11月19日(土曜)サンロッカーズ渋谷対三遠ネオフェニックス

Bリーグ(1部)サンロッカーズ渋谷はホーム(青山学院大学)で三遠ネオフェニックス対戦した。
試合結果と会見は以下の通り。

11月19日試合結果とスタッツ

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11月19日記者会見(三遠は藤田ヘッドコーチ。渋谷はBTテーブスヘッドコーチ、伊藤、チャド選手)

三遠ネオフェニックス 藤田弘輝ヘッドコーチ

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-今日の試合を振り返って
相手がアグレッシブにプレイした試合だったと思う。ディフェンスリバウンドが取れないことには試合に勝つことは出来ないし、相手の方が(リングに)アタックもしていたし、(渋谷の)2-3ゾーンに対しても消極的だったので、明日はプライドを持ってしっかり戦いたい。
土曜日に初めて敗戦で、明日は新しいチャレンジということで、良い試合ができればと思っている。

-オフェンスリバウンドを取っていたがアタックしきれなかったの
オフェンスリバウンドはそこまで重要視していないので、あまり印象には残っていない。それより相手のオフェンスリバウンド(三遠のディフェンスリバウンド)を止めることができるかが明日は重要になってくる。新加入のポスチュマス選手に効率よく18点も取られると厳しいと思うので、ポスト(の選手)はもう少しディフェンス、プライドを持ってチームの約束事を実行してほしい。

-ディフェンスでタフショットを打たせたり良い部分はあったのでは
うーん。ディフェンスでは色々と言いたいことがある。2メン(2対2)ゲームのディフェンス、相手の伊藤、広瀬選手がアグレッシブにアタックしているし、相手の方がサイズ、手の長さ、力も強いし、身体能力も高いので、こちらはしっかりエクセキューション(実行)しないと戦うことはできない。明日は相手の身体能力にまさるチームバスケットをしたいと思う。

-外国籍選手一人居ない(ジョシュ・チルドレス選手の登録が完了していない)ことは影響しているか
少なからず。(外国背選手に加え)帰化選手のアイラ、満原選手と3人のビックマンを長い時間帯使ってくるので、難しいところはあったがそこが勝ち負けの部分ではなかった。ポスチュマス選手にポストでやられ過ぎてはいけないし、ディフェンスリバウンドも取らなくてはならない。
チルドレスが試合に出るまでに良い状態で向かい入れることが出来ればと思う。

-アシスト17でターンオーバー11。オフェンスそのものは悪くなかったと思うが、やはり相手のオフェンスリバウンドとディフェンスに問題があった
点数に対してのアシストは多かったが、相手がゾーンディフェンスを組んでいたので、ゾーンオフェンスの中心となるペイントにボールを入れないと厳しい。うちの一番に武器であるトランジション(攻守の切り替え)がディフェンスリバウンドを取れないことことから出来なかった。明日はそれ(トランジション)をしたいと思う。

-試合開始のつまづきが大きかった
正直相手が40分間ゾーンディフェンスをしてくるとは思っていなかった。それはうちのマンツーマンオフェンスに対する敬意だと受け止めて、明日はしっかりゾーンの準備をしたいと思う。

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サンロッカーズ渋谷 BTテーブス ヘッドコーチ

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-今日の試合を振り返って
勝つことができて嬉しい。シーズン途中で2週間試合がなかったので、休み明けの1試合目で勝てたことは良かった。
勝利することの他に用意していた目標、ペイントエリアでの得点とターンオーバーを減らすこと。
ペイントはチャド(ポスチュマス)の加入も大きいが他の選手たちも頑張っていた。ターンオーバーの数も少なかったことも勝つ要因だったと思う。
バランスも良く、6人の選手が二桁得点に近い数字を得ていたし、リバウンドも全員でシェアしていた。エースに頼るのではなくチーム(バスケ)で出来ていることが大きい。

-チャド(ポスチュマス)選手の良さは
全てを完璧にこなすという訳ではないが、サイズを活かし、走力があり、ハードワークが良いところ。ペイントエリアでシンプルにプレイする。器用な選手が多い中で彼のようにシンプルにプレイする選手の存在は大きい。

-終始2-3ゾーンだったが、チャド選手加入が影響したことか
シーズンを通してゾーンをしている。チャド選手の加入ということではない。三遠はマンツーマンオフェンスが素晴らしいので、自分たちのリズムを作る意味でもゾーンオフェンスの実行した。

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伊藤駿選手

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-今日の試合を振り返って
前回は1勝1敗と星を分けたこともあり、それにプラスして今月(11月)の5試合はオールジャパンの振り分けがかかった大事に一戦になるので気合が入った。勝ちに貪欲にいった結果が勝利に繋がったと思う。

-自身のプレイについて
いつも通り積極的にシュートも打ったが、それ以上に相手の外国籍選手が一人不在の時間帯にどれくらい上手く攻めるかを課題にしたが、それが上手くいったと思う。
納得できる試合展開だった。

-ポイントガードとして上手くコントロール出来た
上手くいったと思います。

-新加入のチャド選手の印象について
言ったことを忠実にやってくれる選手。非常に(チームに)プラスになっている。
この1週間くらい練習して、彼自身もインタビューで言っていますが、チームのためにプレイすると。役割を理解しているので、やりやすい部分が多い。

-テーブスヘッドコーチの考えているバスケにあっている
もう少しインサイドにシフトして、時にはアウトサイドで打つことも織り交ぜながらやっているので、その核になる選手だと思う。その部分ではフィットしている。

-1ヶ月ぶりの渋谷のホームゲームで2000人超えるお客さんが入ったが
嬉しかった。前回流山でのホームゲームの観客が少なく、負けが込むとお客さんも少なくなるので、やはり勝たないといけないなと実感した。シュートを決めてファンからの声援が聞こえると嬉しいし後押しになる。
2000人以上入ったということはそれだけ注目されていると思っている。

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チャド・ポスチュマス選手

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-試合前のヘッドコーチの指示はそのようなものだったのか
自分ができる簡単なことにフォーカスしてプレイするよう指示された。リバウンド、走ること、ディフェンスに集中すること、あとは正しいポジションでプレイすること。

-18得点9リバウンドの出来について
もっとリバウンドは取ることが出来たと思う。

-B2とB1の違いは
2シーズン前にレバンガ北海道でプレイしていたが、今のほうが良いリーグになっていると思う。
B2と比較すると日本人選手の能力の違いを感じるし、競争力のあるリーグになっている。

-鹿児島と比較して観客や会場の雰囲気に違いがあるか
鹿児島でも観客の多い試合がもあったが、全体の雰囲気はB1も良いと思う。

-サンロッカーズ渋谷についての印象
ファンの雰囲気も素晴らしいし、チームのスタイルもNCAA時代に似て好きな部分が多い。それもあってアジャストすることにそれほど大変ではなかった。

-ヘッドコーチと同郷だが、どのような印象をもっているか
同郷ではあるが、私が小さいときに既に日本に行ってしまっていたので、クリニックで数回会う程度で大きな接点はなかった。同じホームタウンの人間が一緒にプレイしているのは不思議な感覚でもある。

-合流して1週間くらいだがチームのアジャストできているか
コーチが自分に合わせてくれているし、ちょうど良いタイミングで2週間試合がなかったので、その1週間は上手く使えることは出来たと思う。
他の選手もそうだが、自分がやりやすいようにプレイさせてくれているのは有り難いことだ。

-チームに来たことで何をもたらすことができると思うか
リバウンド、1対1でのポストプレイでスコアすることと相手ポストのディフェンス。