Archive for 4月, 2008

ギリシャ代表2

Coach Tommy 4月 28th, 2008

さて、昨日の続きです。

ギリシャ代表のガード陣。

Theodoros Papaloukas (CSKA Moscow 200cm)
Dimitoris DIamantidis (Panathinaikos 196cm)
Nikos Zisis (CSKA Moscow 195cm)
Vassilis Spanoulis (Panathinaikos 192cm)
Nikos Hatzivrettas (Panathinaikos 195cm)

全体的にデカイこと。とHatizvrettas以外はPGであることが特徴です。スタメンはHatzivrettasですが、試合終盤のガードはほとんど、Papaloukas、Diamantidis、Spanoulis(調子次第でZisis)というPG3人というゲーム運びです。ギリシャの一番の魅力はここにあると思ってます。

ちなみに世界バスケでは、Zisisはブラジル戦でVarejaoに肘鉄をくらい(確か裁判沙汰になってました。。結果は知りませんが)決勝トーナメントは欠場していました。

この4人のPGの実力はスゴイ!普通ならPGはコートに一人ですが、名将Yannakisコーチは3ガードシステムで試合終盤を戦います。

通常、3ガードの利点は、ボールコントロールが上手い選手がコート多くいることで、どこからでも攻撃を展開しやすくなることと、試合展開を早くできることだと思いますが、ギリシャは速いテンポのチームではないので、ゲームコントロールを重視しているのだと思います。
ただし、弱点はディフェンスですよね。通常、PGがヨーロッパの大型のSGやSFにマッチアップするのは大変なことです。しかし、Diamantidis、Papaloukasともに、サイズと長い腕を持っているだけでなく、SGやSFを守らせても一流です。世界バスケでは二人でLebronやCarmeloをしっかり守っていました。Jスポの解説では、USAはギリシャのゾーンにやられたように言っていますが、私はそうはおもっていません。多くの時間を堅いマンツーマンで守っていました。

この4人がスゴイのは、ビッグゲームで力を発揮することができることです。私がギリシャのガード陣が好きなのもそれが理由です。
Papaloukasは言うまでもありませんが、ユーロリーグファイナルMVPになった男、2006のUSA戦でも12アシストと、勝負強さが売り。
Diamantidisは5年連続ユーロリーグのディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー。2007のユーロリーグファイナルMVPで、2005年のフランス戦ではブザービーターの逆転3ポイント。USA戦でも、24秒ぎりぎりでの3ポイントを決めるなど、要所要所で勝負強い。
Zisisもビッグショットを決める男です。浜松でのオーストラリア戦でブザービーターでの決勝シュートを決めていますし、昨日放送したスロベニア戦でも大切な場面で重要なショットを決めています。スタッツだけ見ると%は高くないんですけどね。上の二人のおかげで地味に見えますが、実力的にNBAに行ける可能性もあるのではと思っています。2005年にエントリーして指名されなかったようですが。
SpanoulisはUSA戦でのMVPですよね。ビッグゲームで一番輝く選手です。不思議なリズムの1対1が売り。現在Panathinaikosに在籍してますが、普段は特筆すべき数字を残さないのですが、何かやってくれそうなんですよね。NBAではほとんどチャンスすらもらえなかったようで、とても残念でした。

熱く語ってしまいましたが、やはりガードだけではヨーロッパを制することはできないんですね。インサイドが必要です。今回のユーロバスケで負けたため、オリンピック出場権を得ることはできませんでしたが、収穫も多かったと思います。まずはインサイド215センチの長身Bourousisが多少の戦力になり、これから成長していくだろうと予測がたったこと。それと、もう一人Fotsisがいなかったために、SFとして出場時間が多くなったVasilopoulosが思いのほか活躍したことでしょうか。二人とも現在パナシナイコスと犬猿のライバル、オリンピアコスで活躍する若手です。きっと彼らが5年後のギリシャチームを支えるんでしょうね。

NBAプレイオフ真っ只中ですが、7月の世界予選(アテネでやるなら見に行きたいのですが・・・スケジュールが。。)が今から楽しみです。

ってゆーか視聴できる方法があるのかわかりませんが。。

ギリシャ代表

Coach Tommy 4月 27th, 2008

世間はNBA Playoffで盛り上がっておりますが、同時にJスポーツの2007ユーロバスケットで盛り上がっている私です。

今週、先週と放送スケジュールが激しく、HDDプレイヤーフル稼働で録画し続けています。

昨日、今日とギリシャの試合を見ました。個人的にみなさんにあまり知られていないチームを少しづつ考察していきたいと思います。

個人的にはロシアやスロベニア、クロアチアあたりが未知数のチームかと思うので、ロシアから行こうかと思ったのですが、昨年ギリシャのバスケットに触れてきたものとして、少しギリシャよりの気持ちがやっぱりありますね。スペインも好きなんですが、やっぱりギリシャです。ヘラスです。はい。

とりあえず分かったことは、ユーロバスケで優勝するのはめちゃくちゃ難しいということ!世界選手権やオリンピックで勝つよりも大変なんでは?と思ったりします。なにせ、無敵だろうと思わせるほどのメンバーを擁するスペインが優勝したことないんですからね。

さて、なにげに2005年では優勝し、前回チャンピオンとして大会に臨んだギリシャでしたが、今回は3位決定戦でリトアニアに破れ(日曜に放送)、北京出場枠を得ることはできませんでした。残念といえば残念。ですが、7月の世界予選できっと出場権を獲得してくれることでしょう。なにせホームですから。パナシナイコスのホームOAKAでやるんだと思いますが、すさまじいファンの合唱が行われることでしょう。

スペインに惜しくも敗れたものの、ギリシャは素晴らしい戦いをしたと思います。予選からの戦いぶりを少しづつ見てきましたが、ギリシャの特徴は接戦に強いこと。スロベニアに対しての逆転勝ちもすごかったですが、予選でもクロアチアに対してブザービーターでの勝利を収めました。

ギリシャチームですが、今回のメンバーと2006年のメンバーに大きな違いは有りませんでしたが、インサイドのプレイヤーが二人出場できなかったのが苦戦につながったと思います。

まず、出場できなかったのは太りすぎが原因だったSofoklis Schortianitis。2003年にはクリッパーズにドラフトされた黒人の大男、2006アメリカ戦でアメリカを一番混乱させた男といってよいでしょう。どうやら夜食にピザ5枚(おそらく日本で言うLピザ)を食べると、ギリシャの人に聞きました。。。しかし、2005年でユーロバスケで優勝したときは彼はメンバーではありませんでした。

もう一人、Jスポの解説でも忘れられていたのがAntonis Fotsis。SFとPFをこなせる器用なプレイヤーです。6-10(208センチ)という身長と3ポイントが武器です。オフェンスだけ見ていると、アウトサイド選手のようですが、彼の持ち味はリバウンド。ロシアのDynamo Moscowに所属している彼は、昨年のユーロリーグのBenetton戦で24リバウンドというユーロリーグ記録を作りました。インサイドプレイヤーも守れる器用さを持つ彼が今回ケガでいなかったことが、スペイン、スロベニアに苦しめられた大きな要因になったと思います。

他にも、Lazaros Papadopoulos(Real Madrid 210cm)や、Dimos Dikoudis(Panathinaikos 205cm)、Kostas Tsartsaris(Panathinaikos 210cm)と、素晴らしいプレイヤーを擁してはいます。しかし、スペインのPau GasolやスロベニアのNesterovicは別格。ディフェンスで苦しめられてしまいました。
Papadopoulosはオフェンスでは強力なポストプレイを持っており、評価の高い彼ですが、ディフェンスではGasol相手にファールを連発。まぁNBA選手でも守れないんだから仕方ないんですけどね。。。
Dikoudisはサイズが足りず。。Tsartsarisは身長とあの熱くなる性格(今回もCalderonに肘も入れ、Calderon悶絶。その直後Gasolをなぎ倒した)の割りにインサイドプレイがあまり強くなく、3ポイントが武器です。ディフェンスは良く頑張っていると思うんですが。

でもこの2人のPanathinaikosのプレイヤーですが、とても良い人なんですよ。Dikoudisは手紙書いたらしっかりサインと手紙を書いて送ってくれましたし、Tsartsarisもスーパーアリーナ横のホテルで会いましたが、怖そうな親父顔(ホントに自分の2個上か?)の割りにとてもやさしく対応してくれます。ちなみに一番不愛想なのがDiamantidis(どうでもいいですけど)。

とにかく、スペインはインサイド強力ですよ。GasolにGarbajosa、Reyes、Marcもいる。Pauだけでもすでに反則のように感じました。

しかし!ギリシャチームの魅力はやはりガード陣にあります。2006にアメリカに勝った要因はこのガード陣のゲームコントロールの良さ、それと忘れてはならないのはディフェンス力です。

毎回長くなってしまうので、それはまた明日(たぶん)。

ご冥福をお祈りします・・・。

Coach Tommy 4月 21st, 2008

4月1日のこととなりますが、元マクドナルドオールアメリカンのMarvin Stoneが心臓発作で試合中に亡くなりました。

彼の今年の3月にサウジアラビアのIttihadと契約したばかりでした。そう、ラウーフのいるチームです。試合のハーフタイムで急に倒れて亡くなったそうです。かつてのハンク・ギャザーズを思い出すニュースですね。

Marvin Stoneは1999年のオールアメリカンで、Kentucky大学で2シーズン半プレイしたものの、プログラムに不満だったためか、よりにもよってLouisvilleにトランスファー。ピティーノの元で4年生のシーズンを過ごし、10得点、7リバウンド以上という素晴らしい成績を残しました。2003年ドラフトにはかからず、ヨーロッパでプレイしていたそうです。

私も、彼が1年生のときのケンタッキーの試合を見たとこがあります。オールアメリカンということで、注目だったんですけどね。本当に何が起きるか分からないものです。

ちなみに彼は私と同い年。ピティーノも彼に対してコメントを残しております。

このニュースがあって、全く情報がなかったサウジアラビアで現在試合が行われていることを知りました。Asia BAsketのHPを見ても、情報が更新されないんですよ(涙)

ちなみにラウーフもこの事件に対してコメントを残しております。こんな形で最新のニュースが入ってくるのは寂しいものですね。

アルゼンチン代表考察

Coach Tommy 4月 20th, 2008

Jスポーツの100時間 バスケ三昧企画。おかげで寝るヒマもありません、はい。

ちなみに、100時間で放送される、アメリカ予選、アフリカ予選、その前のNCAAトーナメント、全ての試合見ています。完全に狂人だなと自分でも思う今日この頃です。

それにしても、アメリカ強いですね。もうどの試合もすごすぎて、試合ごとの区別がつきません(苦笑)わかっていたことですが、KobeとKiddがいると全く別次元のチームになりますね。

二人のディフェンスがスゴイと思いました。

改めて思いますが、ポイントガードのディフェンスってとても大事ですね。ディフェンスのいいPGがいると相手のオフェンスのリズムが崩れます。Kiddのディフェンス(リバウンドも含めた)、もっと評価しても良いかと思います。

一世代前のディフェンシブPGといえば、Gary Payton。彼のジョーダンに対してのディフェンスなんかも凄かったですが、PaytonとKiddの違いがピック&ロールに対してのディフェンスだと思います。なにげに、Paytonはピック&ロール守るのヘタなんです。レイカーズ時代もパーカー&タダンカンに苦しんでいました。そのため、フィッシャーを使う時間が長くなってしまいました。

その点、Kiddのスクリーンのかわしかたって上手なんですよね~。

さて、アメリカの話をしてしまいましたが、今回はアルゼンチンの話題。

私のヨーロッパ熱(南米ですが)に火をつけたアルゼンチンですが、
今回はBチームと言われるようなメンバーで予選に挑みました。さきほど、ブラジルとの準決勝を見ましたが、「アッパレ(大沢親分風)」というしかないです。

今回、世界バスケ(2006)に参加していたメンバーは4人。Luis Scola、Carlos Delfino、Pablo Prigioni、Leonardo Gutierrezの4人です。といっても、Scola以外はみな控え。エースはScolaとDelfinoってことになるんでしょうか。
ちなみにメンバーはこちら

やっぱりメンバーを見ると、半分がスペインリーグに所属しているんですね。この辺はとうみんさんの分野になると思いますが、選手のレベルすごく高いです。

PrigioniはTauで活躍しているので、ユーロリーグきってのPGですが、彼もディフェンスが素晴らしいです。ちなみに、Pepe Sanchezが代表から引退した今、このPrigioniが彼の後継みたいに放送で言われてましたが、PrigioniはPepeと同じ77年生まれ。なので、後継者っていうのとはちょっと違うと思います。確か、2年くらい前はユーロリーグのアシスト王(だった気がする)Prigioni、今年もファイナル4進出にかなり貢献しました。
23試合出て、2ポイントを23回しか打ってない(笑)3ポイントは100以上打ってますけど、代表の試合を見ても、シュートは凄く上手いのに、大事なところでしか打たない。まさにPGの鏡のような選手です。昨年ローマでTauの試合を見ましたが、彼の得点は必ずシュートクロックぎりぎりだったり、相手の流れを切る3Pだったり、ダメージの大きい得点をするのが特徴です。この辺り、かなりPepeと似ています。

そして、世界バスケではほとんど出番のなかったLeonardo Gutierrez。200のSF。身体がゴツイですが、シュートがとても上手いです。世界バスケでは背中をケガしていたようで、出場がほとんどできませんでした。その前に同じポジションにNocioniやHerrmannがいるので、試合に出るのは難しいので、ホテルなどで見かけても、ちょっとデカいオヤジって感じで、バスケット選手のようには見えませんでした(笑)スタッフかなと思うほど。アップしてる姿を見ていても、全然シュート入らない(苦笑)なので、このGutierrezとGabriel Hernandezだけはなぜ代表にいるのか謎でした。
しかし、彼は今年のアルゼンチンリーグ(Boca Jr所属)のMVPで、しかも得点王なのです!意外すぎます。Rankingもリーグ2位。ちなみに彼はNocioniと仲良しで、日本ではいつも一緒にいました。

Delfinoのことはみなさんご存知だと思うので、次にRoman Gonzalez。彼もアルゼンチンリーグで活躍しています。左ききのセンターで210センチと恵まれた体格で、先日とうみんさんのブログでも紹介されていた、影の実力者。リーグで得点、リバウンドでTop5には入ってないのですが、ランキングが19.5ポイント平均でリーグ3位。いろんな数字を効率よく残している証拠でしょう。Jスポのアナウンサーが「ラモン」といい続けていたのが気になりました。。。

その他、活躍が目立ったのは、ディフェンシブガードのQuinteros、SFのKammerichsでしょうか。Quinterosは身長こそあまり恵まれないですが、スピードと当たり負けしない体格を持ちあわせており、マッチアップのBarbosaのフラストレーションを溜めさせるに十分なディフェンスをし、流れを変える3Pプレイと、試合を決める3Pを決めました。この活躍ぶりはアテネでの先輩PG、Montecchiaを思い起こさせました。Kammerichsはディフェンシブなフォワード。見た目は芸人風ですが、接触を恐れないディフェンスで3ブロックを記録。重要な場面で3ポイントとバスケットカウントで、流れを変えました。感情的でチームを盛り上げるムードメーカーです。

そして、主役はもちろんLuis Scola。やっぱり、やるときはやりますよね。今年はHoustonで活躍してくれて、個人的にすごく嬉しいです。仙台でPepeと自転車で競争していた姿は未だに目に焼きついています(苦笑)なにげにお茶目な男です。しかし、近くで見ると胸板がホントに厚いんですよ。あれとマッチアップするのは大変でしょうね。マッチアップしていたのはTauでのチームメイト、Tiago Spilitter。ようやくスパーズにドラフトされた彼ですが、Scolaの方が少しお兄さんだったかなという印象です。Neneがいればもっと活躍できたのかもしれませんが。

っていうか、Jスポよ!オレに解説やらせろって感じです(冗談です)

さて、北京オリンピックも近づいてますが、アルゼンチンはどんなメンバーで臨むんでしょうか。PepeとHerrmannは出場しないと表明しているようです。。。この二人がいないのはかなり痛いと思いましたが、案外今回のメンバーで穴も埋まるかもしれません。インサイドは世界バスケではOberto、Wolkowyski、Scolaで回している感じでしたが、Wolkowyskiは若干年齢的にもパワーダウンしているかと思うので、まだ見ぬ若手を使うのか、今回の活躍でRoman Gonzalezが出場するかもしれません。それにGinobili、Nocioniは絶対必要でしょう。

なんだかんだで、アルゼンチンといえばGinobiliやNocioniといったスターに焦点が行くみたいですが、一番にはディフェンスと、ゲームコントロール、それにスクリーンを多彩に使ったモーションオフェンスにあるでしょう。2002年の世界バスケと、2004年のアテネではほとんど同じモーションオフェンスだけで優勝しました。あのレベルでは研究されつくしているのは間違いないのに、優勝できたのは、選手がいかにシステムを使いこなしているかにあると思います。プラス、Ginobiliの多彩なステップがオフェンスに味付けをしていると思います。逆に、2006年はGinobiliを使いすぎ(個人的見解ですが)で敗れました。どこから攻めてくるか分からないのが、アルゼンチンの売りだと思うのですが、その辺はヘッドコーチが変わったので、少し考え方が違うのかもしれません。今回のアメリカ予選はGinobiliがいなかったので、モーションオフェンスをしつこく使っていて、Prigioniのコントロールが見事でした。

結果、アメリカ相手に唯一100点以下に抑えました。抑えたといえるかは疑問ですが、他チームよりも実力があるのは間違いないでしょう。

2006年は結果的にスペインに破れ、何かアルゼンチン代表に変化が必要なのは間違いありません。これからの動きから目が離せないですね。

ちなみに、塚本さんが先日の解説で、Panathinaikosのウェアを着ていました。ちょっと嬉しくなってしまいました。
でもよく見ると、Panathinaikos FCって書いてました。さすがに日本じゃBCが売ってないっすもんね。

Nick Anderson Syndrome

Coach Tommy 4月 8th, 2008

いや~終わりました。。

見せていただきました、ビッグゲームを.。

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Yahoo Sports!!

正直なところ、ここ5日間ほどは楽しみに試合を待つ反面、もうすぐ終わっちゃうな的な寂しさも感じておりました。好物の冷やし中華や、インドカレーを食べていると、もうすぐ終わっちゃうなって、後半寂しくなってきちゃうんですよ。。A型だからなのか。そんなことありません?

そんなことはさておき、史上初めて第1シードだけとなるファイナル4が終わりました。予想的中した人、少なかったんじゃないでしょうかね?私は、UCLA対UNCでUCLA勝利予想だったので、丸はずれです(笑)

いろんなスポーツページを見ると、どこもMario Chalmars。彼が今日のスターであったことは間違いありません。本当に劇的なシュートでした。

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Yahoo Sports!!

後ろからの写真がまるで、MJのThe Shotのようですね。あのシュートでMemphisの選手の気持ちが崩れ落ちたと言っても言いすぎではないと思います。あのシュート後のCDR、やファールアウトでベンチから見ることしかできなかったDorseyの姿は忘れられません。

考えてみれば、2分12秒で9点リードしていたんですけどね。守りきれませんでした。シーズン中から、いつか負けるとしたらFTだとDiggerにESPNで言われていたMemphis。トーナメントでは大事なFTを決めていたので、克服しているのだなと思っていましたが、やはり最後に出てしまいました。っていうか、数字以前の問題で、どんなFTの名手でも、あの全米タイトルがかかった場面で、いつもと同じFT打てる人間の方が少ないと思いますが。。
CDRの表情、FTのミスを相当引きずっていたようでした。3本ミスした後、ボールをフロアに叩きつけてましたから。NBAでも95年ファイナル第1戦、3点差を4点差にするためのFTをNick Andersonが4本連続外してしまい、結局逆転負けするという有名な試合がありましたが、今日のCDRはまさにNick Andersonを思い出さずにはいられませんでした。

ただ、どうしても試合の敗因がFTと考えがち(一因であることは間違いないですが)ですが、2分で8点差という状況で、あのプレッシャーのかかるFTを打たなければならない状況になってしまったことが敗因だと、私は思います。

まず、インバウンドのTOからCollinsに3ポイントを決められました。こういうTOって、気持ちが守りに入ってしまうと起きるものなんですね。KansasのDFが良かったことは間違いないですが、MemphisほどのチームがここでTOとは、と思いました。スーパースター集団とは言えまだ学生。一度、守りに入った(優勝を意識した)気持は簡単には切り替えができなかったのでしょう。
バスケットって不思議ですよね。私の経験上、こういうTOの直後に打たれたシュートって、まず間違いなく入ります。シュート力のない中学生であっても、入っちゃうんですよ。あの、シュートはKansasの努力あってのものであることは間違いないですが、バスケットの神様がMemphisにお仕置きしたものだと思います。

その次のFTでCDRが6点差に戻したものの、Dorseyがファールアウト。ChalmarsがFTを決めて再び4点差に。

その後の、Darrell Arthurがポストプレイで2点差へ。このプレイに対してのマッチアップは控えのTaggart。ベンチから見るしかないDorseyは何を思ったことでしょう。結局あのファールが試合を左右したと思います。きっとDorseyならなんとかしていたに違いないと、Memphisベンチは思ったことでしょう。結局、Dorseyが2リバウンドしか取れなかったのも、敗因の一つですが、最後は4年生を主役にしてあげたかったですね。

ともあれ、2点差でCDRのFTとなってしまったのでした。

OTに突入後、まだパニック状態から抜け出せないMemphis。私個人としてはRoseにもっと攻めて欲しかったのですが、ボールはほとんどCDRへ。これはベンチの支持なのか、Roseの判断なのか。3年間一緒にやってきたCalipariさんの判断だったと個人的には思いたいです。ここが、NBAだったらRoseだと思いますが、ここはカレッジ。選手を育てるのがコーチです。FTミスの呪縛を解くチャンスをあげたい気持ちが、勝利への気持ちを無意識に上回り、CDRへのパスへつながってしまったのではないかと考えたいです。NCAAではコーチは父親みたいなものですから。

Roseはとても良い経験をしました。勝利は本当に最後の最後で、Memphisの手から転げ落ちました。ゲーム後半では、信じられないプレイを連発しました。ゲームメイクも素晴らしかったです。後半、リードを広げられたのは彼の力です。Kansasのボックス&ワンを前に全く動揺せずに、最初の4回のポゼッションで3回得点できたのはRoseの落ち着いたゲームメイクがあってこそです。ディフェンスを変化した後は、3回くらいは迷って足を止めてほしいところ。3回得点された後のタイムアウトで、KansasはBill Selfコーチはゾーンをやめるべきかタイムアウトでざぞ悩んだことと思います。もし負けたら自分の采配の責任だ、と脳裏に浮かんだかもしれません。

これはどうしようもないことですが、Memphisはリードを広げるのが早すぎたかと。もう少し、試合終盤で広げることができれば、Kansasが再びよみがえることはなかったでしょう。しかし、5分強の時間を残しており、Kansasの選手が気持ちを切り替えるには十分でした。5点差以内に迫ってくると、もう追い上げる方が精神的に優位かもしれませんね。

試合を通じて、KansasのDFがすごかった。あれだけUCLAのDFを切り裂いたMemphisがまるで別のチームのように見えました。この流れを作っているのはガードのChalmarsとRobinsonでしょう。前であれだけ2人が頑張ることで、インサイド人にも火がつきました。インサイドは完全にKansasが圧倒していました。Darrel Arthurは終わってみれば20得点。彼もNBAでしょうね、きっと。

Rushもここぞという場面ではシュートを決めてくれました。UNC戦でも、彼の後半の活躍が試合を決めました。大舞台でさらに自信をつけたRushを今度はNBAで見たいです。もしかして、ChalmarsもNBAですかね?6-1という身長は心配ではありますが、彼のディフェンス力とボールハンドリング、シュート力を持ってすれば、きっと良いポイントガードになれるんじゃないでしょうか、というかぜひ成功してほしいですね。

負けてしまったMemphisですが、Memphisのファンは誰も彼らを責めないでしょう。本当に最後まで良くやりました。FTだって外したくて外したわけではないですから。CDRが今後、このことを引きずらずにプレイしていくことを望みます。

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Yahoo Sports!!

かつて、上に上げたNick AndersonはあのFTミスでFTに自信をなくし、年々FTパーセンテージを下げていきました。96年に来日した際も、ファイナルでのFTのことをインタビューされ、「まだ聞かれるのか」と本人は苦笑していました。94-95には7割決めていたFTが96-97には40%になってしまいました。FTが入らなくなると、FTをもらうことを嫌がってか、彼の持ち味であるドライブも少なくなっていきました。前年に比べてFTAが半分以下になりました。97-98にはようやく%が戻り始めましたが、丸2年半引きずったことになります。彼は、FTミスと共に、人々に目に苦悩しました。私自身CDRを見たとき、Nick Andersonを思い出すくらいですから。

そんな悲劇的な選手生活を送ったかに見えたNick Andersonですが、2000年ごろ私は驚くべき記事を見つけました。
オーランド・マジックに今まで在籍したことがある選手のファン投票の集計結果を見たのです。オーランド・マジックがファイナルまで行った原動力はなんといっても、Penny&Shaq。ですが、この2人は4位と5位。うる覚えな記憶ですが、確か

3位Dennis Scott
2位Scott Skiles
1位Nick Anderson

ファンは分かっているんですね。彼ほどオーランドのために戦い、共に苦悩した選手は他にいませんから。選手とファンが一体となってスポーツ。オーランドのファンは彼を忘れないでしょう。

Memphisにあれほど夢を与えてくれたCDRや他の選手たちのこれからをぜひ応援してあげたいです。CDRの活躍を次に見る機会があれば、今の活躍はあのミスがあったからだ、って思って見れる私たちは幸せです。

ファイナル4

Coach Tommy 4月 5th, 2008

ついに日曜日(日本時間)に始まりますね。

今年は、第1シードが4校残るという楽しみなカードになりました。史上初の出来事だそうです。

当然ながら、あまりの試合数の多さに全ての試合を見れているわけではないのですが、ここまでのトーナメントで気がついたことを書きたいと思います。

まず、残った4チームに関しては後でたくさん触れる機会があると思いますので、負けたチームから。

今シーズン、一番周囲を驚かせたチームはDavidsonとWestern Kentuckyだと思います。すごかったですね。

実は、Davidsonに関しては試合をもう一度これから見ようと思っているんですが、リジョナルのファイナルまで進出し、Kansasを最後の最後まで追い詰めました。シンデレラストーリーの主人公はなんといっても、Stephen Curry。どこからでもクイックリリースで打てるシュートが彼の武器です。そのシュート力に引っ張られ、DavidsonはGonzaga、Georgetown、Wisconsinという強豪を次々とうやっつけて行きました。試合を見ていて感じたことですが、Davidsonは強い、です。ディビジョン1のトップチームに比べると、明らかに持っている選手の才能には差があるんでしょうが、それをチームでのトレーニングと、徹底した戦術で補っていると思いました。それとCurryの勝負強さですね。

Curryのお父さんはなんと、あのNBAの名シューターDell Curry。彼は6thマンアワードなどを取ったことがあったと思います。(間違ってたらすみません)主にシャーロット・ホーネッツでの活躍が印象的ですが、線は細いながらも、柔らかいシュートタッチで何度もチームを救っていました。当時、チームのエースはGlen Rice。CurryとRiceのコンビは絶妙でした(これを他で言うとダダ滑りします)。
彼のシュート力はNBAチームでもきっと必要とされているものです。ディフェンスを磨けば、お父さんのように長くNBAで活躍できると思います。Steve Kerrや、今で言うとEddie Houseのように、もっと言えばAbdul-Raufのような選手になるかもしれません。これからの成長が楽しみですね。

さて、Western Kentuckyです。彼らは第12シードからSweet16まで駒を進めました。2回戦ではSan DiegoがUCONNをアップセットしたため、格下との対戦になったものの、UCLAとの戦いは見事。1回戦Drakeとの試合も今年のトーナメントのハイライトとなるブザービーターでの勝利でした。このチームの主役は4年生の二人。ガードのTyronn Blazeltonと、フォワードCourtny Leeです。ちなみに1回戦で逆転ブザービーターを決めたTy Rogersも4年生です。

なんといっても私のお気に入りはBlazelton。速いですね~。身体能力がすごいです。UCLA戦では、明らかにDarren Collisonよりも実力が上なのでは?と思ってしまいました。1回戦でも30点オーバー。しかも、最後にRogersの3ポイントをお膳立てしました。あそこでパスが出せる(多くのガードはそのままシュートに行くだろう)とESPNの解説組もBlazeltonを賞賛していました。ボビー・ナイトもびっくりだそうです。UCLA戦では前半UCLAの強力なディフェンスの前に20点しか取れず、ワンサイドゲームになるかと思いきや、後半58得点!!
UCLAは平均1試合58点に抑えるチームなんですけどねぇ。さすがのUCLAのメンバーも驚いたことでしょう。

4年生でこれが最後だという想いと、トーナメントというシステムがこういう信じられないストーリーを演出するんでしょうね。これだからNCAAはやめられない。彼らは、孫の代まで自分の活躍を自慢するんでしょうね(笑)

その他、負けはしたものの素晴らしいチームが劇的な試合を見せてくれました。私のお気に入りはLoisvilleですね。やはり学生らしいオールコートプレス、ピティーノのバスケットは好きです。ノースカロライナには1歩及びませんでしたが、来年も頑張って欲しいと思います。

さて、いよいよファイナル4ですが、どこが優勝するのか??

まったく予想不可能ですね。個人的にはUCLAに勝って欲しい。しかし、まずは強敵メンフィスに勝たないと行けません。多くの才能あるタレントを持つ両チームですが、スタートのマッチアップ的には、

Memphis UCLA

D Rose Westbrook
CDR Ship
Anderson Collison
Dozier Mbah a Moute
Dorsey Love

なんでしょうね?これはUCLAのディフェンスで考えているので、Memphisがディフェンスの場合、RoseとAndersonが逆になるかもしれません。
とにもかくにも1年生二人の活躍がキーになるでしょう。NBAのスター間違いなしのRoseをPac10のディフェンス王Westbrookが止められるか?1年生には見えない落ち着きのLoveを、ゴールしたの番人、4年生Dorseyが守れるのか?
です。特に、個人的にはRoseとWestbrookのマッチアップが楽しみです。お互いに信じられないようなポテンシャルを持つ選手。この試合でお互いがまた新たなステップにいけることを願います。試合が終わったらNBAかもしれませんが・・・。

UNCとKansasも語りつくせぬほどの因縁(?)の対決。きっとスゴイ戦いとなるでしょう。

疲れたので寝ます。