NBAドラフト(済)プレイヤーファイルその4

すでにNBAにドラフトされながら、欧州にとどまる選手を紹介するプチ連載コーナーの4回目は2004年マイアミ・ヒートに全体40位で指名された206cmのスペイン人、アルベルト・ミラジェス(1982年5月14日生まれ)。

アルベルト・ミラジェスはさいたま世界選手権のメンバーであるルディー・フェルナンデスやアレックス・ムンブル、また元NBAのラウル・ロペスや若き新星リッキー・ルビオと同じくカタルーニャのボベントゥットの下部組織で育った。そして10代のうちにトップデビューし、試合経験を積むために2部(LEB1)のチームへレンタルされるというスペインでの基本路線を歩んだ。

しかし2002-2003シーズン、ミラジェスは突如イタリアのボローニャと契約。これが後に問題となるが、ボローニャの後もリミニ、ロセット、カントゥとイタリアのチームを渡り歩く。スペイン人としては珍しい海外組であったミラジェスに2004年ドラフト指名されるという事件が起こる、もちろんサマーリーグに参加し、まずまずのプレーをするがロスターに残ることはできなかった。ちなみにミラジェスは毎年マイアミ・ヒートのサマーリーグに参加し、ヒートの首脳陣もミラジェスの事は気にかけているようだ。

ミラジェスは2005-2006シーズン、スペインへ復帰。パメサ・バレンシアと契約を結ぶ。この時バレンシアはホベントゥットに移籍金を支払っている。スペイン復帰を機会にミラジェスはスペイン代表候補に選出された。、ポジションも同じ、イタリアでプレーしてスペインへ戻るという経歴が同じことからガルバホサ2世と期待された。

しかし代表でもLiga ACBでも、「NBAドラフト指名された選手」というほどの結果は残せず、苦しい時期が続いている。

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