2月27日(日) 大阪エヴェッサ vs 秋田ノーザンハピネッツ 試合後インタビュー

2月27日(日) 尼崎市記念公園総合体育館で行われた 大阪エヴェッサ vs 秋田ノーザンハピネッツ 試合後インタビューです。

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2月27日(日)14:00

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
大阪エヴェッサ 7 22 21 16 66
秋田ノーザンハピネッツ 30 15 7 20 72

【スタート】
大阪エヴェッサ:#1ブラックレッジ、#22田村、#33高田、#44ワシントン、#50マーシャル
秋田ノーザンハピネッツ:#9グレイヴス、#10庄司、#22ヘンリー、#30セヨン、#43ビュートラック

【レフリー】
清水、澤田、関口

【観客者数】
1946人

【主な個人スタッツ】
大阪エヴェッサ:ナイト21得点12リバウンド、ワシントン17得点6リバウンド、ブラックレッジ9得点9リバウンド4ブロック
秋田ノーザンハピネッツ:ヘンリー23得点(3P 4/6)8リバウンド7アシスト、グレイヴス17得点12リバウンド、ビュートラック7得点9リバウンド

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大阪エヴェッサ

ライアン・ブラックウェル HC
―今日の試合の総括について
7-30からスタートして、そこに対して第3Q7点に向こうを抑えたっていうのはやり返せたところで、ディフェンスを立て直して、良いゲームだったと思いますけど、最後は残念でタフショットが向こうに決められたんですけども、ファイトバック出来たことに関しては評価出来ると思いますけど、あとフリースローだったり(外した)13本を全部決めれば18点ぐらいの差がまた出てくると思うんですけれども、攻撃に関してはそういう小さいところの集中とケアが必要かなというゲームでした。

―16点差で折り返した前半でしたがハーフタイムの指示はどういったものでしたか?
本当に言うことは、とにかく戦い返せと。やられた分しっかり返すしかないというところで僕的には特に言うことはありませんでした。

―水町選手に2本のビッグショットを決められたところは結構ノーマークだったと思うんですけど、あれはディフェンスのミスだったんでしょうか?
もう一回フィルムを見て、ゆっくり見ないと何ともいえないんですけども、ヒロ(高田紘久)がちょっとヘルプし過ぎた、深いところまでし過ぎた部分があるかなと思います。その後のスクリーンにかかってたのもあるんですけども、その辺も原因かなと思うんですけど、もう一回フィルムを見直したいなと思います。

―秋田の2-3ゾーンを攻略出来なかった原因は?
第1Q見てみればわかると思うんですけども、本当に気持ち。エナジーの部分が足りなかったかなと思います。バスケットボールはこういうことは起きると思うんですけども、ただそこに尽きるかなと思います。

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リン・ワシントン 選手
―今日のゲームについて
最初は全然で、立ち上がりがとても悪かったんですけど、普段第3Qはいつも良いので、それが自分自身も良かったんですけども、最後にもう少しのところなんですけど、終わり方がやっぱり悪かったなという感じです。

―昨日勝って連敗が止まったことでチームの気持ちが受けに回ってしまったというのはありますか?
そうですね、仰る通り受けに回ったというか、それが第1Qで見てわかる通りだと思います。負けはしたんですけどこれを糧にこれを課題としてこっからまたいろいろ学ぶこともあると思うので、それを今後の試合に活かしていきたいと思います。

―最近シュートスランプという感じですが、それは精神的なものでしょうか?
体育館で練習する時間がもう少し欲しいかなと思います。今まで怪我もあったんですけど今回特にスケジュールのところ、6日で4試合こなさないといけないというところで練習不足かなと思います。チームの(シュートタッチの)ことはちょっとわからないですけど。練習不足が響いてると思います。

※ここで少し試合の質問を外して手元に持っている本について聞きました。

―今手元に本を持ってらっしゃいますがどんな本を読んでらっしゃるんですか?
アメリカのゲットー、近代社会の小説を読んでいるところです。

―本からメンタル面を鍛えるというところはありますか?
時々読んでるだけでリラックスとか気分転換とかそういうわけではないですけど、インタビューを受けるのでその時のためのボキャブラリーであるとか良いスピーチが出来るように訓練しているというか、そういう感じです。

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秋田ノーザンハピネッツ

ロバート・ピアス HC
―今日の試合の総括について
大阪で連敗がストップしたのはもちろんすごい嬉しい。滋賀の2年間で大阪が一番大変な相手だったし、もちろん新規参入チームで多分勝てないと思ったけど、みんな昨日の試合からすごい一丸になった。今日は戦った。(昨日の)夜、真夜中にセック(ヘンリー)からEメール(が来た)。すごい悔しい、と。彼は手首が痛いから(土曜日の試合は)プレーがあまり出来なかった。(セックが)アイシングとか今日のゲームの準備を(してた)。彼は今日23点で最後勝負のプレーで勝つために戦った。そして水町(亮介)の連続3Pシュート。彼は普通はあまり入らないけど、勝負どころで練習通りやってくれて良かった。そしてスタートの出足はジョン・セヨンがすごい頑張った。(セヨンが)最初のスタートからちょっとやり過ぎでテクニカルファール2回で退場したけど。多分これからセヨンをスターティングメンバーを続けると思いますし、本当に良かった。ウエストのナンバーワンチームに勝ったので、これからの週末のイーストの首位の浜松があるんで次の試合も勝ちたい。頑張ります。

―1Qにかなり走って途中からエネルギー切れみたいになってしまいましたが?
セヨンの退場からマッチアップが変わった。(退場)前はマッチアップはゾーンとかマンツーマンでカバー出来ましたが。マッチアップがちょっと良くなかったんで・・・。そして第1Qで3Pシュートがばんばん入って、3Pをちょっと打ち過ぎで、(以前)最後に勝ったときはウィル(グレイヴス)やセックのドライブインとかもう少しバランス良かった。ダメだったらいつもアウトサイドを狙う。でも(今日は)最初良かった。もしセヨンが退場してなかったら、もうちょっと続けるけど。もちろんリン(ワシントン)は多分メンタル面でbjリーグで一番強い選手。彼はホームで2連勝したかっただろうから。フリースローとか(お互いが)外したけど。いや、でも本当に良かった。ハピネッツは勝った試合が少ないから。これは本当に良かった。

―アウェーの大阪で勝てたのはどういう気持ちですか?
滋賀(のコーチをしていた時)はアウェーであんまり(大阪に)勝ってない。ホームでは勝ったことあるから。もちろんその悪い経験があるので、ハピネッツがアウェーで勝ったことにびっくりした。まだ本当に信じられない。最後にビリーの(追い上げの3P)シュートが入ったんで、いやー、やばい(と思った)。最後にパスミスとかターンオーバーとか。でも今日は最後まで集中出来ました。それも良かった。チームはちょっと遅いけど成長も見える。水町やディフェンス、最後セックの勝負どころのプレーの選択とか。ウィルも入ったばかりで少しずつフォーメーションとか味方の動きとかわかってきた。

ブラックレッジの(同点となる)3Pシュートでは、ディフェンスが全然気付いてない。やばいと思ったけど、あとでみんな気持ちを直して最後に集中したんで。嬉しい。(笑みをこぼしながら)今日は帰りが楽になる。2連敗のあとの遠征はすごい大変だから。良かった。

―2-3ゾーンのディフェンスを続けたのは効果的だからと思ったからですか?
最近はやってないけど、ちょっと大阪の昨日のフォーメーションをよく見たんで。一番マッチアップが多分2-3(が良いと思った)。昨日は田村(大輔)や高田がアウトサイドシュート入った。今日はちょっとプレッシャーがあると思うんで、最初外したら多分だんだんプレッシャーが続けると思ってた。セックのEメールを見たら、今日セックは多分気持ちが乗るだろう(と思ってたし)、シュートも入った。リードを取ったら相手にプレッシャーがかかったので。

長い間2-3ゾーンでいきましたけど。全然マンツーマンのマッチアップが出来なかった。毎試合毎試合違うから、いつもちょっと違う作戦、フォーメーションで。今日はウィルのアイソレーションのプレーをやってた。昨日の試合負けたから今日はちょっと新しいことをやろうと考えた。(選手)みんなわかったからすごい良かった。

※ピアスHCは全て日本語でインタビューに答えてます。一部分かりづらい表現があるかもしれませんが、御了承ください。

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セック・ヘンリー 選手
―ゲームの感想をお願いします。
まず今日ゲームを一生懸命やるってこと。あとは7連敗してて負けられないって立場だったので、今日は勝ちを意識してやっていました。

―手首の調子はどうですか?
手はだいぶ良くなっています。ただゲームですごいフラストレーションが溜まっていて、昨日とかも痛みがちょっと残ってしまってて、途中でやめてしまったんですけど、今は良いですね。後半に一回転んだ時に手をついてしまって、それでもう一回痛みが走ってきたんですけど、でも何とか(プレーが)出来ました。

―チームが昨日と打って変わって第1Qからエナジーの入ったプレーをしてましたがそれについてはいかがですか?
とにかく悪い悪いこの気分、それを完全に出し切る。毒を出し切る感じだったんで最初から行ってしまおうって感じでやっていきました。今日はとにかく絶対にギブアップしないで最後までポジティブな気持ちでやっていきたいと思っていました。

―チームのPGとしてチームメイトに何か声をかけましたか?
とにかく自分はPGっていうのが仕事なのでアドバイスっていうかプレーを作っていくのが仕事なんで、もしそれが上手く展開しない場合は自分が切りこんでいきました。

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水町 亮介 選手
―まずゲームの感想をお願いします。
本当連敗を脱出出来て良かったなというのが正直な感想です。

―連敗を脱出した気持ちはどうですか?
やっぱり嬉しいですね、はい。

―嬉しいの一言に尽きますか?
本当みんなで何とか・・・もがき苦しんでようやくトンネルを抜けた感じなので。次はイーストの首位と戦うんで、そっちもやっぱりずっと負けっぱなしで終わりたくないんで、意地見せたいなと思います。

―ウエスタン首位の大阪にアウェーで1勝出来た意味はありますか?
やっぱり大きいですね。これを次に自信につなげて次の試合も頑張りたいと思います。

―ピアスHCはチーム創設して1年目は大変だという話をされたんですけども、チームとして成長してきているという実感はありますか?
去年徐々に徐々に良くなって年明けから本当に勝てなくて、どこが良くないんだろうみたいな、いろいろもがき苦しんでて、それでまた今回の勝ちをきっかけに成長したと思うので、もっともっと成長していきたいなと。やっぱ1年目はいろいろ大変なとこもあるんですけど、はい。

―終盤ビッグショットを2本3Pを決められたんですが、それまで3本連続で3Pを外してました。特に意識はしましたか?
いやもう本当に3本外したので自分の中では今日はもう当たってないなと思っていたんですけども、ベンチ戻るたびに長谷川さんから「なんも考えず、ノーマークだったら打て」と言われたので。ずっと勝てなくて、僕もガードとしてチームにいろいろと迷惑をかけていた部分もあったので、そういう思いがつまって2連チャンで決めれたので良かったです。

―決めた時の気持ちは?
最高ですね!それで勝ったので。嬉しかったです。