10月23日(土) 新潟アルビレックスBB vs 秋田ノーザンハピネッツ 試合後のインタビュー

新潟アルビレックスBBにとって今シーズンの開幕戦となった対秋田ノーザンハピネッツ戦、試合後のインタビューです。

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秋田ノーザンハピネッツ ロバート・ピアースHC

-今日の試合について
「今日はハーフタイムやタイムアウトの時に何回も何回も、あきらめない、Never Quitと言いました。今日の試合の中で3~4回は負けを感じたけれど、選手は、特に元新潟の5人は凄く頑張っていました。(彼らは)この体育館、この街で何回もプレーしているから、その経験でこの試合は勝つことができました。

先週は2連敗して、今日は3連敗になるかもしれなかったですが、秋田からも(ブースターが)応援に来てくれたし、最後の残り2秒で勝つことが出来たので、凄く嬉しいです。

このチームが集まってからの2ヶ月半で、彼らは成長しています。まだまだリバウンドやディフェンスも良くないし、パスミスやシュートミスもあるけど、この若いチームは可能性があるし、一緒に成長することができます。もちろん、庄司や長谷川の経験から、みんなは学ぶことが出来ます。この2人は長い経験があるので、チームはだんだん強くなると思います。

凄く疲れました、今は汗でびっしょりです(笑)。もちろん明日も試合があるので、すぐに明日のことを考えて、明日の試合も頑張ります。ありがとうございました。」

-残り23秒でのタイムアウトでは、どのような指示をしたのでしょうか?
「できれば最後はセックかアントニオでラストショットを打ちたかったです。勝つためには、最後のシュートチャンスを新潟に与えたくなかったです。もし(秋田のシュートが入らずに)ダメだったらタイムアウトをコールするつもりだったのですが、残り2秒か3秒でセックがボールを持って、彼はタイムアウトを取ろうとしたけど、審判は気付かなかったので、セックはそのままドライブからシュートを打ちました。

最後はセックかアントニオの2人で勝負して、最後は誰でもチャンスがあればシュートを打つという指示でした。シュートが決められなかったらファウルしてタイムアウトを取るつもりだったのですが、最後はセックが結果的にそのままシュートをきめてくれました。」

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#4長谷川誠選手

-チーム初勝利となった今の気分は?
「嬉しいです、はい。古巣新潟とこういった形で試合を出来たのは、僕自身も幸せだと思ってますし、選手紹介の時に温かい声援を頂いたので、今回の勝利はブースターのおかげだと思ってます。もちろん、秋田からわざわざ来てくれたブースターもいますし、僕にとってはホームゲームのような気持ちでプレーできました。」

-劇的な勝利となった今日の試合について
「やはり立ち上がりもそうですが、僕自身としてもなかなか準備が出来ていなくて、正直、今日の日本人選手は僕を始め全員ダメでした。ただ、プレー面ではダメだったんですけど、勝ちたいという気持ちがひとつになって新潟より上回っていた結果、この劇的な勝ち方につながった部分もあったと思います。」

-新潟の印象は?
「これから強くなると思いますよ。もちろん、アシュビーが中心となって、澤岻が入ったことでものすごくいいチームになってますし、十分優勝を狙えるチームになると思います。」

-最後のシュートが決まって試合が決まった直後、新潟のベンチに握手に行きましたが?
「自分でも自然と出たんですね。凄く嬉しかったし、まずは挨拶という事で。僕自身、監督兼プレーヤーとして初めて勝ったゲームなので。やはり今までと違うというか、今まで勝ったり負けたり・・・勝ったゲームが多いと思うんですけど、その中でも、(今日の勝利は)心に残るような勝ち方だったと思っています。それが自然と出たんだと思います。」

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新潟アルビレックスBB 廣瀬昌也HC

-今日の試合について
「ターンオーバーが第4Qに7個と多くて、でも(ボールを)プッシュしなさい、という中でのターンオーバーだったので、明日はそこを修正したいと思います。それと、勝負どころのリバウンドとルーズボール。この2つが得点に結びついてしまったのが残念でなりません。あとはフリースローですね。もうひとつ大きいのは、第3Qの、相手がゾーンディフェンスをやった時のオフェンス。そこは明日しっかり修正していきたいと思います。以上です。」

-残り23.9秒のタイムアウトでの、ベンチでの指示は?
「22番(セック・ヘンリー)で来るから、左を止めなさい、と。必ず彼で来るから、左を止めなさいという指示でした。」

-秋田には元新潟の選手が5人いますが、意識はしましたか?
「意識はしていません。動きとか、何をやるかは分かっているんで。やられるな、と言ったのにやられた部分もありましたね。でもそれはスカウティングすればどこのチームも同じですから。」

-秋田のチームの印象は?
「最後まであきらめず、粘り強く戦っていたと思います。今日はそんな印象を持ちました。」

-秋田のゾーンディフェンスを攻めあぐねていた印象があるますが、どのような指示をしていましたか?
「インサイドをアタックしなさいという事で、(ボールは)入ったんですよね。ジュリアスの所にも入ってたし、イン-アウトも僕は決して悪くなかったと思うんですが、ただ、そのイン-アウトの所でガードが(シュートを)打たなかったんですね。その辺もちょっと修正しなければいけません。ガードがもうちょっと勝負しても良かったかな、と。ノーマークなんだけど(シュートを打たずにディフェンスとの距離を)詰めてしまう、そこがちょっと頂けなかったと思います。

澤岻があまりにも(シュートを)打たなかったんで、タカトにはちょっと打ってこい、という指示は出したんですけどね。ただどうしても(ゴール下に)ジュリアスがいるんで、もう一回そこを見てしまう、という感じがしたので、明日はもうちょっと外を思い切って打たしていきたいと思います。」

-終盤に澤岻を下げたのは、最後までタカトで行くつもりだったという事でしょうか?
「(澤岻を出すというのは)無かったですね。澤岻が全然シュートを打たなかったんで、最後はタカトと決めていました。」

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#32池田雄一選手

-今日の試合について
「負けという事で、悔しい結果になりました。」

-秋田の元新潟の選手達も、どうしても勝ちたかった試合だったと思います
「今までチームメイトとして戦っていた選手が多くいる試合という事で、気持ちが入る面もありましたけど、いざ試合が始まれば、いつもどおりに出来たと思います。今日はターンオーバーが凄く多くて、第4Qに立て続けにターンオーバーが続いたので、そこが敗因になって負けてしまったんじゃないかと思います。」

-試合前のチームの状態は
「今日が開幕というのはみんなが分かっていたので、みんなしっかりと心と体の準備が出来ていたと思います。(今日は)勝てれば良かったんですけど、また気持ちを切り替えて、明日から出来ればいいと思うし、(試合後の)ミーティングでもそんな話になったんで、是非明日は勝って、五分で今週を終えたいと思います。」

-第4Q、秋田に追い上げられている時の心境は?
「第4Qはミスをしてはいけないクォーターだし、リードしている中で相手が追い上げてきたので、我慢強くプレーしようと心がけていました。」

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#1澤岻直人選手

-今日の試合について
「ダメダメでした。自分個人としてはミスが多かった事と、チームのいいところを早く引き出したかったんですけど、秋田さんのゾーンディフェンスに対して、しっかりと指示出来なかったのもありますし、チームとして我慢しなければいけないところで、自分達から崩れてしまったというのがダメな部分ですね。」

-新潟の勝利を期待する雰囲気は感じたでしょうか?
「熱いブースターさんが多いので盛り上がっていたと思いますけど、やはり(今日は)勝たなければいけなかったと思うし、自分達で勝てる試合を逃してしまったので、スタッフにも、ブースターさんにも凄く申し訳ないと思ってます。」

-明日の試合に向けての修正点は?
「やはり自分達のミス、ターンオーバーと、向こうのリバウンドですね。自分達のオフェンスではアウトサイドシュートが凄く多かったので、アウトサイドが入らない時に、どれだけ頑張れるか、我慢強くプレーできるか。ミドルシュートだけでなく、もっともっと中にアタックしていく。それはビッグマンだけでなくて、みんなが中に行くという姿勢が今日は無かったです。そうすればアウトサイドのシュートからもリバウンドを取りやすくなるし、そこを明日は修正していけたらと思います。」

-今日はオフェンス面で目立つ場面が少なかったですが
「チームとしての流れというか、僕が(ボールを)持ってきて、僕が打つシチュエーションというのはあまり好きじゃなくて、みんなにパスを回して、パスが戻ってきたら打つというシチュエーションで僕はプレーしたいですね。そういうシチュエーションを僕が作れなかったというか、(まわりに)任せっきりというか、何か彼らに期待するようなパスが今日は多かったのかもしれません。自分からもう少しアクションを起こしていけば、彼らも少しやりやすくなるだろうし、僕も少し生きてくるのかな、と思います。」