった雰囲気の中で、大事なゲームを出来るというのは、素晴らしい経験だと思います。
インディアナ大でははニュートン選手、ワシントン選手らと共にこういった雰囲気の中でプレーしてきたので、お客さんが凄くエキサイトするよな雰囲気から凄くエネルギーをもらって、それが自分のゲームに影響してきます。こういった雰囲気の中でプレーできるのは凄く嬉しく思うし、楽しいです。」
-そのような大舞台でプレーしてきたことが、今日のゲームに生きたのでしょうか?
「大学でもそうですし、Dリーグでもこういった経験をしています。そういった経験の中で学んだことは、しっかり落ち着いてバスケットに集中するということ。僕達の試合を見に来てくれているお客さんたちは、お金を払って勝つ試合を見に来てくれている、勝つ為にサポートしてくれています。そういった人たちをがっかりさせたくないですし、ナーバスになりがちな状況でもしっかりと落ち着いて、バスケットに集中するということが経験から学んだことです。」
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#21ザック・アンドリュース選手
-今日の試合について
「コーチの指示通り、チームとしてしっかり仕事が出来たと思います。」
-第4Qの連続ダンクの場面について
「とにかく後悔だけはしたくなかったですし、今日もし負けてしまったら日曜日に何が起こるか分からないので、とにかく全力を出して試合に勝つことだけを考えていました。」
-オンザコート3でのプレーについて
「すごく有効なラインナップだと思います。自分はディフェンスでリカバーするだけのクイックネスがあると思いますし、優勝に向けて、とても有効なラインナップだと思います。」
-明日の試合について
「去年もスペインでプレイオフに出て優勝してますし、その経験から明日もナーバスになることはないと思いますし、今日以上に全力を出して戦って行きたいと思います。」
-スペインでの優勝、またNCAA時代にもトーナメントの雰囲気を経験していますが、今日の会場の雰囲気は楽しめましたか?
「この雰囲気をすごく楽しめました。新潟のブースターだけでなく、今回の震災で辛い思いをした人たちもバスケットを見て、自分達を応援してくれていたと思うので、そういったサポートを自分のエネルギーに変えて戦っていきたいと思います。」