コーチ研修で思ったこと
Coach Tommy 3月 21st, 2009
さて、シアトルのコーチ研修から返ってきて早1ヶ月が経過してしまいました。
研修については、今回お世話になったJBAのHPや、一緒にいったコーチのブログで紹介されていますので、興味がある方は見てください。
今まで、幸運にもアメリカやヨーロッパでプロや学生の試合を見るという機会に恵まれてきましたが、今回は実際の指導や練習を見れるということで、素晴らしい経験になりました。
アメリカと日本のシステムや考え方の違いも大きく感じられたような気がします。
アメリカへ行って一番驚いたことの一つは、コーチたちの仕事ぶりです。
ワシントン大へ行ったとき、たまたま女子の練習をやっていて、見学することができました。まず、日本から私たちが見に行ったことが珍しかったのでしょう。いろいろなコーチに話しかけられました。
そして、いろんなコーチが名刺を渡してくれるんです。そして、お土産にチームのイヤーブックなどをくれたりします。
あるコーチ(トレーナー)は、自分の事務所へ連れていってくれて、自分がどんな仕事をしているか、シーズンオフにトレーニングの講習会をやっていることなどを、丁寧に案内してくれました。
私たちはアポなしでたまたま行って、見学した日本人ですよ?
こういった光景は日本ではなかなか考えられないと思います。アメリカのコーチたちが自営業だと感じられるひとコマですよね。彼らは、(おそらく)年契約なので、自分をしっかり売り込むことが必要なんですね。きっと。
来年や将来の仕事が約束されているわけではありません。私たち日本人との出会いも彼らにとっては、ビジネスチャンスの一つなのでしょう。
そう、彼らはみんな一種(自分を売り込む)セールスマンなんですね。自分を営業しないといけないわけです。これはすごいことだと思います。きっと、同じようにコーチを仕事にしたいと思う人がたくさんいるわけで、みんなが優れたコーチになろうと努力し続けていることになりますよね。
日本では、コーチの多くは学校の先生です。(昨今では、部活のあり方や、部活がなくなっていくことについて、議論がされています)部活を指導するコーチの99%は、努力しようとしまいと、コーチを続けることができます。というのも、、部活というものでお金をもらっているわけではないし、逆に、部活を頑張ると給料が上がるわけでもないのです。
もちろん部活が熱心な地区では、あまりひどい結果(ここでいう結果は、試合での成績と、教育現場として、の2種類が考えられるでしょう)だと、保護者からクレームが出ることもあるかもしれません。それでも、基本的に教師として職を失うことはないのです。
別に日本のシステムを批判するわけではないのですが、ここには指導者が育つ環境として大きな差があることは事実だと思います。
もちろん、日本にも素晴らしいコーチがたくさんいます。素晴らしいコーチとは、自分が向上しようと努力している人だと思います。どんなコーチでも、自分のプレイヤーに「努力すること」を促すでしょう。そのためには、自分が努力している姿を見せることが一番大切だと思います。
繰り返しますが、アメリカのシステムが絶対良いと思うわけではありません。ただ、アメリカのコーチたちを見て、コーチたちの積極的な姿勢に、とても自分が反省させられてしまったわけです。
果たして自分は、コーチとして最高の努力をしているだろうか?
帰ってきてから、毎日そればかり考えています。