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レビュー@長岡(WJBLデンソー戦とbj横浜戦)

先にラビッツについて書いてしまいますが、この2試合についてはゲームレポートを書きません。書いてもしょうがないというか。

結論から言いますと、このチームのシーズンはほぼ終わったのだと思います。荒HCのコメントにあるように、既に来シーズンを見据えた戦いが始まっており、残りの4試合はどうあれ、このチームは終わりつつある。恐らく、オールジャパンで学生に敗れた時点で、切り替えになったのではないかと思います。

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長岡でのデンソー戦、2試合とも点差は離れ、実際のところ勝負になっていませんでした。デンソーのエース高田(真)はアップの時点からとても気合が入っているように見えず、それもそのはず、どう転んでも勝てる相手だから。2試合ともデンソーがかなりラビッツに「お付き合い」してくれて、それでも高田(真)がちょっと動き出せば簡単に点差が開く。もちろんエースの彼女だけでなく、インサイドアウトサイドゲームメイクチームディフェンスシュートの確率etc・・・と、ゲームのあらゆる面で差がありました。それも、小さく無い差が。

長岡の会場は、相手のシュートが決まる度にため息が聞かれたのですが、時間が経つにつれてそのため息さえ出ない状態で、タイムアウトで時間が止まるとシーンとしてしまう。ラビッツの追い上げで多少盛り上がる時間もあったのですが、基本的には静かなままでした。

ラビッツは勝つための準備をしたのだろうか?

間違いなく準備して試合に臨んだと思います。寒いなか頑張って練習して、準備して、そして、このような結果になった。これが、実力なのだと思います。選手はもちろん、チームとしての実力、総合力。

思えばシーズン前半では素晴らしいパフォーマンスで勝利を上げた試合もありました。しかしリーグ戦も2巡目に入り、スカウティングが進んでくると、もうラビッツに出来ることは実に限られた事だけになってしまった。名だたる企業チームから勝利を奪い、「このリーグは8人でも戦えるのか」と思ったりもしたのですが、現実はそう甘くないようです。

例えばデンソーには180センチ以上の選手が5人、175センチ以上の選手が更に4人います。チーム全体では14人の選手が揃います。

そのうち、コンスタントに試合に出る選手は限られているのだけれど、練習でのメンバーやシーズンを通じた怪我などを考えれば、やはりそれだけの人数が必要なのだと思います。

近藤がコメントしていた通り、練習で相手にいないタイプの選手と試合でやるのは、とても困難なはず。そもそもラビッツは5対5さえ出来ないのだし。

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そして何より、このリーグは試合数が少ない。bjリーグがやっと折り返し地点に到達した頃、WJBLはそのシーズンをほぼ終えようとしています。bjの52試合に対し、WJBLは28試合ですから、1試合についての意味が2倍あるわけで、すると日々の練習も2倍の意味があります。

ただでさえ密度の濃い練習が求められるのに、ラビッツは去年のJALからメンバーが大幅に減り、さらに練習時間も大幅に減っている。その状況で、これ以上の結果を求めるのは無理なんだと思います。

似て非なる状況とは言え、このラビッツについてアルビBBが誕生した時に通じるものがあると考えていた部分もあったのですが、一番大きな違いは、ベテランの存在の有無ではないかと考えられます。

新潟にアルビが生まれた時、まだ若いとは言え庄司は自他ともに認めるリーダーでした。その後、プロ中のプロたる長谷川がチームに加わり、チームとしては苦戦が続きながらも、その中で「アルビとは何ぞや?」というアイデンティティが確立されていったように思います。

ラビッツでは高橋のキャリアが長いけれど、年齢的に出岐がその立場になる。実際に彼女がチームのキャプテンであり、いろんな意味で注目される立場にいます。

勝ち試合ならともかく、負け試合が多いので厳しい質問がどうしても出てくる。いや、その手の質問をしているのは自分(だけ)なんだけれど、当然、出岐に聞くことになる。その理由の一つは、彼女がその立場にいるからであり、もうひとつの理由は、彼女しか答えられないから、ということ。

他の選手では、正直苦しい。自分のことだけで精一杯だったり、そもそも質問に対して自分の考えを整理してきちんと答えられるか?という点で、ラビッツの選手は若すぎるし、そういった経験が少なすぎる。

出岐は質問に対して時間をかけて考え、かなり言葉を選んでコメントします。それが元々の性格なのかは分からないけれど、去年まではチームにいた矢代や岩村がその立場にいたから、新潟に来てからそのような立場に慣れざるを得なかったのは間違いありません。

そのコメントでは、彼女がいかにチーム全体を考えているのか分かるのだけれど、ではそれが実際に出来ているのかと言えば、その答えはもちろん厳しい。そして、キャプテンの出岐でさえそのような状態なのだから、他の選手については推して知るべし。更に、チームとしてどうか?と考えれば、それは長岡での試合の雰囲気を思い出せば分かること。上位チームには全くが歯が立たない、リーグで下から2番目のチーム、そういうことです。

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ここに一人ベテランがいたならば。個人的には矢代のイメージなんですが、例え数字でリードしなくても(矢代はチームに欠かせない選手でしたけど)、試合だけでなく練習、そしてオフコートでもチームの雰囲気をリードできる、はず。チームの伝統を体で覚えており、それを(口に出すかどうかは別としても)チーム、いやラビッツという組織全体に伝えられる存在。もしこれがあったならが、例えリーグでの勝敗が同じであっても、全くチームの雰囲気は変わっていたように思います。

しかし、それは無いものねだりというもので。

結果、若き8人の選手と限られた人数のスタッフによる試行錯誤のシーズンが続き、それもまもなくエンディングを迎えようとています。

出岐に限らず、もちろん選手たちだけでなく全てのスタッフを含めて、大変な努力をしてくれていたとは思います。

が、企業チームという枠から飛び出し、日本の女子バスケ界で全く新しい形で走り始めたこのチームを評価するのは、やはり、最終的には観客席のひとりひとりなのであって、その答えは、あの長岡の雰囲気にあるのだと思います。

次週はアウェイでトヨタ。厳しいですね。

最後はホームで王者JX戦が控えてます。

去年、同じ会場で、偉大なる先輩のJALラビッツは、そこまでシーズン無敗だったJXを下す大アップセットを達成しました。そして大事なのは、翌日、同じJXに大敗した試合でも、ラビッツは最後の最後まで戦い続けていたということです。場合によっては「何もそこまで・・・」というプレーで、タイムアップまで身を呈して戦い続けた。

さて、新生ラビッツの集大成となるであろうこのシリーズ、オレンジのウェアを着た彼女達は会場に詰め掛けるであろう多くの人たちに何かを与えられるのか。

個人的には、懐疑的に思っています。それもかなり強く。

その疑念が裏切られることを、期待しているのですが。

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対戦相手のデンソーについて少々。

WJBLにおいて所謂「上位チーム」の一角なわけですが、オールジャパンで準優勝するなどもはや日本を代表するチームのひとつであるデンソー、そのバスケはトヨタやラビッツなどで見られる韓国流スクリーンバスケットではなく、各ポジションに比較的オーソドックスな選手を揃えた布陣ながら、そのラインナップはかなり強力です。

ゲームメイクに徹する#35小畑はベテランのガードで、現在リーグのアシスト王。彼女がデンソーの目指すトランジションバスケットの要となる。アウトサイドからリングを狙うのはシューターの#10藤原、チームの放つ3ポイントの4割以上が彼女によるもので、外からのオフェンスの核になります。藤原が175センチですから、172センチの君山をコンバートしようする荒HCの思惑も理解できるというもの。

そしてゴール下に構えるのが#8高田(真)、リーグのスコアリングリーダーであり、スティール1位、FG率2位、リバウンド3位、ブロックショット4位、FT率5位と、まさにリーグを代表するインサイドプレイヤーです。彼女のプレーの存在感は凄いですね。横浜のバーレルみたい。

この3人、つまりゲームを作るガード、インサイドを支配するポストプレイヤー、アウトサイドからシュートを決めるフォワード。各選手の能力もさることながら、バスケットの基本となる縦のポジションで計算できる選手が揃っているデンソー、更にベテランから若手までのバランスもよく、スタメンからベンチまでの層も厚い。

このリーグで頂点を目指すのであれば、やはりこれだけのメンバーを揃えることが必要なようです。

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さて話は変わってbjの横浜戦。チーム名はビー・コルセアーズ。その訳し方?が「ビーコル」であることを知ったのは最近の話。

リーグで中位に位置する横浜、しかし新潟はアウェイでの横浜戦で1勝1敗と分けています。チームにはbjではお馴染みの蒲谷がいて、JBLから来た山田がいて、オールスターのバーレルがいる。そして元新潟コンビの青木、堀田もロスターに名を連ねます。

が、基本的には始めて生で見るチームということもあり、情報に乏しい。そんな訳で試合スタート。

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ディフェンスはいずれもマンツーマン。ボールがティップされ、横浜がポストでバーレルにボールを入れると、根東がアホみたいな勢いでダブルチームに飛んでくる。もうボディアタックしそうな勢いでダブルチームを仕掛け、ボールをバーレルの手から離させる。

バーレルは名門セントジョンズ大を卒業したばかりのフォワードで、シニアである去年はビッグイーストカンファレンスで6thマン賞をもらっています。ベンチスタートながらスタッツは10pts、6rebと堅実で、彼の強さはこのシリーズを通じて何度となく感じさせられることになります。また去年の横浜アウェイのシリーズでもこのバーレルには活躍を許しており、この2試合でもチームリバウンドでは負けていたこともあり、インサイドでのプレーがポイントになります。

新潟で攻めるのはマキシー。同じビッグイーストのプロビデンス大出身の彼は、当時のスタッツではともかくキャリアと経験でバーレルを上回る。攻守ともにアグレッシブなプレーでチームを引っ張るが、横浜も上手くダブルチームからのパスを捌いて得点。第1Qはこのままの流れが続く。

新潟が苦しいのはホルムでインサイドを攻め切れないところ。白人ビッグマンのマクファーランド、彼は216センチとサイズはあるものの、彼ならホルムのパワーで押し勝てる。ところがバーレル相手では苦しい。身長は207センチですがバーレルの強さは別格で、パワフルなホルムでさえ苦戦する場面が目立つ。この2人のマッチアップはかなり見応えがありました。新潟はやむなくコートを広く使ったオフェンスとトランジションで攻めるが、シュートを決め切れない。

横浜もミスが続き得点が伸びないが、最後にバーレルが3ポイントを決めて21-18とリードし第1Qを終了。

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お互いにリバウンドが同数(7-7)、アシストも同じ(5-5)、シュート確率もほぼ同じ(新潟8/15、横浜9/15)なので点差は離れませんが、新潟ではマキシーが10ptsと奮闘。これがデビュー戦となるベネットも早速得点しています。

一方の横浜も6人が得点と、バランスよく攻めています。

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横浜は負担の大きいバーレルをベンチに座らせて第2Qをスタート。ここを突け込むのが新潟、ホルムがリバウンドからボールをバスケットに押し込むと、池田の3ポイント、そして速攻から小松の3ポイントと一気の8連続得点。26-24と逆転された横浜はタイムアウト(8:10)、やむなくバーレルをコートに戻します。

ここからしばらく均衡状態が続くものの、オフィシャルタイムアウト後から一気に流れに乗ったのが新潟。バーレルが孤軍奮闘になりがちな横浜に対し、新潟はアウトサイドからのシュートが効果的に決まる。池田、鳴海、マーリーらのミドルで得点を重ね、ディフェンスが広くなれば今度はマキシーがゴール下で得点。

横浜は新潟の2-3ゾーンを攻めきれず、インサイドを封じられて、そこからアウトサイドの確率が落ちるという悪循環もありオフェンスが停滞。

新潟は最後に鳴海の3ポイントが決まり46-37と逆転しハーフタイムへ。

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このQはとにかく新潟のシュートがよく決まり、3ポイント4/6を含むFGが11/18、FTも2/2としっかり決めてオフェンスが機能し、守ってはバーレル、ファイらにインサイドで得点される場面もあったものの、ディフェンスでよく守りリバウンドも勝り(10-8)、一気にリードを広げました。

横浜は新潟のゾーンを相手にチームオフェンスを機能させることが出来ず、また3ポイントが1/6とこの状況を打破出来ませんでした。

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後半に入ると前半以上にフィジカルで激しい展開が続く。新潟が池田の3ポイントやホルムのゴール下バスカン、マキシーのジャンプシュートで得点し、更にプレス気味のディフェンスで横浜にアタック。

横浜もマクファーランド、バーレルのインサイドを軸に山田のドライブが効果的に決まり、点差は離れない。

終盤にかけて新潟のアウトサイドの確率が落ちてくると、横浜はシモンズの連続得点もあり追い上げる。新潟は終盤にホルム、マキシーのインサイドアタックで何とか踏ん張り、65-60とリードを保って第3Qを終了。

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お互いに完全にバランスを崩すまでは行かないまでも、横浜は第2Qの不調からリズムを取り戻しました。ベースとなっているのはインサイド、ここからの展開で山田のドライブがよく決まります。彼の緩急のある動きはいいですね。bjのバスケに合っているのでしょう。

新潟は3ポイントの確率が2/8と落ちてきましたが、リバウンドで9-15とビハインドになってしまったのが痛い。ここまでのトータルでも26-30と逆転されてしまいました。前回のシリーズでもリバウンドがカギとなっているだけに、ここは踏ん張りたい部分。

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第4Qの立ち上がりはお互い厳しいディフェンスで守り合う展開。新潟は小松の3ポイントやベネットのゴール下が決まるが、横浜も蒲谷のFTやシモンズのオフェンスリバウンドで何とか粘る。得点が動くのはオフィシャルタイムアウトの後から(4:41)。

新潟は小松の3ポイントに続いてベネットのミドル、そしてマーリーのドライブからのFTとホルムのゴール下とチームの役者が揃う。

横浜もバーレルを中心になんとか得点するが、新潟の勢いと止めるには至らない。終盤、マーリーからのパスが綺麗に通り、ホルムが両手でダンクを叩きこんで試合は決まる。横浜はファウルゲームで粘るも点差は縮まらず、最後に小松の3ポイントでダメ押し。94-78の16点差で新潟が勝利を収めました。

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試合を通せばインサイドは拮抗しており、リバウンドはほぼ同じですが(新潟の37-38)、新潟の3ポイントがよく決まり(9/20:45%)、そしてよりリングに積極的にアタックしてFTを19/22と確実に決めたのがこの点差に繋がりました。

ホルムがいつものような存在感を発揮できない中(それでも14pts、11reb)、マキシー21pts、マーリー14pts、そしてアウトサイドからは池田が19pts、小松が12ptsとバランスよく得点。

この試合は池田のタッチが良かった。横浜も池田を止めるべく準備してきたと思いますが、この日は池田が上回りました。面白かったのは木村とのマッチアップ。ちょうど目の前で1on1の場面を見れたのですが、3ポイントの外0度で池田がボールを持ち、木村が守る場面がありました。細かくフェイクを入れながら、フロアバランスを見つつリングを狙う池田と、これを止めようとする木村。しかし、木村が完全にビビっているのが分かりました。逆に池田の表情からは余裕が見える。木村は池田との間合いを詰めようとする。しかし、あと1歩が出ない。いや、あと10センチ、5センチでいいのです。抜くか抜かれるか、打たれるか打たれないか、この間合で5センチの差は大きい。木村は分かっていたはずです、これではダメだと。あと5センチ前に出たい。でも出るとやられる。目の前の池田も、もちろんそれが分かる。ディフェンスはプレッシャーをかけてくるけど、怖くはない。主導権はこちらにある。結果、池田の放ったシュートはネットを揺らし、それを見た木村は肩を落とす。自分で出来るギリギリまでやったけど、それでも決められてしまう。この試合で何度かそんな場面を見たのですが、これが翌日の、よりタイトなディフェンスへと繋がります。

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一方の横浜はバーレル20pts、11reb、マクファーランド14pts、アウトサイドからは山田16pts、木村10ptsらの活躍があったのですが、チーム全体としてあと1歩オプションが足りませんでした。

ひとつ感じたのは、チームとしてのプレーがあまり機能しないこと。外国人はコントロールを失いがちで、そんな精神状態ではチームとしてのコミュニケーションが十分なはずもなく、そしてもちろん、そのような状態のチームは怖くない。圧倒的な能力の選手がいるのに、チームとしての怖さを感じない。この日の横浜は、過去に何度となくみてきたbjにありがちなチームのひとつに見えました。

果たして、次の試合はどうなるのか。

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翌日曜の試合。横浜は前日、ブロックショットに跳んだ勢いで激しく転倒したマクファーランドがベンチスタート。しかしすぐに出てきたので大きな問題はないようです。

特にペイントエリアでフィジカルな戦いが続いたこともあり、荒れ気味だった前日の試合は、テクニカルが3つあったのですが(新潟2、横浜1)、この試合は開始2分でいきなり横浜にテクニカル2つです。新潟は池田の3ポイントバスカンによる4ポイントプレーも含め、11-2とジャンプスタート。

ここで崩れず踏ん張ったのがこの日の横浜。バーレルに対するタイトなディフェンスをよく見てボールを捌き、パスをよく回してリングを狙う。マクファーランドがファウルでベンチに戻っても、代わった青木が3ポイントを決めるなどシュートがよく決まります。

新潟も池田のミドルやホルムのゴール下、マーリーの3ポイントが決まるが、横浜を引っ張るのは蒲谷。チャンスがあれば迷わずアウトサイドからシュートを放ち、ディフェンスのギャップを見つければドライブでFTをもらう。

終盤、新潟では公威がボールに絡む。前日の復帰戦では空気だった公威、この日は速攻からもらったFTをしっかりと決め、そしてタイムアップ寸前には味方のシュートミスに飛び込んでティップし、これが小松の得点に繋がる。ここで第1Qが終了、新潟が26-22とリードしています。

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この日もバランスのいいオフェンスを見せる新潟、ガードのマーリー(8pts)、フォワードの池田(6pts)、センターのホルム(6pts)とボールがよく動きます。リバウンドで8-11とビハインドなのは懸念ですが、FTを7/8としっかり決めているのは大きい。

横浜を引っ張るのは前日5ptsに終わった蒲谷、このQだけで既に10ptsですが、3ポイント2/2、2ポイント1/1、FT2/2とパーフェクトなプレー。同じくベンチから出た青木、マクファーランド、シェイも得点に絡んでおり、前日よりボールが良く動いてます。

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前日はこの第2Qで崩れた横浜、この日は積極的に仕掛ける。ディフェンスでは上からプレスであたってそこからゾーンを組むと、新潟はこのディフェンスを攻められない。オフェンスではバーレル。ポストからの得点と速攻からのバスカンを決め、一人で7連続得点。ディフェンスとコンタクトしても彼の体とシュートタッチは全くブレません。格闘技とかやったほうがいいんじゃないか?と思うくらい、彼の強さは尋常ではない。

この後しばらくはお互いに得点が止まる。新潟は引き続き横浜ディフェンスを攻めきれず、一方の横浜もバーレルがベンチにいたこともあり得点が伸びない。それでも山田のドライブからFT、そして久山の3ポイントとこの日は日本人選手がよく得点に絡む。

オフィシャルタイムアウト後も重たい流れは変わらないが、苦しいシュートがやっと決まる新潟に対し、横浜はアウトサイドを次々と決める。蒲谷、木村、そして山田と着実にシュートチャンスを生かし、ハーフタイムでは横浜が44-39と逆転しました。

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出だしに公威のミドルショットが決まり、これで勢いに乗るかと思われた新潟、しかしオフェンスのリズムに乗れませんでした。このQはずっとホルムが出ていましたがインサイドまでボールを回せず、ゾーンとマンツーを切り替える横浜のコンビネーションディフェンスを攻めきれませんでした。FGは5/16と4割を切り、そして懸念だったリバウンドは8-18と、更にビハインドになっています。

横浜はチームでオフェンスリバウンドが9もあり、FTを新潟より9回も多くもらっただけでなく(FTAは横浜の12-3)、3ポイントを3/6と確実に決めてこのQを22-13と大きくリードしました。

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フィジカルにプレーしてくる横浜に対し、新潟も後半の出だしから激しいプレーで応戦します。ホルム、マキシーらがポストでボールに絡みますが、その勢いを止めるのがバーレル。ゴール近辺で確実に得点し、ここに山田の3ポイントと木村の速攻が続く。この日の横浜な中に外と、とにかくバランスがいい。

中盤はお互いに得点が止まりますが、横浜は再び勢いに乗ります。バーレルがオフェンスリバウンドからダンクを決めると、蒲谷の速攻にドライブ、マクファーランドがミドルを決めたかと思えば、今度は味方のシュートミスをティップインダンクで叩きこむ。

新潟もホルムがゴール下で奮闘しFTで得点を稼ぐも、横浜は再び久山が3ポイントを決めるなどベンチも含めて日本人選手が着実に得点を重ねる。横浜が68-54とリードを広げて第3Qを終了。

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引き続きリバウンドでリードする横浜、このQは11-6、試合では40-22とほぼ倍のリバウンドを取っています。このインサイドでの優位をベースに、FGを11/19と確実に決めた横浜が24-15と更にリードを広げました。このQでは、蒲谷、木村、山田、久山の日本人4人でFG6/8という素晴らしいシューティングパフォーマンスを披露しています。

新潟はこのQのFGを2/10と、完全にリズムを失いました。インサイドを中心にFTで11/12と稼いだおかげでなんとかゲームになっていますが、このQはアシストも無く、ターンオーバーは4。14点ダウンは決して逆転が難しい数字ではありませんが、ここまでの内容ではかなり厳しい。特に横浜のビッグマンを使ったピックアンドロールに対するディフェンスの対応は後手になっており、これが横浜の日本人選手の得点を許す要因にもなっています。

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第4Qもフィジカルな戦いが続く。ただし、基本的には横浜がゴール下で優位に立っています。

新潟にとって痛かったのは、池田が立て続けに3つ目と4つ目のファウルを吹かれ、またこの前後で(恐らく)目を負傷したこと。ここでも3ポイントを1本決めているのですが、前日より更にタイトなディフェンスが続いており、眼の前までチェックがはいる厳しいディフェンスに苦しめられていました。この試合かな?シュートに対するチェックで完全にディフェンスの手が顔にぶつかっているのに、ファウルを取られない場面もありました。

インサイドの優位を失い、エースのシューターも欠ける状態ではさすがに苦しい。佐藤(優)、小松らのシュートも決まりますが、点差を詰めるには至らない。

横浜は引き続きアウトサイドが好調。山田が連続でロングシュートを決めると、バーレルも3ポイントで続く。終盤のFTも確実に決め、横浜が95-75で見事な勝利を収めました。

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前日はインサイドでトントンで新潟のアウトサイドが良かった、という感じでしたが、この日は横浜がインサイドを支配しただけでなく、アウトサイドでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

横浜の日本人選手は合計で54ptsを記録。蒲谷の21pts、山田の19ptsだけでなく、木村、青木、久山と要所要所で大事なシュートを決めてきました。3ポイントも8/15と前日の新潟を上回る確率でした。

そのベースとなったのが53-32という圧倒的なリバンドでのアドバンテージ、そしてアタッキングな姿勢から導きだされたFTA30という数字でした。

新潟は試合の立ち上がり以外は常に劣勢に立たされ、ディフェンスでは守りきれず、相手に得点を決められるのでトランジションも出せず、という悪循環に陥り、これを最後まで打破出来ませんでした。

そんな中でもホルム、池田、マキシー、小松ら主力は数字を残しており、ディフェンスとリバウンドで課題は残りましたが新戦力のベネットが加わり、そして公威の復帰とあって僅かながらチームのバランスが崩れたのかもしれません。ベネットはまだこのリーグに慣れておらず、公威は見ての通り動けません。この2人の存在によってここまで好調だったチームバランスが多少、変化しているようですが、シーズン中は時間が必要なこともあります。

例えば根東は出場時間が減り、明らかに印象が薄くなっているのですが、この時間の中で今まで通りのパフォーマンスを披露するのが彼の課題であり、同様に、ローテーションに加わる選手も、その時間の中で最大の結果を出すことが求められます。

個人的には、横浜のこの素晴らしいパフォーマンスはシーズン中でも稀にみるものであり、この敗戦をネガティブに受け止めるより、長いシーズンにおける道のりの一つと受け止められるように思います。もちろん、勝つに越したことは無いんですけどね。

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とは言え、横浜が素晴らしい試合を見せてくれたのは事実です。

バーレルの強さは何とも表現しがたい。かつてゴードン・ジェームズ(埼玉)のリバウンドの凄まじさに圧倒されたことがありますが、バーレルはより多くの面で洗練されており、そして何度も繰り返しますが、体が強い。強すぎる。

新潟ではマキシーの強さが印象的ですが、そのマキシーを更に強くして大きくした感じです。あれだけガッチリとポジションを取れる選手は、bjでも限られているでしょう。体が強いだけでなくボディバランスに優れ、更にシュートタッチもいい。リバウンドを取った後も空中でまだ上昇?している選手は久しぶりに見たかも。

センターのマクファーランドは白人のビッグマンらしく堅実なプレーを見せる。ちょっと線は細いけど、ゴール下では計算出来る選手。

ファイは延岡学園、関東学院大と活躍したセネガリアンですが、まだ若いせいか、メンタル的な課題があるようです。日本の学生界ならともかく、ここbjでフィジカル的なアドバンテージはあまりありませんから、あとはどれだけスマートにプレーできるのか?ここが彼の課題になりそうです。

このファイとシモンズ、シェイの3人が、上記2人のビッグマンに続いてどれくらい安定したプレーを出来るのかが、チームの勝敗に大きく影響します。

同様に、日本人ではシューターの蒲谷、トリッキーなボールコントロールと得点力のある山田、この2人は計算できるにしても、これに続く木村、久山がどこまでチームに貢献出来るのか。青木、堀田のベテランコンビは堅実なプレーでチームをサポートする役割を求められるでしょうから、若い選手達がどこまで思い切ってプレー出来るかが興味をひくところです。

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しかしこのシリーズは、両チームとも持ち味が出ており、とても楽しめる週末だったと思います。土曜は新潟、日曜は横浜といずれも素晴らしいパフォーマンスが見れましたし、長岡出身の公威がコートに戻り、新加入のベネットもデビューするなどトピックもありました。

フィジカルで激しい戦いは見応えがありましたが、テクニカルファウルは多すぎかもしれません(ちなみに新潟の高森通訳/マネがテクニカルを取られたのは初めてでは?)。

アルビが次に長岡でやるときには、アオーレ長岡のお披露目シリーズともなるのでこれも楽しみです。駅直結のアリーナにして、4,500人収容ですからね。雰囲気も含めて、期待しております。

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