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レビュー@アルビBBvs仙台89ERS戦

なんだかすご~く久しぶりに仙台の試合を見る気がして、調べてみたら多分、最後に仙台戦を見たのが2010年の4月。鳥屋野体育館でのホーム戦でした。ということは日下選手がコメントしていた最後の試合がこれか。

当時はホルムが仙台にいて、ポマーレがいて、新潟には竹野、ビュートラック、エチェフ、長谷川に水町もいました。

アウェイでの仙台戦を最後に見たのは何年前だろう・・・?

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で、今の仙台。シーズン序盤は突っ走りながら、選手の入れ替えもあり失速。ここ10試合は2勝8敗と停滞しています。

一方の新潟も6連勝で首位に立った後は失速しており、ここ8試合は2勝6敗と低空飛行。仙台には申し訳ないけれど、ここはホームでしっかり連勝したいところ。

まずは土曜の試合。

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両チームともマンツーマンでティップオフ。仙台のシュートはトリガーが軽く、ポンポンと打ってくる。新潟はトランジションやアウトサイドも狙うが、ゴール下が決まらない。というより、ホルムがシングルトン相手に苦戦。

シングルトンはかつてbj大分でもプレーしたビッグマン。リバウンドとブロックショットが強い印象だけど、再びbjにやってきた彼の体はまるでプロレスラーのよう。肩幅といい腕の太さといい、そのままWWEでデビューできそうな見事なフィジカルを誇る。ちなみにメンバー表によると彼の身長は213センチ、117キロ。今シーズンはシェイプしてシーズンに臨んだホルムと似たような数字ですが、とにかく強い。

※ちなみに去年、新潟にいたザック・アンドリュースは203センチで体重は100キロほどでしたが、目の前で見ればやはり大きいし、腕もマッチョで同じ人間とは思えないほど。そのザックがこの夏、レイカーズに呼ばれてキャンプでプレーしていましたが、彼がバイナムとマッチアップする様子はまるで大人と子供・・・とまでは言わないものの、高校生と中学生くらい違う。ザックちいさーい。そのバイナムは211センチで125キロ。シングルトンよりまだ幅があるし、これがアホみたいに動いて跳ぶし、何より強い。上には上の世界があるものです。

で、ホルム。そもそも彼の運動能力は限られているので、パワーで押し込んでから長い手を生かせてゴールを狙うスタイルなんですが、シングルトンは押してもなかなか動かない。シングルトンだけにシングルカバー・・・というか、これは試合後のコメントにあったように仙台ディフェンスの狙いだったのですが、ポストのホルムへボールが入ってもダブルチームすることなく、シングルトンにディフェンスを託していました。これが奏効し、ホルムはボールに絡めどシュートを決めきれない。

ここまでチームの軸となってきたホルムのインサイドが苦しくなると、アウトサイドも同様に苦しくなりシュートも決まらずに得点が伸びない。

仙台のオフェンスでは、シングルトン自身は不器用なのでオフェンスではほとんど期待できず、こちらはこちらでアウトサイドが中心となるものの、その中でフィッツジェラルドがそのドライブを生かしたアタックでチームを引っ張る。オールスターで3ポイントコンテストにも出場していた彼ですが、やはりディフェンスはどうしてもタイトに守ってくるわけで、そこを上手くドライブでかわしてきます。フィニッシュ力もあり、琉球のパルマーや、また元仙台のダヴィッツと同様、ボールをもたれると嫌なタイプのシューターです。

第1Qを終えて仙台が16-14とリード。しかしお互いに流れを掴めていません。

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シングルトンのフィジカルな体つきを見て「これはヤバい」と思ったのですが、やはりホルムはFGが1/4と低調で、やっともらったFTも1/4と乗り切れない。チームとしてはリバウンドで20-11とリードしていますが、これは新潟のシュートミスをオフェンスリバウンドで拾っているものなので、このスタッツの額面どおりには受け止められません。

またホルムだけでなくマキシーもFGが0/6と、やはりインサイドでの優位は仙台にあります。チームとしてのFGは5/22(22.7%)とかなり苦しい。

一方の仙台はフィッツジェラルドが10ptsとオフェンスをリード。FGが4/5とよく決まっています。ただこのペースは続けられないので、他の選手がどうステップアップするか。

ホルムとマッチアップするシングルトンは第1Qだけで3ブロックショットと存在感を発揮しています。

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第2Qに入っても新潟の重たいオフェンスが続く。ホルムに代わってインサイドでプレーするベネットがゴール近辺で頑張るものの、いつものようにガチャガチャと動き回る根東はオフェンスファウルを取られてしまう。

仙台は薦田のミドルや日下の3ポイントで得点。18-21となった新潟がタイムアウト(6:41)。

新潟はここからディフェンスを3-2ゾーンに切り替えると、仙台のオフェンスが止まってしまう。攻めては徐々に調子を取り戻しつつある公威がドライブを連発し、ここに鳴海の3ポイントが続いて25-25の同点に。ここで仙台のタイムアウト(3:03)。

ここで崩れなかったのが仙台。ゾーンディフェンスに対して日下が落ち着いてボールを回し、フィッツジェラルドの3ポイント、そして自らが3ポイントを沈め、そこに高橋の3ポイントが続く。

これに対して新潟はオフェンスのリズムを作れず、仙台が35-28とリードを広げてハーフタイムへ。

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新潟ではベネットがFG3/3、4rebと気を吐いたものの、他が続かない。チームとしてのFGは6/18と引き続き低調のまま。この状況を打破できないのは苦しい。

シングルトンがベンチに座った仙台はインサイドでの攻撃は皆無ながら、新潟のゾーンに対してよくボールを回し(アシスト:仙台6-3)、3ポイントFGを5/7と高確率で決めました。

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後半の新潟はここまで2ptsのマキシーに代えて、ベネットをスタートで起用します。チームとしてもよりトランジションを強調したオフェンスを展開しようとしますが、これが決定力に欠ける。ホルム、ベネットが並ぶインサイドもミスが続き得点できない。

ディフェンスでしっかりと新潟を止めている仙台は引っ張られるようにオフェンスも好調。デュークスの3ポイントにドライブ、薦田が速攻に走り、シングルトンはゴール下でバスカンを押し込む。薦田が3ポイントを沈めて48-30と仙台がリードを更に広げ新潟のタイムアウト(5:15)。新潟はまだこのQでFGがありません。インサイドでのアタックはまだ結果が出ず、アウトサイドも決まらない。

その後マーリーがミドルショットを決めてやっと反撃開始。しかしせっかくゴール下でもらったFTを決めきれず、波に乗れない。

点差は詰まりつつあるものの、仙台も志村の3ポイントがバスケットカウントで決まるなどして得点を重ねる。リードを13点に広げた仙台が55-42とリードし第3Qを終了。

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後半から追い上げる場面の多い新潟が逆にリードを広げられる苦しい展開。FGは3/13と低調なペースが続き、FT8/12でなんとかゲームにしがみ付いている状態です。リバウンドはここでも13-9とリードし、ゲームでは44-31と大きくアドバンテージがあるのですが、ディフェンスリバウンドだけ見ると仙台の26-22と逆転しています。つまり、自らのシュートミスが多い結果としてオフェンスリバウンドが多く(新潟の22-5)、しかしその確率が低い・・・そう、まさにこの試合の展開そのままです。

仙台はこのQも6ast(新潟は1)、ゲームでは17-7とボールがよく回り好調なオフェンスを持続。2ポイントは5/11、3ポイントは3/4とこのQも堅調です。

ディフェンスではシングルトンがここまで既に5blk、デュークスも4blkとゴール下で優位を保ち、また新潟のアウトサイドにもタフショットしか許していません(新潟の3ポイントはここまで1/8、12.5%)。

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第4Q、追い上げたい新潟が苦しいのは、攻めてもダメ、守ってもダメと完全にゲームの支配権を仙台に握られていること。相変わらずインサイドでの決定力に乏しく、それではとボールを持ってリングを狙えばオフェンスファウルになってしまう。

仙台はフィッツジェラルドが外から決めたかと思えば志村がドライブから得点し、シングルトンもしっかりFTを決めて62-42の20点差までリードが広がる。試合はこの第4Q序盤で決しました。

中盤以降は新潟がオールコートでプレッシャーディフェンスを仕掛け、終盤にはファウルゲームに持ち込む。ここまで5ptsだったマーリーが3ポイントショットを連発し20ptsを稼いで追い上げるが、ゲームの勝敗に影響を与えるまでにはいたりませんでした。仙台が80-73で逃げ切り、新潟はこれで4連敗となりました。

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状況はどうあれ、あのタフな状況から3ポイントを次々と決めるマーリーは、やはり凄いのだと思います。しかしそれはそれであって、ゲームそのものの大勢はそれ以前に決まっていました。

試合で見るとリバウンドで61-45と圧倒した新潟ですが、2ポイントFGが16/60(26.7%!)とあまりに低すぎました。仙台も2ポイントに関しては14/34(41.2%)と決して高くはないのですが、こちらは3ポイントが10/17(58.8%)と素晴らしい数字を残しています。

新潟のオフェンスをゲームプランどおりにシャットダウンし、後手に回る新潟ディフェンスに対して効果的に得点を重ねる。この試合の仙台のゲーム運びは実に手堅いものがありました。

面白いのは、新潟のインサイドの3人、ホルム、マキシー、ベネットの3人のFGは8/26(30.8%)ともちろん低い数字なのですが、ゴードン0/4、小松0/3、公威2/8などアウトサイド陣の2ポイントFGも軒並み低かったこと。

試合後のインタビューではホルムが責任を感じてか、お葬式ムードでコメントしていましたが、何も彼だけに限らず、チーム全体で効果的なオフェンスを組み立てられなかったチームとしての敗北と言えます。

もちろん、自分の仕事場であるゴール下で何度となくショットをミスしたホルムの責任は小さくありませんが、ホルムにボールを入れさせてはフィジカルに守り、アウトサイドのシューター陣にはタイトなディフェンスでイージーなシュートチャンスを与えないという仙台の狙い通りにさせてしまい、それを最後まで修正できなかったチーム力の差が出た試合でした。少なくともこの試合では、仙台が攻守ともに新潟を上回っていました。

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続く日曜の試合。

予想通り、そして期待通り新潟がジャンプスタート。マキシーがゴール下でシュートを連発し、これにマーリーの3ポイント、そして速攻が続く。

ゴール下のシングルトンに勝負させようとする仙台のオフェンスは確率が低く、新潟があっという間に11-4とリード、ここで仙台のタイムアウト(6:28)、仙台は完全に新潟の勢いに飲まれています。

勢い・・・という意味では、やはりマキシーの存在感が凄い。このアンダーサイズのフォワードは(198センチ登録ですが実際は全然低い)、とにかく気迫というか迫力が凄い。そしてよく吠える。タフショットを決めたときに吠える選手は多々いますが、この選手はなんだか分からないけど吠えまくる。ハドルを組むときにマキシーがよく声を出しているようだけど、とにかくハードワーカーなこの選手がチームに与える影響は大きい。

ベテランのマキシーがここまで頑張ればホルムだって意地を見せなければいけないところ。味方のショットミスをティップインで押し込むと、ついにゴール下でバスカンを決めてやっとその存在感を発揮する。

アウトサイドからのシュートが決まらない仙台は12-21と大きくビハインドとなり第1Qを終える。

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マキシーのオフェンスでの活躍もさることながら、それ以上に光ったのが新潟のディフェンス。インサイドではタイトに守り、簡単なショットを許さない。リバウンドもしっかり取って(新潟11-9)、6stlとボールへの反応もいい。

チームとしてオフェンスを組み立てられない中でしっかりとプレーしていたのが仙台の薦田。前日も21minで9pts、FG4/7と堅実なプレーを見せていましたが、このQでは2ポイントを4/4と決めて既に8ptsを記録しています。薦田以外の得点は3ptsだけですから、ここは薦田サマサマといった状態。

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第2Qに入り、マキシー、ホルムがベンチに下がった新潟は沈黙してしまう。ベネット、根東、小松らがボールに絡むがオフェンスが機能しない。追い上げたい仙台もデュークスがボールを持ってはトラベリング、ブロックショットを決めたりリバウンドを取ったかと思えば、FTをもらっても2本とも落とすなど一人相撲を展開。デュークスはこのQだけで4ターンオーバーとバタバタしたバスケを続ける。

両チームとも得点を伸ばせない中、新潟では公威が連続で速攻を決め、小松も連続でアウトサイドシュートを沈めるものの、流れには乗り切れない。ディフェンスでは要所要所でダブルチームを仕掛けてミスを誘っており、仙台のオフェンスもミスが多い。

結局このQは両チームで20点しかカウントできず(10-10)、31-22と新潟がリードを保ってハーフタイムへ。

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お互いに決め手を欠いたこの10分間。第1Qから6ターンオーバーとミスの多かった仙台から、更にこのQだけで8ターンオーバー(!)を奪いながら、新潟はこれをオフェンスに繋げることが出来ませんでした。FGは4/18と3割を切り、マキシーとホルムがベンチに座る時間が多かったとは言え、あまりにもったいないQになってしまいました。

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この苦しい時間帯を我慢した仙台が、後半に入ると息を吹き返す。

まずフィッツジェラルドがドライブで2本連続で得点。ディフェンスはマーリーでしたが、自分より小さい選手を抜いてのいずれも難しいシュートを決めてきます。

試合の立ち上がり同様、マキシー、ホルムでインサイドにアタックする新潟、しかし仙台もディフェンスで粘る。ゴール下で新潟のオフェンスを守りきると、シングルトンが速攻からダンクを叩き込む。ビッグマンが速攻に走るのは、往々にしてチームが好調の印です。続くオフェンスでも、シングルトンがオフェンスリバウンドを奪って得点。

インサイドからのオフェンスが停滞しがちな新潟はアウトサイドへパスを回そうとするが、ここでは橘が池田に対して執拗なディフェンスを見せる。第3Qの開始から数分で3ファウルとベタベタと池田にまとわり付き、池田にクリーンなシュートチャンスを与えない。

この粘りが徐々にチームに勢いを与える。繰り返しインサイドから攻めようとする新潟のオフェンスをゴール下で止めると、薦田の3ポイント、そしてスティールからデュークスが難しいボディバランスのレイアップを決めてついに42-42の同点に追いつく。

新潟はメンバーを入れ替えるが、仙台のアグレッシブなオフェンスを止められない。仙台はQの終盤数分だけでFTから7/8と稼いで49-47と逆転し、第3Qを終了しました。

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重たかった第2Qから一転、めまぐるしい展開となったこの第3Q。新潟は再びインサイドでの確率が下がり(ホルム2/6、ベネット0/2、マキシー1/2)、一方の仙台はアタッキングな姿勢からFTで10/12と得点。中心となったのはこのQで10ptsをカウントしたフィッツジェラルド、3ポイントは無かったものの序盤はドライブから、中盤以降は確実にFTで得点を決めました(FT6/6)。

前日と違い仙台がリバウンドをリードしており(ここまで36-30)、しかし前日好調だった3ポイントが1/7と低調なので相殺されて拮抗したゲーム展開になっています。

前日は20-12と圧倒していたアシストで7-10とビハインドになり、ここまでターンオーバーを16も計上しながらまだ3点リードしているのは、仙台にとってラッキーなのかもしれません。

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勝負の第4Q。再びフィッツジェラルドがドライブを連続で決めて得点、簡単にリードを広げられてしまった新潟はタイムアウト(8:25)。1本目に関してはディフェンスのピックアップが遅れるというミスでした。

盛り返す新潟はマキシーがオフェンスリバウンドを押し込み、マーリーの3ポイントに続いてホルムがシングルトン相手にゴール下を押し込む。新潟の勢いを止めたい仙台がここでタイムアウト(6:11)。

中盤はお互いに得点を決めきれない中、均衡を破ったのは小松の3ポイント。これにホルムのゴール下バスカンが続き、マキシーに負けじと吠えるホルム。ボーナスFTも決まり59-56、残り時間は3分。勢いからして新潟が押し切るか?という場面、しかし仙台も粘る。志村が小松にしつこくディフェンスし、簡単にシュートを打たせない。

その後、インサイドを攻めきれない新潟が小松の3ポイントにチャンスを託すも、これが2本連続で外れてしまう。逆サイドではその小松を密着マークしていた志村が大きな大きな3ポイントを決めて、これが仙台の勝利に繋がりました。

このプレーも、ここまで仙台のオフェンスをリードしていた外国人選手ではなく、志村と薦田がリングを狙い、ディフェンスのスイッチのタイミングが遅れた僅かなギャップを突いて、志村が見事に決めてみせました。

最後は新潟がシュートチャンスを生かせず、仙台が66-62で逃げ切り連勝。仙台の同一カード連勝は11月の信州戦以来。一方の新潟は5連敗となり、連勝した富山に抜かれて4位に転落しました。富山に抜かれたのは始めてかな?

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第4Qのスタッツを見ると両チームともほぼ同じで、大事な場面で入れたかどうか?という部分が勝敗の差となって現れました。試合後のインタビューで小松がその点についてしつこく聞かれていましたが・・・。

個人的には印象に残った場面がひとつあり、それは残り2分台の場面。59-57と新潟がリードしている時です。

ボールを持つのはマキシー、シーズンを通して、そしてこの試合でもアグレッシブに攻め続けたマキシーですが、この場面でも果敢にリングに向かっていました。第1Qこそ10pts、FG4/7と好調だったマキシーですが、それ以降は4pts、FG2/7と決定力に欠けていました。だからこそ、この勝負のかかった大事な場面で迷わずリングに向かってプレーしたのだ思いますが、ここでのプレーには無理があり、フィッツジェラルドに突っ込んでオフェンスファウルを取られてしまう。そして、直後のディフェンスの場面。あ!と気づいた時にはウィングからデュークスがドライブで抜き去り、バスケットカウントでダンクを叩き込みました。ディフェンスのマークマンは?マキシーでした。スクリーンプレーでしたが、デュークスの1歩目に足が全く反応していなかった。

もちろんこの場面でのマキシーがどうのこうの、という事ではありません。シーズンはもちろん、試合中には何度も波がある。チームの波もあれば、個人の波もある。チームが勢いに乗っていても自分はボールに絡めない時もあるし、逆もまたしかり。

いずれにせよ、そのような細かい一つ一つのプレー、それは技術的なものではなくメンタル的な部分も当然含むのですが(むしろそちらが大きいかも)、試合を通してその力を発揮することがいかに大切であり、いかに難しいか、ということです。

マキシーほどのキャリアと、そしてゲームに対する真摯な姿勢をもってしても、ほんの一瞬の何かがプレーに影響を与え、そしてそれが積み重なってゲームに影響を与える。

ピアスHCが試合後に薦田の成長についてコメントしたとおり、それは簡単にコート上で発揮できるものではないにせよ、その姿勢が(いつの日か)結果として現れる。

ホルムが言うように、最終的な目標は何なのか、ではそのために何をするのか?という意味で、新潟にとっては意味のある連敗だったのではないかと思います。

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もちろん、このシリーズでは仙台の戦略が見事に奏効したと言えます。かつてチームの顔であったホルムと新潟をどうやって倒すのか。ホルムはシングルトンに任せる。そのシングルトンは見事なディフェンスでホルムを苦しめ続けました。

アウトサイドでは、土曜こそマーリーに25ptsと大爆発を許しましたが、この2試合で池田、小松のシューターコンビを24ptsに抑えました。これは一人1試合で平均するとわずか6ptsとなり、またFGでは7/30(23.3%)に抑えています。

新潟としては、いつもエントリーに苦労するホルムに簡単にパスが入る代わりに、そのホルムが攻めきれず、更にホルムからのパスアウトも展開出来ないという苦しいオフェンスを続けてしまいました。日曜にそれを修正し切れなかったのも痛かった。

インサイドのホルムとマキシー、アウトサイドの池田と小松、ゲームメイクしつつ得点を狙うマーリー、ゲームをかき回す根東。6連勝の頃はこのオフェンスが見事に機能していましたが、5連敗というのはこの仕組みが既に通用しなくなってきていることを意味します。今回に関しては、仙台ディフェンスに対して少々正直にプレーしすぎてしまったのかもしれません。

次の岩手はイーストの下位ではありますが、選手の入れ替えもあり戦力はアップしているし、何より新潟ホームで連敗したリベンジを狙ってくるでしょう。この週末は決して侮れない、見ごたえのあるシリーズになりそうです。

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久しぶりに見た仙台は・・・黄色かった(笑)。

仙台から乗り込んできたブースターにとっては、スカッとする週末になったのではないでしょうか。新潟にとっては連敗になってしまいましたが、リーグ設立時からライバルとして戦ってきた仙台と(特に日曜は)緊迫したゲームを展開したことは、なんとも嬉しいものがありました。

HCが変わり、外国人選手も変わりましたがチームの雰囲気はやはり仙台。各選手はそれぞれ出来ることは限られているものの役割が明確であり、きっちりとゲームプランを展開できれば十分上位でも戦える実力があるように感じました。

ゲームメイクはいつもニコニコの日下と、いつもうるさい志村。日下みたいなPGが新潟にいたら・・・と思い続けて早数年。相変わらず彼は上手いです。またピアスHCは志村の激しいディフェンスだけでなく、ゲームメイクの面でも評価しているようです。

ウィングからの得点はフィッツジェラルドとデュークス。デュークスはミスが多すぎるけど、ツボにはまれはやっかいなスコアラー。フィッツジェラルドは素直に上手い。得点能力の割にEFFが低いのは、得点以外の部分での貢献度が低いせいだと思いますが、それでもボールをネットに通すという意味では、やっかいな選手には違いありません。

ゴール下にはパワフルなシングルトンが構える。繰り返しますが、彼のフィジカルは凄い。これでオフェンスのフィニッシュ力があれば・・・と思うのですが、もしそうならbjリーグにはいないのかも。

とりあえず橘はディフェンシブストッパーとしての役割を期待されているようですが、オフェンス面では今後、薦田のステップが期待できそうです。2人ともこのリーグではまだ実績がありませんが、やはり使い方、育て方というのは大事なようです。

控えのビッグマン、トンチニッチがもう少し動けると、ディフェンスとブロックだけのシングルトンと合わせていろいろ展開できそうなんですが、このシリーズを見る限り、トンチニッチは使い方が限られそうな印象でした。キャリア見るともっと出来そうなんですが。

戦力的なものは当然ながら、このチームはHCが変わって全てを作り直してている訳で、その意味では徐々にチームとして固まってきたのかもしれません。ピアスHCはディフェンスを重視しているようですから、ここが安定してくれば必然的にチームとしての勝敗も、結果が付いてくることになりそうです。

残念なのは新潟と仙台が対戦するのは今シーズンに限れば、今回のシリーズだけなんですね。仙台アウェイは無し。対戦する可能性があるのはポストシーズンか。春にはそんなマッチアップを期待したいものです。

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